ゴー・トゥ・ツリマックス


[MV] TROY(트로이) _ GREEN LIGHT(그린라이트 ...

加藤大吉でした』

 

2015年2月1日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

〈いつも楽しく拝聴してます(「ありがとうございます」)。初詣はもう行きましたか?個人的に必ずここに行くよ!という神社はありますか?〉

毎年事務所の方と1日になった直後に行くというのは周知の事実だと思うけど、それ以外は行く機会がないし、初詣にいっぱい行くのもどうなの、とも。いわく、神社にもいろいろあって、髪の毛の神社というのもあるらしい。以前部長が行きたいと言っていた気象神社も、雨男だから初詣がてら行っておこうとは思っているもののいまだ行けていない。

もうひとつずっと気になっていた神社が富岡八幡宮で、そこでは釣行安全・大猟祈願のお守りが売っているらしい。以前釣りで全然釣れず、「久しぶりの釣りでこんなに釣れないのはがっかり」と言った際、「これにお祈りすると釣れるよ」と船長さんに渡されたお守りがその富岡八幡宮のもので、嵐の大野くんが願掛けしたら本当に釣れたというエピソードがあるとか。神頼みしてでも釣りたい!と、部長もお願いして竿を振ってみたところ、そこそこ大きいワラサ(小さいブリ)が釣れ、「これすごいなー」とそのご利益に驚いたそう。

そういうこともあっていつか行きたいと釣り仲間の友人に話したところ、初詣がてら行こうと誘われ行くことに。富岡八幡宮には「みこっち」というかわいい女の子のゆるキャラがいて(「巫女さんだからみこっち」)、ときどき「みこっちはいま休憩中です♡(女声)」みたいな看板が立っていておもしろかった。なんの釣りの神様かはわからないけれどそのあたりは釣り船や船宿が多く、隣に恵比寿様が祀られていたりもしているので、釣りの神様ということになっているのかなと推測する部長。

お守りは2種類あって、ひとつは小さなクリアのプラスチックケースに釣り針が入っているもの、もうひとつは木に仰々しく大猟祈願・釣行安全と書いてあるもの。後者は木の上部にビニールに挟まれた釣り針が付いていて、大小あるうち小の方がスタイリッシュ・イマドキでかっこいいので「持つなら小かなー」と考えていた。全体のサイズ的には変わらないのになぜ大小あるかというと、大小とは釣り針の大きさのことなんだとか。「そう言われちゃうとねえ、大きい釣り針だよね、みたいな感じになって(笑)」

ということで大きい釣り針の方を友人と2人で買い、800円だったので1000円出して200円のお釣りをもらったのだけれど、お釣りもらうのもなんかな、と思いおみくじを引いたらなんと大吉。「加藤大吉でしたよこれ、なかなか良い、幸先の良いスタートになりました」

友人のおみくじも中吉でなかなか良いスタートを切れたんじゃないかと満足したようすの部長。富岡八幡宮のあとはそのまま釣具屋に寄って釣り具を買ったので、近々釣りに行こうと思うとのこと。「そしたらまた報告さしていただきます」

 

・音楽部

TROY「グリーンライト」

以前シゲ部でも紹介したZion.Tの動画を動画サイトで見ていた際、関連動画から偶然見つけた韓国のアーティスト、BUMKEY。彼が組んでいるユニットがTROYで、メンバーはそれぞれソロ活動のあとに集まり、デビューしたんだそう。今回の「グリーンライト」は彼らのデビューシングルで、PVもおもしろいのでぜひ見てほしいとのこと。

「グリーンライトって聞くと『グレート・ギャツビー』しか思い出せないっていうね(笑)」

 

・おたより

「そろそろまた映画の話をしますか、とはいえ僕もなかなか行けてなくてですね」

〈部長の今年初映画は?私は『マップ・トゥ・ザ・スターズ』!〉

「ハァ~~!これは!実はまだ行けてないんですよ」なるはやで行きたい、一番観たい映画がこの『マップ・トゥ・ザ・スターズ』と『薄氷の殺人』、『二重生活』で、このあたりはすぐに行きたい。そんな部長の初映画は、『ベイマックス』…にしようと思ったけど、ではなく、『毛皮のヴィーナス』。マゾッホという作家の有名な小説を元にした戯曲を映画化したもので、『おとなのけんか』『ゴーストライター』などを手掛けたポランスキー監督の最新作ということもあっておもしろかった。もともとメタ構造が好きで、最近は現実/虚構・フィクション/ノンフィクションの境界が曖昧な作品を偶然重なって観ている。作り方が舞台的で、森田剛くんの舞台『ブエノスアイレス午前零時』(「ちなみに行定監督と蓬莱さんという、僕の『ピンクとグレー』を映画化してくださるコンビではあるんですけれども」)や、イキウメの『新しい祝日』もそんな感じなんだとか。「けっこうあいまいなラインが好きなので」

原作者のマゾッホマゾヒズム・マゾの語源(「サドはサド侯爵夫人」)になった人で、実際この作品がSM的かはわからないけど古い文学の名著。映画は2人しか登場人物が出て来ず、『毛皮のヴィーナス』の舞台を作ろうとしているところから始まる。良い女優がいないため帰るかーとしていたところに役のイメージとはかけ離れた、年もいった女性がいきなり入ってきてオーディションを受けさせろとグイグイ来る。「こっちがMだとしたら向こうはSになるわけですけど」

そのオーディションのシーンから舞台が始まっていくようなニュアンスで、メタ好きにはたまらない一作。なにもわからなくてもおもしろいけれど集中して見ると伏線もいっぱいあることに気づく。改めてポランスキー監督は本当にすごいと絶賛しつつ、ぜひ観てほしいとおすすめする部長だった。

 

〈『ベイマックス』観ました。いろいろ考えてしまう映画だった〉

「なめてなかったですよ、なめてなかったけど、想像の…5000倍ぐらいおもしろかった」ピクサーの快進撃は言わずもがな。ピクサーがマーベルというアメコミを買収して、最初にピクサーの方がアニメ化できるのはどれかとその中から選んだという流れがあるんだそう。

アメコミ好きの部長にとっては「ハイブリッド!」な作品だった。いわく、『アイアンマン』や『X-MEN』、『キック・アス』などのアメコミ作品のニュアンスを全部「ぎゅぎゅぎゅ!」と詰め込んだのが『ベイマックス』で、それを知っていると「マーベル的でディズニー的でちょううまい!ストーリーテリング完璧!」と感じられるそう。短くてテンポが良く、子どもも楽しめるのですげえなと唸らざるをえない。しかしひとつ難点を言うとすればカリカチュア、デフォルメして日本を描くと必ず中国みたいになってしまうのはなぜなのかという点。「そういう世間のイメージだからそれで作った方がわかりやすいのかもしれませんけど」

『ベイマックス』は特に男の子にぜひ観てほしいとのこと。男の方が女の人より観てる感覚で言うとテンション高い気がする、と部長談。これを踏まえて2014年の映画ランキングを付けるとするなら…。

1位『FORMA』

2位『ジャージー・ボーイズ』

3位『ゴーン・ガール』

4位『アデル、ブルーは熱い色

5位『複製された男』

6位『ダラス・バイヤーズクラブ

7位『ある優しき殺人者の記録』

8位『her/世界でひとつの彼女

9位『プリズナーズ

10位『6才のボクが、大人になるまで。』

11位『ベイマックス』(仮)

『ベイマックス』はもしかしたら変わるかもしれない。「決めるの大変だわ~。こんな感じかな、映画の話は」

 

〈『大使閣下の料理人』家族全員で見ました。部長はなにか家でベトナム料理を作ったりしましたか?〉

本っ当に残念なことに、使ったあとに食べようと思えば食べられたものの、現場では食べられなかったそう。「変なタイミングで弁当食べてしまったりとか、あとまあガツガツ消え物食べる若者もどうなんだろうとちょっと思っちゃってえ…ふふふ(笑)」

主役クラスの西田さんはすごく食べていて、西田さんはそりゃあ食べてくださいって気持ちになるけど、部長は通訳が主だったので食べるシーンがそもそもなく、残念ながら食べられなかったもよう。OAで自分が出ていないシーンを初めて見て「これおなかすくドラマだなー!」と思った。台本は読んでいたけれど「こういうことなんだ!」と。

 

「あーもう時間ないんですけどこれだけ読もうかな」

〈先日は桜の花が散る歌か咲く歌のどっちが多いかというメールを読んでいただきありがとうございます。(「あーありましたよねそんなメール」)研究の結果、散るよりも咲く方が多かったです。散るであってほしかったので少し残念です〉

「えーでもやっぱり意外ですよね」あのときは散るであってほしいとは言ったけど、やっぱり4月とかにリリースするから、ネガティブなものよりポジティブな応援歌が多いっていうのもあるのかなと推測する部長。「背中を押すとともに桜をモチーフにするっていう」

 

○主観

霊験あらたか(?)な釣りのお守りも買われたとのことなので、今年こそ大きなまぐろが釣れると信じて楽しみにしてる。大きなまぐろ釣って嬉しそうに報告してくれるのが見たい聴きたい。なんなら自分が大きなまぐろに生まれ変わって釣られに行きたい。しげさんの投げた釣り針なんてピラニアのごとく奪い合うほど欲しいって思わないのかな?全国各地の大きなまぐろたちは。もしそうするのに遠慮があるんだったらいまこそピラニアになるときじゃないかな。うん。

しげさんがいつもあんまり楽しそうに釣りの話するものだから、今年はわたしも釣りデビューしたいな♡♡とか考えてたけど、日曜日しかお休みのない職場だってことが判明して早くも夢ついえてる。カナシミ。代わりにわたしがもっていたはずのすべての釣り運がしげさんのもとに行きますように。

友達と『花宵道中』観に行ったとき予告編で『毛皮のヴィーナス』やってて、なかなかあやしい雰囲気の映画だなーと思っていたけど、原作がマゾッホとは知らなんだ。

大使閣下の料理人』、しげさんも食べるのかなーって見てたけど本当にひとっくちも食べてなかったね…もぐもぐ江口さんならず。無念。

「グリーンライト」のMV見てみたけどとってもおしゃれでハイセンスだった…。水色の髪の人がかっこいいな。