昨日のきんぴら、今日の味噌漬け

祖師ヶ谷大蔵!』

 

2014年11月23日●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

〈最近どうしてる?〉

「(笑) メディアにあんまり出なくなるとこういうこと言われるのね」

たとえば書いてるお仕事だったり、「言えない仕事もいっぱいあるのよ」と前置きしたうえで、 プライベート的な面で言うと釣りをしたり料理をしたり本を読んだり(「このあと話すかもしんないけど」)いろいろやってる。そんな中、最近は「手を出してはいけない二大巨頭」のうちのひとつ、「アメドラ」に手を出してしまったそうと言う部長(もうひとつはゲーム)。アメドラは1シーズンで13時間いってしまうのでわざと敬遠していた。もともと『HEROES』は観ていたけれど、なんか先延ばしにしている感じがしていやだなと思っていたんだとか。映画のきっちり2時間でまとめるといった方が好きなので避けていたものの、「加藤さん、映画好きをいくら語ったってアメドラ観てないやつはいま言えないよ」と指摘されてしまった。いわく、最近ではアメドラ観てないくせに映画語るな、映画ファンを名乗るな、となってしまうんだとか。

特に、部長の周りの男性陣の間で人気のアメドラ二大巨頭(「二大巨頭ばっかですけど(笑)」)が『ブレイキング・バッド』。余命宣告をされた科学の先生が家族に遺産を残すために麻薬を作るというお話で、シーズン6くらいまである。だいたい尻すぼみになると言われているアメドラだけど、本作は最後の最後、特にシーズン5・6が一番盛り上がるんだそう。部長自身はまだ『ブレイキング・バッド』は手を出しておらず、二大巨頭のうちのもう一方『ハウス・オブ・カード』を視聴した。『ソーシャル・ネットワーク』などでも知られるデヴィッド・フィンチャー監督の作品で、部長はフィンチャー監督も、主演のケヴィン・スペイシーも大好きだそう。ネットで全話配信していたことで話題になり、日本ではいまシーズン2までDVDが出ている。周りでこの『ハウス・オブ・カード』からアメドラを観始めた人が3日後くらいには「観た方がいい!加藤さん!」と勧めてくるらしい(笑) そう言われてしまったからには観なければと、いま9話まで視聴し、残り4話。「はっきり言ってね、ちょうおもしろい。これアメドラの話…アメドラ部!(笑)」

アメドラ部を立ち上げようかとまで考えてしまったらしい部長、「でもアメドラは女の人の方が好きだよね、ラブロマンスの多い方」と言いつつ、しばらくアメドラの話が続くかもしれないと、予期せぬアメドラ熱を語っていた。

 

・音楽部

アウル・シティー×SEKAI NO OWARI『トーキョー/TOKYO』

音楽のはまりの良い土地:東京

音楽のはまりの良くない土地例:「武蔵野!」「祖師ヶ谷大蔵!」「新丸子!」

 

・おたより

〈部長の影響でハンドブレンダーが気になるけど、どれにしようか迷ってます。部長は多機能派?〉

部長の使っているハンドブレンダーは2台目。もうちょっとあってもいいかなと多機能派にしたけれど、シンプルなものでも十分。ミキサーを持っていないのでそれでミキサーの代わりにしている。多機能ハンドブレンダーだと野菜を入れる穴に野菜を入れて千切りやスライスしたり(「あんまりきれいにいかないけど」)できるけれど、なくても別に困らない。

この前はハンドブレンダーを使って海老真薯を作ったそう。「なにしてんだろおれ?って思って。ひとりで夜な夜な海老真薯作って(笑) なんでおれ自分のために海老真薯作ってんだろうな~みたいな」いわく、せっかく買ったから作りたくなったんだとか。

そういう話をよくする雑誌のライターさんと、いま一番アツいのはこのシリーズだとワイヤレスだという話になった。その人は海外のキッチン用品に詳しく、最近は冷凍したままステーキができる機械を買ったとか。どういうシステムかわからないけど中まで火が通るので、前日から解凍したりといった手間が省けるうえ、おいしいんだそう。「さすがアメリカ人!ステーキ大国」

いかんせんそういう機械はデカいため、残念ながらキッチンがパンパンな部長宅には迎えられず…。最近の部長は、ミキサーはないと言ったもののスムージー生活が気になっているらしい。朝が食べられず、ジムに行くのは昼過ぎが多く、運動の1、2時間前は食べられなかったりするので昼食が遅れがち。そんなときにスムージーで朝食にできるならいいよなあと気になっているんだそう。スムージー生活したいと言ってる人に対して「OLじゃないんだから」と言ってきたけど、「おれOLになろうかなと思って(笑)」

 

それと最近、釣りにもけっこう行っていると言う部長。まぐろが全然釣れなかったので「釣れる釣りがしたい」ということで、イカ・鯛を釣る釣りに行き、部長自身はイカしか釣れなかったけれど鯛を釣った人からもらったりした。そのときに八百屋の友人から「野菜いらない?」という電話をもらい、無農薬・無肥料のレンコンとサトイモがあるというので釣りをしたあとにその友人の八百屋に向かった。レンコンとサトイモをもらい、お返しに「さばけないかもしれないけど頑張って!内臓だけ取っといて」とイカと鯛をあげるという物々交換をしてきたらしい。

「イカとサトイモあったら煮ちゃうぜ~!」というテンションで(笑)、男の一人暮らしではなかなか使わないサトイモを使って料理をしたんだとか。いまは時期が時期なのですでに剥いてあるサトイモがコンビニとかでも売っているけれど、もらったものは無農薬・無肥料のためサイズもばらばらだったり。それを1個1個剥いて、サトイモって剥くのむずいな~と思ったとか。チンすれば簡単に剥けるけれどどうしても形が悪くなってしまうのと、サトイモの角ばった感じが好きなのでちょっとずつ包丁で角ばらせた。「6面体とかあるじゃないですか、じゃなくて16面体ぐらいのパターンで(笑)」

レンコンの方もきんぴらにしたりはさみ揚げにしたりして、おいしくいただいたそう。釣り関連では、収録の前の日もスズキを釣りに行った話も。スズキはおいしいときはすごくおいしいけれど工業地帯の近くなどのダメなところで釣ると泥の臭いなどでやはり臭いので、開いたあとにいろいろと下処理をしなくちゃいけない。けれどこの時期のスズキは沖から入ってくるのでおいしいんだとか。「もうふわっふわっす」

スズキの調理法の理想は西京焼きだけれど西京味噌はないので、味噌漬けにして、4日ぐらいかけて食べること。味噌漬けと塩麹漬けが一番良いと断言する部長、スズキを食べる機会はあまりないかもしれないけど、と、おすすめしていた。

 

「なんかそんな話で終わっちゃいそうだな…」ということで、最後に漫画の話。

「僕あんまり恋愛…少女漫画みたいのは読まないかなあと思ってた」けれど、先日『アオハライド』を読んだ。美容師さんに頭を洗われながら「加藤さん『アオハライド』読んでます?」と言われ、「いやいや読んでないよ!読んでなさそうでしょどう見ても」と返したところ「絶対おもしろいんで見てください」とおすすめされたそう。別の友人からも「『アオハライド』おもしろいから貸す!」と、全巻一気に貸され、そうなると読まないわけにはいかないので読んだところ、おもしろかった。「きゅ↑んきゅんしちゃった(笑)」

きゅんきゅんしちゃったけど、『恋愛小説(仮)』は全然きゅんきゅんしないと思うので、作り手と読むことの違いだねと結論付ける部長。『アオハライド』は映画もやるし、おすすめとのこと。

 

○主観

個人的にアメドラは『CSI』シリーズがすっげーーーーーSUKI……いつか部長にも観てほしい…。日本の刑事ドラマにありがちな義理!人情!崖の上!みたいなのがあんまりなくて、証拠から理論的に犯人を突き止めることを軸としてるのが本当にぞくぞくするほど好き。アメドラ部ぜひ作ってほしいなーーーめっちゃおたより出しちゃう。ちなみに『CSI』シリーズはNYが一番好きなのと、アダム・ロス神推し。いま地上波で放映されてる『ホワイトカラー』もおもしろくてはまってる。

部長が料理のお話するたびに思うけど、ほんと料理できる男の人って素敵だし、自分もいいかげん習得しなくちゃって。料理なんて家庭科の調理実習ぐらいでしかやったことないから、お仕事始まって一人暮らしするようになったら本気で練習しなきゃ。女子力どうこうよりも、人間としてなんか恥ずかしくなってくる。がんばろっ♡(女子力)