ラップで起こす社会現象

『じゃがいもの情報求む』

 

2015年10月4日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

「10月に入りました早いですね。生物部、最後に作ったのは何だっけ?」ということでまずは生物部から。最後に作ったのはすんげ~ちっちゃい春菊とかで、そろそろやろうかという話に。ソラくんも仕上がったことなのでブログの充実も鑑みてやっていきたい。部長の目の前にある種が赤タマネギ・ハーブロケット(ルッコラ)・パセリ。パセリは食べてもリアクションしづらいので赤タマネギとルッコラにしようということに。蒔き時期はちょっと遅いけれどいけるだろう。ルッコラは2か月ぐらいで収穫できるそうで、赤タマネギもいま植えたら時期的にも良さそう。いつも収穫時期を読んで「これぐらいかなー」と思っているけれど全然ずれる。じゃがいもをやりたいという話もあり、じゃがいもは別に種芋をスーパーで買ってくればできるんじゃないかと思うものの、そんなに簡単だったらどこの農家さんも苦労しない。「じゃがいもの情報求む、」リスナーに(笑)」

水耕栽培の話をしたかどうかわからないけれど、1年前にもらった水耕栽培キットの種が1年経っていたせいで全然芽が出なかった。「種が召されてたんだろうね、天に」

新しくレタスの種を購入して植えたところすぐ芽が出たとのこと。これは部長の自宅の話でややこしい話になってしまうけれど家で育てているのでこの生物部も頑張ってほしい。ブログもぜひチェックしてほしい。

 

・音楽部

tofubeats feat. 中納良恵「別の人間」

tofubeatsさんの『POSITIVE』を聴いています。前回のアルバムがとてもよかったので期待していたのですが想像以上のポジティブさでとてもアガれます。部長もすでにチェック済みかと思いますが…〉

「チェック済みでございます!」部長も楽しみにしていて、前作のメジャーファーストアルバムから約1年で2枚目をリリースしていて早いなと思った。それ以外にもたくさん作品に参加されたり精力的な活動をされていて、2010年代を語るには欠かせないトラックメーカー。

前作も最高だったけれど今回も素敵で、小室哲哉さんやokadadaさんなど、すごい方と今回もコラボしている。投稿者さんは今回もアガるアルバムとおっしゃっているけれど部長の印象は少し違って、前作とまったく違うという印象を受けた。tofubeatsさんらしさが残っていて共通する部分ももちろんあるけれど前回以上に広がっていて、アルバムのバラエティーの富み方が振り切れている。新しいポジティブを提言しているようで、どれもおもしろい楽曲で今回もどれをかけるか迷ったそう。部長が個人的に「こういうこともできるのか!」と思った「別の人間」はEGO-WRAPPIN'の中納さんを迎えたJ-POP的なバラードで、聴いた時点ではtofubeatsさんが作ったとわからない、EGO-WRAPPIN'の中に入っていてもおかしくない。ポップス的なことをやりつつメロディー的な音楽偏差値が高く、メジャーとインディーズのハイブリッド感にびっくりした。良い歌ということも含めて衝撃的で、いままでと違うtofubeatsさんの曲を選んだ。

 

 ・おたより

〈「今週の音楽部」のように「今週の映画部」をやってほしい!単館ものも超大作の話も定期的にしていただけると嬉しいです〉

部長としてもしたい限りだけれど、いかんせん(「いかんせんね~~」)時間がないと観られないという現実が…頑張れば頑張るほど映画を観られなくなってしまう。『あの花』スタッフが贈る『心が叫びたがってるんだ。』が気になっていて、明るい作品ではないけれどすごく観たい。伊藤計劃さんの小説がアニメ映画化されていたり、10月からはフジテレビ系の『すべてがFになる』は浅野いにおさんがキャラデザを担当していたり、『アントマン』も観たいし『進撃の巨人』の後半もまだ観ていないので観たいものがいっぱいある。

今年かなりベスト級だと噂の映画が、日本に入ってくるのはまだまだ先だけれど『ミッション・インポッシブル』の興行成績を一週目で抜いたとアメリカで話題になっている『ストレイト・アウタ・コンプトン』。日本では12月19日、ギリギリ年内に公開予定だそう。音楽伝記映画として歴代1位の興行成績を記録している、1986年に結成されたN.W.A.の伝記ドラマ。ヒップホップにめちゃくちゃ詳しいわけではないけれど、かなり多くの人を輩出したグループN.W.A.。アメリカ屈指の危険地帯であるカリフォルニア州コンプトンで誕生したN.W.A.のメンバーたちの友情や裏切りを描いた青春群像劇。ストレートな歌詞やハードコアな音楽にのせ、フラストレーションと怒りを吐き出していた若者たちはやがて暴力ではなくラップで権力と闘い、社会現象を巻き起こす存在となっていく、という話。向こうではかなり社会現象というか話題になっているようで、アイス・キューブドクター・ドレーなどいろいろな方を輩出している。「知らない人は知らないよね(笑)」

この方たちがいなかったらヒップホップはどうなっていたの?というほどなので観るのが楽しみ。また、去年か一昨年の映画祭からずっと気になっていた、アニエスベーことアニエス・トゥルブレが監督を務めた『わたしの名前は…』という作品も10月31日から公開するので楽しみ。「観たい映画はいっぱいあるんですけどね…まあ頑張って観に行きたいと思います」

 

〈『キングスマン』を観たのですが、今年一番おもしろい映画でした。R指定の残虐シーンさえもおしゃれ!部長はもう観ましたか?〉

「ね!」『キングスマン』はまったくノーマークというか、他に行きたいものがいろいろあるなあと思っていたところ、CMを見るたびに「おもしろそう、おもしろそう、おもしろそう」と思っていたら本当におもしろかった。「CMやってるから説明いいかな?ダメかな」

部長的にはどなたがやっているかは大事で、監督はみんな大好き『キック・アス』やみんな大好き『X-MEN』の監督なので間違いないでしょ!と断言する部長。いま言ったふたつはすげー作品で、アメリカのアクションコメディを再構築した方とのこと。主演もこれまたみんな大好きコリン・ファース。ただ、サミュエル・L・ジャクソンが悪役で出ているのだけれど、謎の発音の悪い役で、sとthが全然言えないという回収されない謎の伏線があった。めちゃくちゃだけれどリアリティーとかそういう話は置いておいて、超笑えるしドキドキするし最後は「Foooo!!!」となるのでぜひ観てほしい。「こういう映画が!こういう映画がやっぱり僕は好き!っていう気持ちになりました」

 

「時間がねえなあいつもいつも」

〈NEWS RINGを読んでa.k.a.という用語を初めて知りました。「ジャニーズ初の小説家 a.k.a.加藤シゲアキ」という使い方で合ってますか?〉

「ちょっと違うな~」a.k.a.とはalso known asの略で、どこで知ったの?というメッセージもたくさん来ていたけれどヒップホップとかを聴いているとよく「a.k.a.~」言っている。小説を読んで知っているのではなく音楽を聴いていたり記事を読んでいたら気づいたら使ってたとのこと。「高校のときから使ってたけどな~知らないんだね、いまの人は言わないのかな」

ジャニーズ初の小説家a.k.a.加藤シゲアキというより、どっちかというと加藤シゲアキa.k.a.ジャニーズ初の小説家の方が正しい。自分で言うのもいやだしなんだけど、もし部長があだ名で先生と呼ばれていたとしたら、加藤シゲアキa.k.a.先生というふうになる。「自分で言うことじゃないんだけどね(笑)」

すごく恥ずかしいからこんなこと言ってたよって絶対他で言ったり拡散しないでほしいとのこと。あくまで例文ということで。

時間がないので今週はここまで!

 

○主観

今週の映画部も良いけど個人的には料理部をもっと定期的にやってほしいという願望。これも忙しいとそんなに作る時間もないかもしれないけど、ほんとにちっちゃいことでいいから部長の料理とか、なんか台所系の話が聞きたい。いま自分が料理練習してる最中だからそしたらモチベーション上がるなーって。次の料理部はいつかないつかな。

a.k.aって恥ずかしいことにRINGで見て初めて知ったんだけどそんなメジャーな表現だったとは。今後積極的に使っていきたいと思いました。(小学生並み)

関係ないけど今週の金ローが『思い出のマーニー』で、マーニーって聞くと去年夏にしげさんが激おこぷんぷんしてたマーニー事件を思い出してふふってなっちゃう。懐かしいマーニー事件。