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僕は、酒と女にしか酔いません

 

2016年8月7日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

「こんばんはぁNEWSの加藤シゲアキでぇす!今週もスタートしましたFMヨコハマSORASHIGE BOOK。え~、今日はもう、たくさんメールを読もう!ねっ、はい、というわけでどんなものでもガンガン読んでいきたいと思います」

〈部長は乗り物酔いをしますか?釣りが趣味で船にも乗るので乗り物酔いをしないのかなと気になりました。私は乗り物酔いしやすく、酔い止めと梅干しが必需品です〉

カリカリ梅?効くのかな?」

〈部長おすすめの対策があれば教えてください〉

「えー、大変申し訳ない、大変参考にならないんですが、僕は乗り物酔いをいっさいしたことがありません。えー乗り物酔いをしたことがないので、乗り物にょ、酔いをするという感覚がほぼなくで、ですね、そもそもあと気持ち悪いっていう感覚があんまりなくて。こう、なんていうんすか、あんまり言うのもあれですけど嘔吐した感、とか、そういうのも、たぶん小学校、の中学年ぐらいからもうない、んですよね。残念ながら参考にならなくて…車酔いバス酔い、まったくしません。ふな、船もどれぐらい波があっても僕はし、え酔ったこともありませんし、え~…なおかつ、酔い止めを飲んだことも一度もないので、ただまあなんか、いやな感じするな~っていうことはなんか、あったかもしれないそういうときはなんか遠く見てりゃいいよって言われたからまあだいたいそもそも船に乗るとき遠く見てるからねぇ。ん~まあそれぐらいかな~と思うんですよだからこの質問されると僕は必ずね、『僕は、酒と女にしか酔いません』っていう…へっへへ(笑) そういう答えをねぇ、ドヤ顔で言うようにして、る、というね、えぇ(笑) そういうちょっとこう、昭和のなんかこうロックスターみたいな感じで、僕はそういう、そういう自分でいま、今日はやってこうかなと、思っていたりなんかもね、しますけどねえ。

大変だよねぇでも乗り物酔いする人だから釣り連れてってほしいって言うんだけどやっぱ船乗れない人多いからさあやっぱり。ほんとに、ちょっとでダメんなっちゃうみたいだもんね。やっぱその感覚がわからないからさ、どうにも助けることもできないんだけど。まあ、僕の、友人、が、やってる乗り物酔いする友人、が船酔いする友人が唯一釣りんときに、やってることっていうか、唯一じゃないんですけど。まず前日、たくさん寝る、お酒は飲まない、あと~、酔い止めを二日前から飲むとか言ってますよ。そうするとなんかなんとかなるみたい。まあわりとプラシーボっていうか、思いこみで、酔ったりもするから、だからそういう、酔い止めを飲んど、ったら絶対大丈夫っていう自分をつくっとけばあんまり酔わなかったりする、らしい。まあちょっと僕の、僕は自分ではわからないので、なんですけど。一回なんか、酔ったとき、その友達が船酔いしたときに、『昨日ギョーザ食べたからだ!』って言っててわけがわかりませんでしたね!ギョーザ食べたらよ、船酔いすんの!?みたいな。なんか胸やけして、とか、そういうこともあるらしいんで前日はこう油もの控えた方がいいかも(笑)、しれません!さあというわけでこんな感じで今週30分よろしくお願いしまーす!まず一曲目は、えーNEWSの新曲です!「恋を知らない君へ」」

 

・音楽部

The HIATUS「Radio」

加藤シゲアキの今週の音楽部!んん~~まあねえなにかけたら良い曲いっぱいあるぅからさあなにかけていいかわかんないん、だぁとは思ってたんですけどやっぱりまあ、僕の原点でも、とも言えるね、やっぱり、細美さん、ね。細美さんのバンド、細美さん~の所属するバンド。えー、HIATUS、the HIATUSが、えニューアルバム出ましたね2年ぶり5枚目の、2年半ぶり5枚目のアルバムが、7月6日に、出ました。もうもはやHIATUSの音っていうのがあって、その音像というか。まあねえ前も言ったけどやっぱりこう~まMONOEYESと、かね、まあELLEGARDENとは、ちょっと違ってすごくまあ、キーボードがいるっていうこともそうですし、なんというか芸術性?よりアーティスティックな、ニュアンスが強い、なあという、繊細なね、印象も受けますし。だからまあ、なんていうかな~、まあ、おしゃれとも言えるんだけども。まそういう、HIATUSが、ま今回も、その…存在しててでもかといってやっぱりロックしてるんですよすごくあのー、なんていうかね、激しいサウンドも、もちろん作り、あげられているし、なんていうかもうHIATUSの音っていうものはもう、HIATUSにしか出せない音っていうのは必ずあって、あのー歌っているのはボーカルだけじゃないぞと。ギターもピアノも、キーボードも、ベースもドラムも、全部が歌っているっていう、感じ、を、僕は毎回こう、感じるんですけど。あのほんとに、今回も、え~期待を裏切らない、ちょ、重々しくもあるのに、こう、軽やかさ、繊細さも、有しているという、とても不思議な、え~バンドなんじゃないかなあと思ってるんですけど。あとまあ細美さんの声がねやっぱり何度聴いてもたまらないっていうのはあるんですけどね。

えアルバムの名前は、え~でぇ『Hands of Gravity』ですね。だから重力の手、まほんとはかっこ両手ってことなんでしょうけどね。重力の手っていう、アルバム、ほんとに今回も、やっぱ、HIATUS節が唸っているなあという印象で、まあその~いろんな、曲があってどれをかけようかなぁってちょっと迷ってたんですけどまあ、MVでは「Bonfire」っていうのが公開されていたりとかね、するんですがまあ僕が今日は僕が気になった曲をかけようかと、思います!あっ、えー曲をかける前に、まあ今回どういうコンセプトで作られたかというと、まあ僕がちょっと調べた、軽くですけどね軽く調べたところでは、あの、いつもはこう、ドラムの、柏倉さんと伊澤さんが、えー作ってるんですけど、と、3人で作ってるそうなんですけど、ピアニストの伊澤さんと、3人で作ってるそうなんですけど、まあ去年、ぁの細美さんMONOEYESで曲を書いたので今回はそのわりと、ふたりに任せたらしいと。でまあふたりの作りたいもの?どんなマニアックなものでもいいよって言ったら、こう、このようなポップなアルバムができてきたっていうの、だったんですよね。まあもっと難解なものになるのかなぁと思っていたので驚いたという、記事を僕は目にしたんですけれど。

あのー…確かにでもねそういう視点で見たら、あっ、なんか、まそれでもやっぱりHIATUSの音になるんですよね、あの~…まあ詞は、今回はもちろん全部細美さんが書いてると思うんですけれど、なんか、そんなふうに細美さんが、任せたっていう手もやっぱりこの、HIATUSの音になるっていうのがま今回とても興味深かったですし、あっじゃあ、これが、柏倉さんがやりたかったドラムなのかなとか、あのー、伊澤さんがやりたかったピアノなのかなと思うとまたちょっと聴き方も変わるので、とてもあの、そこに注目して聴くとまた何度でも楽しめる、えーそんなアルバムなんじゃないかなと、思っております、はいやっぱりね、最高ですね!

はい、というわけで、えー、その中から、まあそのわりと、ハードなサウンド~の方が多いんですけど全体的には。だからまちょっとそうなってくると途中でこう~少し~ミドルテンポのものがね際立ってきたりして僕は、一周したときにこれが、一番好きだったので、この、えーその曲にしたいなあと思うんです。その名も、えー「Radio(「レィディオ」)」ということでね。えー、ラジオですね、レィディオ。まこの番組ら、レディオですからね、そういうのも含めてね、あっぴったりじゃないですかそう言われてみれば。あの、まちょっといまこれ和訳入ってたんで和訳で読みますけどいち、一行目が『雨の虫が日曜日の夜に ひさしの下を出る』ってぴったりじゃないすかこれ!今日雨降ってるかわかんないけど!ハートにタッチするような、歌詞じゃないすか。えーほんとにこの曲すごい僕大好きなんで、ぜひ聴いてほしいなと、思います!というわけで、聴いてください!the HIATUSで、「Radio」」

 

・おたより

「シゲの部活ぅ。あーのたくさん今日メッセージ、あのー来てるんですけど。あのわりとこう~なんていうんすかねぇ、一問一答じゃないすけどそういう感じで答えていきたいなあと思うんすけどそうなるとねおのずとねなぜかこうやっぱ料理の話題が多いんですよね。あと相談?おれ別に調理師じゃないんだけど!みたいな(笑)」

〈私の母はかき揚げを揚げるのが苦手でいつも苦戦しています。私も料理が得意ではないので力になれないので、料理上手なシゲ部長、かき揚げをさくっと揚げる簡単な方法があれば教えてください〉

「えー…油、揚げ物はだから温度ですよねまず。それはなんかもうなんのかき揚げ作るかによりますけど。あと形が崩れちゃ、あとまあ、あんまりかき混ぜないっていうのがやっぱべちゃべちゃになっちゃったりするっていうのはね。まあそのレシピあるでしょ、レシピ通りにやったらたぶん基本的に大丈夫だと思う…んですけどね。あと~…ちょっと水入れたりとかね、す、するとっていうのはねあまあでも当然水入るからね。どうやってんだろでもこないだあの、そうそうそれこそビビットで一緒にやってるふうりんさんとかに教えてもらったんですけどこう…僕家であんまり揚げ物やんないから、そんときに、こうクッキングペーパーの上で、まず形作って、クッキングペーパーごと、あの、油ん中に入れる。クッキングペーパー、でいいんだよね、あの、なんつんすかオーブンペーパーっていうか、あのまあいわゆるてろってろのやつね、燃えないやつ、熱に強いやつ。あれの上に入れて、あ、それごと、油の中にいれ入れると、形が崩れなくて、勝手に剥がれてくんですよそこの、油と、紙が。そうなったら紙抜いて、ひっくり返すっていう、そういう方法があるみたいなんで、そうやってやると形が綺麗にできたりしますよ!はい、続いていきましょう」

〈加藤さんが本や音楽について語ってくれるSORASHIGE BOOKが大好きです。言葉の使い方や選び方、表現の仕方が素晴らしくて、紹介されたものの良さが伝わってきます。初めて聞いた音楽や本も加藤さんのおかげで聴いてみよう、読んでみようと思います〉

「ああ嬉しいですねぇ」

〈私はよく家族や友人に言葉に感情がこもってないと言われます。母が作ってくれた料理を「おいしい」と言っても「そんなこと思ってないでしょ」と言われます。心から思っていることを相手に伝えられないのが悩みです。どうしたら自分の感情をわかってもらえますか?〉

「いやちょっと誤解してますけどね、これラジオだからね僕のなんか熱が伝わるかもしれませんけど、僕もプライベート、だったりとかはよくこう感情が伝わらないこもってないって言われてきた側、ですよ。それはねなんでかっていうとねぇ、逆にすらすら話しちゃうと伝わらないんですよね、いろんな会見とかでも、たっくさんまあやる、やってきましたけど。まとまったコメントを言うのはまあ、事前にたとえば用意していたりとか、すると、まあ楽ですし、まとまってるんで、意味は伝わりやすいんですけど、感情は伝わりにくいんですよね。だから、なるべくうまくしゃべらないようにしていたりします、感情が伝えたいときは。どれぐらい感動したとか、どれぐらい、ぁの~…なんていうんだろなほんとに感謝しているとかそういうときには、すらすら言わないようにしてあえてこう、あえて引っかかるわけじゃないんだけど、あまり考えすぎないようにしていたりすると、僕は伝わるんじゃないかな~という。僕もだから同じ悩みですよ、うん。やっぱりねうちのメンバーみんな、ぐぁーっとこう熱で言うからそっちのが伝わるからね。ほんとにいま考えるしいま思ってることを言うから。ま僕もそういうふうに、なんかあんまり考えすぎずに、引っかかってもいいからとにかく思ったことを正直に言うっていうことが大事なんじゃないかなと思いますよ。

だから、こうこうこうでこうこうこうだから、こんなふうにおいしいと感じた、って言うよりも、めっちゃ笑顔でおいしい!って言ったほうが伝わるんだよねほんとはね。まあでも、なんで伝わんないんだろねおいしいって、ひとりごとっぽく言えばいいのかな。『あ、おいしい』みたいなね(笑) 料理とかの場合は!ちょっとケースバイケースだと思うんすけどシチュエーションによるとは思うんですけど。つい、思ってもないのに言葉に出ちゃった、みたいな感じが、伝わったりすると、なんかその予測できなかった感じね。そういうのが、方が伝わるかもしれないですね。

そーすねまあちょっとそうだもう24時間テレビも迫ってきたのでちょっとずつね、話したいなと思いますドラマ、えーの話していきたいと思います」

〈私は小学校のときに点字に興味をもってからずっと点字の勉強をしていて、社会人になったいま趣味で点訳ボランティアをやっています。私の生活の一部である点字を部長の口から聞けたことが嬉しかったです〉

「えーまもう、ドラマ撮影してるんですけどその前に、まあ、役作りって言葉好きじゃないんであれですけど、その準備、で、あのまあ、えスタッフさんと一緒にリハビリセンターに行ってきて、でまあいろんなものをふれるんですねアイマスクして、いろんなものを体験したりとか。でもちろん点字もやらしてもらったんですけど点字はほんっとにねえ、難しい、し、ぁの目の見えない方でも、全員が全員読めるわけではないんですって。それぐらい、苦労、しなければ習得できない技だそうです。でいまパソコンで音声、で使えるので、あのわりとみんなパ、ソコン使ったりするみたいですねあとスマホとかで調べものだったりとか、読むのも音声で読んでもらったりするってことが多いみたいなんですけど。点字もゆっくりやれば読めるらしいんですけどこうめちゃめちゃ、すらすら読めるって人はそんなにたくさんいるわけじゃないっていう話をうかがいまして。で特に子どものころからやってた人はやっぱり読めるそうですね~それはほんとに、やっぱり子どもの、なんていうか、習得率ってのはまあちょっとまた桁違いなものがあるらしいです、うかがった話によると。

でもすごいですね、えーゆみさん(リスナーさん)ねこれ点字に小学校のときに興味をもって、勉強したっていうのおもしろいなーと思います。ほんとにあのーいろんなこと体験すればするほど、ぁの、知らなかったことをたくさん感じさしてもらえるので、ほんとに僕はいまたくさんおもしろい、おもしろいっていう言い方も失礼かもしれませんけど、えーたくさんあの学ばせていただきながら、演じさしてもらっています。えほんとに、えー楽しみにしてっていう言い方もまあ、ちょっと違うのかもしれませんけれども、なにか感じとってもらえるよう、いま一生懸命、ヨシノリ先生、演じさせてもらってるので、えー…ま、期待していてほしいなと、思います!はい、24時間テレビの続報は、今後も追ってしていきたいと思います!」

 

○主観

たくさんメール読むって言いながら結局4通なの、やっぱりしげ部長だなあと思うしシゲ部だなあと思う。大好き。本当の意味での一問一答ができないところが好きだし、たくさんメール読むよりたくさん部長の話聴きたいからずっと「たくさん」って言いながら終わってみたらたくさんじゃないラジオでいてほしい。

感情が伝わらないっていう相談メール聞いて、そのリスナーさんが普段どういう感じがわからないからあれだけど、個人的にはやっぱり「感情」を伝えるときってある程度のオーバーさというか、演技じゃないけど、脚色みたいなのは必要かなって思う。自分の中では100思っていることでもそれが表出して相手に届く過程でどうしても70ぐらいまで減っちゃうから、減っちゃった分の30を補うためにも上手く「盛る」っていうのは大事かなって。やりすぎるといやらしい感じになっちゃうから、笑顔を意識して明るくするとか、声のトーンを上げるとか大きくするとか、そういうの。150にまでする必要はないけど、30上乗せするみたいな、それこそしげ部長の言ってた考えすぎずにっていうのもそういうののひとつだと思うし。本質は飾らないけど視覚的聴覚的なわかりやすさは意識するって、コミュニケーションするうえでけっこう大事じゃないかなと、個人的には思う。