天然果実の形はいかが?

『めっちゃ債務不履行

 

2016年6月5日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

「こんばんはあNEWSの加藤シゲアキです。今週もスタートしました、FMヨコハマぁSORASHIGE BOOK。え~~まずはメッセージ、読ませていただきますか!」

〈先日小山くんのラジオに出演されていた際、手料理のにんじんがハートや星の形をしているのはいやだと話されていましたが、キャラ弁などはどう思われますか?子どものためにお母さん方が頑張って作っています〉

「いやそれはいいですよキャラ弁キャラ弁ね、だからぁやっぱりこのね食べれないものとか、こう~弁当、なかなか食べきれない子のためにこうやっていろいろ工夫したのが始まり、じゃないですか。ま、作るのが好きな奥さんもいるでしょうけどね。僕もだから、いますよごはん食べないからってこうまっくろくろすけにして、切り取っておにぎりを作ってるお母さんとか見るとすげーなーとか思いますし、それで実際子どもたちが食べるなら、かまわないんですよ、ね。それは別に僕否定してませんし、たぃ、たべ、作る対象が子どもであればですよ?ね?(笑) じゃあ僕のことをあの、子どもだと思ってるのかなぁっていう話ですよね。その…(笑) さ、にんじんハート、にんじんがハートや星の形をしていたら、僕が食べると思ってんのかなっていう(笑) 食べませんよ僕嫌いなもんだったら、どんな形してても(笑) っていうことですよね。

いやほんとにだからそういう奥さんを否定してませんよ僕は。ビビットでもキャラ弁作らせてもらったらね、作ったら楽しいですよ、うん。ただまあ、作られたいかっていうとちょっとま、すいません、ちょっとまあ普通の弁当で僕はかまわないんですけどっていうところですよねぇ、うん。そゆことですよ、うん。それとこれとを一緒にしないでねほんと、論点があるからさ、ね。へへへ(笑) えーそれでは今週も30分よろしくお願いします」

 

・音楽部

 

加藤シゲアキの、今週の音楽部。え~~まかなり、話題にはなりましたていうかまあ、ちょっとロック、が好きだった人はまあある種、ロック、史の事件が、起きましたよねぇ。って言って気づいた人は、かなり、かなりの、ロック好き…かな?そうでもないか。まあ、かなり各所で話題になってましたけど。え~ザ・ストーン・ローゼズ。この言葉を聞いてぴんときた方はやっぱりだってなった、かもしれないですけど。えーザ・ストーン・ローゼズというバンドがですね、え22年ぶりに新曲を出したんですねぇ。その名も「ALL FOR ONE」というんですけどまあ、このザ・ストーン・ローゼズがまあどういう、え~、バンドかっていうのまず話したいんですけどだからその当日とかはすごいにぎわってたもんね朝方にその、配信になるから、いろんな、芸能人がね、ベッカムがそのザ・ストーン・ローゼズの服着て、アップしたりとか、ほんとにあの…いろんな有名人がもちろん影響を受けてるオアシスなんかもね、えツイートしてたりしたみたいですごいあの…まあ特に、UKの方たち、のロックチルドレンたちはかなり、え~~まあ待ちに待っていたもちろん日本でも、えーかなり、えー楽しみにしていたんじゃないかなーと、思って、おりますぅ。

えーということで、どんなバンドかっていう知らない方のためにね、さっくり、解説さしていただきたいと思いますなぜならですね僕は当時を知らないし、え~~、名前はずぅっと知ってたけど、いまいちぴんとこなかった、はっきり言うとね。ただ、えーこういう、この、発表になるっていう機会に改めて聴いたら、あっ!やっと良さがわかりましたわ!っていう、すごい良いバンドだなっていうか、えーそんな状態なので僕はまだかなりザ・ストーン・ローゼズ素人なんですけど。えーイギリスのロックバンド、1983年にマンチェスターにて結成され、えーニュー・オーダーハッピー・マンデーズといったバンドとともにマッドチェスター・ムーヴメントの、え中心的存在として活躍という、ウィキペディアによるとね、えーそう書いてありますよ。えーただまあかなり、え~現地でも、最高チャート8位になったり、えーしたりとか、かなりまあ、え~…ま華々しくヒットしたしファンも多い、UKロックに、文化を作ったその世代なんですけど実はこのバンドねぇ~まあ、2作しか出してないんすよあのアルバムを、バンドとしては。それが、『ストーン・ローゼズ』というアルバムと、『セカンド・カミング』という2作、のみなんですよね。まその後ソロ活動とかはありますけれども、このバンドとしては、えー…これが、えー最後、2枚、2作だったんですねその、1983年の結成から1996年の解散までに2作しか、アルバムを出していない。っていう、バンドで、えーなんで僕はまだ、そんなロックをはまる前に解散していたバンドなので、後追いでいくつか聴いていたくらいだったんですけど。

ただまあちょっとこう、好きな人がかなり、なんか年々カルト的に人気になってるようなイメージもこれ僕の、あれなんすかねぇ…ちょっとこう、ほんといま、この誤情報を言ってるとしたらほんとに失礼、で申し訳ないんですけども。まとにかく、えーずっとこう、す、まあファンが、えぇ多かった、というよりも、好きな人が猛烈に好きなバンドっていう、僕の(笑)、印象、だったんですよで、ま熱狂的な人気がある、んですよねいまももちろんファンも多いですし、世界中で知られていますけれども、そのなんかこう、解散後もずぅっと人気というか、うん。そんなバンドが『ALL FOR ONE』っていう、アルバムをねぇ、出したんですよこれがなかなかこう、非常にポップというか、キャッチ―な、えー楽曲で。これがどうなったのか僕はファン、そこまで、すごい昔からのファンじゃないから、わからないんですけどたぶん賛否両論あるそうなんですけども。えー単純に僕からするとすごい、良い曲というか、あのすごく楽しい、うん。ストーン・ローゼズらしいかどうかちょっと僕も言いきれたものじゃないんですけど、僕からするとすごくその、らしいんじゃないかなっていう、ふうには、思うんですけどね。22年の時を経てこういうふうになるんだっていうのは、ちょっと、おもしろい、というか、はい。なって僕は、ちょっと思っていたんですけれども。

まあね、ALL FOR ONEっつったらねぇ、四銃士だからねぇ僕としてはねぇ(笑) One for all, All fo oneですから。ちょっとこうまあ(笑)、他人事じゃない感じありますよねぇ、ひとごとじゃない感じありますよ。え~…まそういう、今回出た、楽曲非常にあの、曲としてもいいですしこれのためにま先ほども言いましたけど僕聴き直したんですよね『ストーン・ローゼズ』っていうその最初のアルバム、やっぱすごい良くて、ま1曲目の、え~、「I Wanna Be Adored」っていう歌、とかねぇ~やっぱりあーいまでも鮮烈ですねぇと思うし、あの「Waterfall」っていう曲も、すごいたぶん人気だと思うんですけどそれとかもやっぱりあぁ!良い!いま聴いても良い!「She is Waterfall」っていって、はぁ!彼女は滝なんだぁ!っつって、なんか、なんかすごい、そのポエティックな感じも、たぶん人気のひとつの理由なんですけどね。やっぱりこう、オアシスにも影響を与えたという、えーところ、よくピックアップされますけどかなりあの、バンドが、影響受けた、そんなバンドでございます。

え~~まあ、いろんなね、あの~ほらプリンスが亡くなったりとかさ、いろんなものが解散したり、脱退したりってことがまあ、近年たくさんありますけどいまストーン・ローゼズ再結成してくれて、これまたいつどうなるかわかんないから、ま来日するんだったらぜひねぇ、観た方がいいんじゃないかなぁと、思ったりもするぐらい、まあ、えー絶対に、あのチェックしとかなきゃいけない、えー音楽好きなら!絶対聴いとかなきゃいけない、そんなバンドでございます!そんなバンドの再結成、えそして、えー久々の22年ぶりのシングルを祝ってね、えー今日はかけたいと思います!というわけで聴いてください、ザ・ストーン・ローゼズで、「ALL FOR ONE」」

 

・おたより

「シゲの部活。え今週も映画の話でねぇ、しよっかねぇなぜならね僕になんか特にそんな、トピックがないっていうか(笑) あれなんですけど」

〈『ルーム』観ましたか?〉

「え~…そう、sですねあのまあ、ほんとにこんな遅くなってねいまさら『ルーム』の話すんのかいって思ってる人も、たくさんいるとは思うんですけど。えー、まあちょっとね、観たもの、というと、えー最近だと『ルーム』とやっと『スポットライト』まだ観れてないものたくさんあるんですけど。えそのあたりで、ちょっとねいまやっとようやく追いついてる感じなんですけども。

え『ルーム』ね、あの~、非常に、えー話題になった、作品なので、えーアカデミー賞でも作品賞他4部門にノミネートされたということで。えー、ブリー・ラーソンが、えー主演女優賞を初ノミネートしたということで。えー…そうなんですよ、あの~、そんなまあ、まかなり話題作になっていたというのもありますし、ま予告編でもねだいたいストーリーわかると思うじゃないですか。ぁの…監禁された女性とそこで生まれ育った息子が、えー外の世界へと脱出す、るっていう、話なんだろうなとそれがだからもうすんごい狭いんで最初はわかんないんだけど、だんだん見てると、うわこんな場所だったんだっていうのが、まあまでも最後の最後にわかるっていうね~まニクい、つくりなんですけどぉ。え~、僕もだからか、勝手に、正直ね観に行こうか迷ってたんですよだってどうs…言うたらね、どうせこうまあもうよこ、予告編である程度わかるじゃんみたいな。この、部屋から出ていくまあ、脱出劇でしょうよ。でそれーのだからいろんな実験してまあ、犯人みたいな、ていうかまあ閉じ込めてる人がもちろんいるわけですけど、まとのこう、駆け引きと、攻防でしょ、みたいの思ってたんですよ。だからた、こう脱出劇、が、まメインだと思っていたんですけど、観てみるとところがどっこい、ちょっと後半、様子が変わってくるというか、ここまで描いた脱出劇は、意外とめずらしいんじゃないかなと僕は思うんですけど。

その、とあるまあ監禁部屋から、出る、は出るのねだって脱出劇じゃないすか、まあまあこれネタバレって言ったらごめんなさいだけど。まどう出るかはねちょっと、そこは、控えさせていただきますけれども。えー…その後のこう、展開、が、そのやっぱりこう~外の世界を知らずに生きてきた子どもが、が、またくさんのものに、やっと世界を知ってどうなっていくかっていうこう子ども視点だと思ったんですけど、またこれ異様にお母さん、それこそブリー・ラーソンが、ま主演女優賞獲るだけあってというかま素晴らしい演技なんですけど。そ、そこの、変化っていう部分でもすごく、あっ、なんか、リアルだなぁっていうか、まったくこれを美談にしなくて、もちろんこのそこに泣けるドラマはあるんですけれど。あっ、なんかハイだ、脱出成功パチパチパチ、じゃない、それこそそこが世界、を広がるっていうこと、の、ほんとの世界に飛び込むというこの、ハイリスク、というか。みたいなものも、なんか、見えるっていうかほんと縮図?社会の縮図というかま人生の縮図みたいなものを、感じていく、んすよねなんかただこう、部屋から出る話だと思って観たらけっこうあ~びっくりっていう、なので、まあ、ほんとにあのぜひ、そういう意味でも、観た方がいい、と言うとあれですけど。あの人に勧めやすい(笑) 映画、だと、思いますなによりあの、ジェイコブ・トレンブレイっていう、ジャックを演じてるその男の子もすごいんすよ!こお、こぉいう、どうしたらこんなふうな子どもが演技ができるんだろうね!すごーいよねほんっとに。ねほんとにぜひぜひ、えー観てほしいなと、思う、ひと作品でございます。

もうひとつ先ほど話しましたけど『スポットライト』ね。『スポットライト』も僕の印象でいくとまああのー、そっか、知らない人もいるかもしれないねアカデミー賞、作品賞ですから、こちらは。え~、あと脚本賞受賞したということで。えー、まあ、どんな話なんだろなと。まあ、観て、きたわけですけれども。えー、そうですね非常にあの~…ま実話なんですよねカトリック教会~のスキャンダルを暴いたまあ実話ということで、えー…牧師だけどもまあ…小児愛者、というか、小児性愛者か、っていうのかな、うんまあそういう、えー人の事件がいるんだけどそれが全部こう、もみ消されてきたっていうの、を、暴こうとするスポットライトという、え~名の付いた新聞の一面、ですね。『ボストン・グローブ』という新聞の、スポットライトというまあ、いわゆるコーナー、で、それを暴くという、えーところなんですけども。

あの…やっぱこれは、事実、だから、なるほどっていうそのまあどうやって結託してったとか、えーそういうふうにこうひとつの実録ドラマとしては、とても、あの事実としておもしろいですよねぇ。だから、あ、まだ、あそっかこんなに、こんなことがあったんだっていう事実を知るだけで非常におもしろいですし、最後ね、あ~なるほどぉというエピローグ、全然これ終わってないじゃんっていう。えーでもそのやっぱり、そのチームがね、目指していくところ、非常におもしろいですし、えー、あっ、そうか、なんかそのひとつの、いわゆる謎だった、いままでもその暴く機会はあったのにどうして暴かれなかったんだっていうところのその、犯人というか、すごくあっさり描かれるんですけど、その~新聞社の中で、それが、あ、なるほど!っていう、そんなさらっとでも言うけど、そこのなんか嘘じゃないというか、え非常に観てても、おもしろい、えぃ、一作~ですね。なんかアカデミー賞作品賞、かと言われるとまあ、好みはあると思うんですけど。えこちらもまあ、なんというか、ぅん事実として観たらなるほどぉと思えるまあ『リリーのすべて』とかとね似てるというか僕の体感ですよこれあくまで、あっそんなことあったんだぁとか、あ聞いたことあるけどこんな感じだったんだみたいなのとかね、えぇ非常に、ぃおもしろかった、わけでございます。

まだまだね観れてない作品あるんでまあ観れたときにはえお話しさせていただきたいと思います!え~~そうですねぇ、じゃまったく違うメールいきますか」

〈私は法学部生なのですが、ふとした会話の中で法律用語を使ってしまいます。たとえば「話を遡る」が「話を遡及する」になったり、店員がきちんと説明しないと「説明義務違反だ」など、つい言ってしまいます。法学部卒のシゲ部長もこういうことありますか?〉

「話を遡及するって、邦楽、法律用語かな、普通に遡及して、って、いわ言う~よね。言わないのかな…(笑) でも、あの言わないけど、うわこの人めっちゃ債務不履行だわ~とは思う(笑) あ~この人もめっちゃ債務不履行、みたいな、ことは、あの、思うときはあるよね、うん。説明義務違反だ!とは思いませんけどね。続いて(笑)」

〈最近では二十代の男性2割が一か月お米を食べない生活をしているというアンケート結果が出ているのですが、部長はお米はどのぐらいの頻度で食べていますか?〉

「そうすねぇ~あの~僕も、わりと、体型に出やすいタイプなので、米は基本的には食べない、んですよねぇ~。米を食べるときは、週に一度のビビットの撮影と、えーこんなときは、ですけどツアー中はやっぱりどうしても体力的に?食べた方がいいので、炭水化物を。ぁの…ま土日とかは、食べたりするぐらいですねあとはまあ忙しくてロケ弁、の米を食べるしかないっていう、ときとか。ぐらいなのでまあ基本的に週の半分も食べてないと思うんですけどねぇ。まもちろん麺も含めてね、炭水化物っていう意味で、ですけどねぇ。ラストね」

〈効率の良い勉強の仕方を教えてください。青山学院大学という超名門校を卒業した秀才なシゲ部長に勉強のアドバイスや勉強の仕方を教えていただければ光栄です〉

「へへっ(笑) あのねほんとにみなさん効率のことばっかり考えてるけどねひたすらやるしかないんだよ!!睡眠時間を削って一生懸命頑張るしかないんだよ!!ときには寝ることも大事だけど、うん。もう(笑)、勉強の仕方なんかを探さないでとにかく一生懸命一生懸命毎日毎日書いて覚えて暗記してください!(高音)それしかないです!ひたすら問題を解いてください!…(笑)」

 

○主観

ハートのにんじんの話まだ引っ張るのかよ!ってオープニングからめっちゃ笑ったしキャラ弁についてどう思う?って聞かれて否定してないから!否定してないからね!って繰り返すしげ部長が本当にしげ部長でうんうんそうだよねぇ否定してないよねぇってにこにこして聴いてた。部長のそうやってなんでも一概にとらえるとこ大好き。

会話に法律用語使っちゃうっていうおたより、この人と会話してたら疲れちゃいそうだな~ってぼんやり思ってたけど思い返してみればわたしも学生時代ロシア語勉強してて、日常会話にロシア語混ぜたり文法用語混ぜたりしてたしそれと同じかと気づいてとっても反省した。まあだいたい同じ専攻語の子と話すときにふざけてって感じだけど、勉強したてのころはバイト先ではい!って返事するときに「Да!!」(ロシア語で「はい」)って返しちゃってちょ~~恥ずかしかったこともあったよね。まあそれこそ青春のきらめきってやつだよね。なつかしい…戻りたいあのころ…。

そういえば最近映画部が続いてる気がするけど、以前みたく映画部だ…鬱…ってなったりしなくなったなあってふと気づいた。まえは映画を好きになれない自分が嫌いで嫌いで聴きたくないって思っちゃうぐらいだったけど、いまはすごくフラットに素直な気持ちで部長の映画話聴けるし、なんなら自分でも観に行きたいな~どこかにねじ込めないかな~って気づいたら手帳開いてる。自分でも知らないうちに成長してたんだな。よいことだ。また部長の映画の話聴けるの楽しみだな。