略してKGY

『思ってる(巻き舌)次第でございやす』

 

2014年11月30日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

11月最後の放送、まずは「みなさん存じ上げているでしょう」、2015年1月7日にリリースされるニューシングル『KAGUYA(「ケーエージーユーワイエー、か・ぐ・や」)』の話。日本最古の物語であるかぐや姫をモチーフにした壮大なラブソングで、歌詞には古語が使われつつ、オケはすごくエレクトリックな部分もあり、サイバーでありスペイシーであり…な曲。「こればっかり言うなあっていまメンバーにね、『おまえサイバーとかスペイシーとかでごまかすなよ!』ってこないだ言われて(笑) じゃあおまえら説明しろやって話なんですけどね(笑)」

でもまさにそうで、プラス琴の音が鳴ったり斬新な曲に仕上がったのでぜひ楽しみにしていてほしい。また、「それだけじゃない!びっくりするような方と一緒にお仕事させてもらいました」と言う通り、MVの監督・ジャケット撮影はあの蜷川実花さんに撮っていただいた。もともとコンセプトがしっかりしていたので、プロデューサーがそのコンセプトにぴったりなんじゃないかとオファーしたんだとか。蜷川さんも快く引き受けてくださり、初めてお仕事したけれど現場も楽しかったと語る部長。意外なことに蜷川さんは「和」をテーマにPVを撮影したのは初めてとのこと。映画『さくらん』や写真などで艶やか・和なイメージがあるけれど、MVでは初めてと知ってびっくりした。NEWS・蜷川さんともにお互い初挑戦な部分もあり、かつ得意ジャンルを生かしている。

MVではダンスをしているけれど(「言ってもいいのかなー」)そこで小道具として番傘を使用しており、NEWSにとってもおもしろい、新しい試みになった。「少し先にはなりますが楽しみにしていてほしいなと思います」

形態は初回A・B・通常の3種類で、初回A盤にはメイキングありのDVDが付いたり、他にもブックレットや新しい曲が入ったりするのでぜひ諸々チェックしてほしいと「思ってる(巻き舌)次第でございやす!オープニングはこんなもんかな、ちょっと宣伝になってしまいましたが」

このあとも宣伝したいことがあるのでぜひ最後まで聴いてね!

 

・音楽部

今回はめずらしく韓国の歌。Zion.T「Babay feat.Gaeko」

かっこいいを連呼する部長「かっこいいしか言ってない(笑)」

 

・おたより

『恋愛小説(仮)』の感想から。

〈主人公がどうなってしまうのかドキドキしながら読みました。しげさんの小説大好きです、これからも楽しみにしてます〉

「ありがとうございます!」

〈回想へのもっていき方が非常に優れています(「ありがとうございます」)。加藤くんの小説で泣いたのはこれが初めてです〉

「ありがたいですね~」同じような意見がたくさん来ていることに感謝しきりのしげ部長。

フロイトオーバードーズについては調べましたか?雨と雷が激しいラストが好みでした。素敵な小説をありがとうございました〉

こちらの感想は200字で書いてくれたそう。同じように小説に合わせて200字で感想を書いた人がけっこういて、「200字で書くって難しいですね」という感想をいっぱいもらった。部長自身は執筆の際、逆に200字にいかなくて「やばいどういう話にしよう!?」とちょっと思っていたらしい(笑) どうしても「夢の中で会いたい、200文字以内なら叶う」という心境だと、普通だったら200文字パンパンで書くだろうな~と思い、なるべくぴったりにしよう!と思っていたそう。けれどなかなか難しく、試行錯誤しつつ、組み替えたり足したりしていた。フロイトについて改めて調べたりはしていないけれど、大学生のときにユングフロイトについての文献を読んでいたり、心理学の講義を取っていたりしていたそう。哲学もちょこちょこ好きでときどき読んでいる。

〈生と性、恋は欠かせないもので、部長の小説にも普遍的なテーマとして随所に織り込まれているような気がします(「ほう」)。悲しい結末だったけれど、今回の結末もリアルで好きでした〉

「悲しいエンディングにしがちだよねおれ(笑)」と言う通り、短編は悲しいエンディングの集まりになっているとおたよりに同意する部長。

〈こんな恋もあるんだなと思いました。思わず『夢で逢えたら』を口ずさんでいました〉

部長自身も書きながら『夢で逢えたら』を口ずさんでいたそう(「夢でもし逢えたら~♪」)。最初はそういう一文も文章に組み込んでいたけれど、さすがにちょっとやりすぎかな~ということで切った。そういう「遊び」の部分はけっこう削っていて、他にもモナリザのモデルになった人が目の前にいる、というようなエピソードも削った。いわく、編集の方に「加藤さん短編ではこういう蛇足な部分はない方が読みやすいですよ」と言われてしまったとのこと。「長編だったらそういう遊びも楽しいんだろうな~と思います」

〈冒頭の企画書のおかげで、初めて部長の小説を読む人にとっても読みやすいと感じました。短編が続いたけど長編も読みたい〉

長編は現段階では取りかかっていないけれど、短編はもうひとつ、ちょうど昨日書き終わった。「いや~もう寝れないね~(笑)」

前日朝の4時に終わり、それから『KAGUYA』のレコーディングの練習をしたりとそういう毎日を送っている。この短編は『chouchouALiis』に掲載されるもので、タイトルはまだ考え中。掲載号の『chouchouALiis』のテーマがダイエットなので、前回が「男の恋愛」をテーマにしていたとすれば、今回は「食」をテーマに書いた。恋愛小説を、と頼まれてあんな恋愛小説(例:『恋愛小説(仮)』)を書く自分なので、「食」と言われてもそのまま「食」の話にはならず…『恋愛小説(仮)』もなかなかファンタジックな物語だったけど、今回のはほぼほぼSFで、それよりもさらにSF度の高い近未来の話になったとか。なかなか斬新で、自分で言うのもあれだけど満足した作品になっていると自信ありげなようす。現在編集・校正作業中なので完全にできあがっているわけではないけど、昨日第一稿が書き終わったところ。「頑張っております!」

発売日は12月19日予定。「短編をまた読みたいなーと思っている方ぜひチェックしてくれたら嬉しいと思ってます」

 

宣伝した流れでもうひとつ。1月3日にフジテレビで放送される『大使閣下の料理人』という特別ドラマに出演。「主演は尊敬する先輩であります櫻井翔くんです!」

今年のあたまは『失恋ショコラティエ』で潤くんと共演、撮影に入る年末には翔くんと共演ができ、恵まれていると嬉しそうに語る部長。タイトルからもわかるように大使館の料理人の話だけれど…「でも、翔くんは料理人ですけど僕は料理人ではありません!外交官です!」

とってもスマートで、未来ある外務大臣になろうぜ!みたいな、上昇志向の高い役だとか。まだ撮影に入っていないので具体的な現場のエピソードは言えないけれど、1月3日を楽しみにしていてほしいとアピール。

「いや~これ(筆者注:宣伝)で終わっちゃったな~話したい話いっぱいあったんだけどいや~」

 

・エンディング

最後に、12月8日に放送される『新・示談交渉人裏ファイル4』の宣伝。撮影したのは2年ほど前なので若干忘れちゃってる部分もあるけど、若かりしころの加藤シゲアキを楽しんでほしいと、最後の最後まで抜かりない部長だった(笑)

 

○主観

番傘!!!!!番傘!!!?!!!やばいちょっと『KAGUYA』MVの小道具番傘事案やばいしぬ。番傘って和な道具の中でも一二を争うくらい好きだし一二を争うくらい色気のあるものだと思ってる…やばい…YABAI…ちょっとこれ発売前に心臓鍛えておかないとわりと真面目に危険が危ない気がする。いまのうちに準備運動しておこ。

『恋愛小説(仮)』の感想、わりとポジティブなものが多くて、正直に言ってしまうとちょっと驚いた。個人的にはネガティブな感想しか抱かなかったからよけい。あんまりネガティブな評価って言葉にしたくないし、そういうのを見たいと思う人もいないだろうから、ここにそういう感想を書くのはやっぱり控えようかなって思ってるくらい。とか言いつつ、『染色』に関してはほぼ主人公の批判しかしてないからあれなんだけど。『恋愛小説(仮)』はストーリーそのものがちょっと相性よくなかったな、ということで自分の中にそっとしまっておきたい。

示談交渉人も料理人もすっごい楽しみ!今週の有吉ジャポンにもまた出演するみたいだし、『KAGUYA』はもちろん他のテレビ事でも充実(精神)させてもらえるのが嬉しい。HDDも充実(物理)する。嬉しい。