時間を翻し夜と朝

『じじいの罠だ!』

 

2016年10月23日放送●SORASHIGE BOOK

 

「こんばんはぁNEWSの加藤シゲアキです。今週もスタートしました、FMヨコハマSORASHIGE BOOK。ちょっと前だけどね、いやぁ僕~…ちゃんとここまで朝ドラ見たのはぁじめてだったなと、『とと姉ちゃん』。えー、『あまちゃん』ときも見てたんですけど『あまちゃん』とき途中から見たんすよね話題になって。なんで僕はぃ、最初から最後までちゃんと、全回見たのはもう『とと姉ちゃん』が初めてだと思うんですけど。えーそんなメッセージ来ております」

〈『とと姉ちゃん』、最終回を迎えましたね。シゲさんは最後までご覧になりましたか?私が見ていて一番楽しかったのは時代によって髪型や服装が移り変わっていくことです。おさげやおかっぱから始まり、前髪を巻き上げたりピンで留めたり、戦時中のモンペや戦後スカートになったり、特に昔の女性がパンツをはくイメージがなかったのでスカートからパンツになったときは感動しました。シゲアキさんはどのシーンが印象に残りましたか?〉

「いやーやっぱ、な、そ、なにかなあ~そのどのシーンとか言われても忘れてるところもあるしあぁあったあったってなるんだけど…やっぱりあの、そこは確かにその通りで、ほんとにリアルな日本の姿が描かれていた~な、いたんだろうなと僕はその時代を知らないんで、あれですけどその時代考証も含めてへ~!なんて勉強になるところもあったし、当時はやっぱり服は買うものではなく作るものだったっていうのはあっそっかぁそうだよなあと思って、まあ恵まれてるんだなぁなんてこともねえ、いちいち実感する…僕はまあ録画だったんでだいたいお風呂入りながら見てたんですけど…うん夜にそんなことを僕は思ったりなんかしつつ、ぁのほんとに勉強になるし、ま家族の絆であったり、ぇ~その人とのつながりっていうものを描いた作品ではあったと思うんですけども。やっぱりこの、戦争をふまえて豊かになっていく日本の姿、を、どう切り取っていくか、豊かになることで生まれてくる、問題もある、っていうところも、おぉ~と思ったり、なり、もしましたねえ~強いて言えばまあ、星野さんとくっついてほしかったなあなんてぇ、僕はやっぱ、朝ドラはそういうの、くっつくんじゃないの!?みたいな、ちょっと思ったりなんかしたんですけど。ん~でもなんか、みんなでい、ひとつの家に住んで、よかったねえみたいな、なんかもう応援するスタンスだよねドラマなのになぜか。でもほんとに、あの小橋常子はねモデル大橋鎭子さんのモデル、オマージュですけども。とやっぱねぇ、ぁの、花山伊佐次、がね、すごい、いい関係だなぁなんて思ったりしましたね、うん。いやほんとにあの、あれぐらいプロ意識をもって僕も、仕事に臨んでいきたいなと、思った、次第で、あります!

えーというわけでも次はもうすぐに、あちょっと余韻欲しいよね一週間ぐらい、いっつも思うんだけど。『とと姉ちゃん』からすぐ『べっぴんさん』いくから、ふつ、一日しかないじゃんなか、ちょっと待ってよまだちょっと、ととねえ、ちゃんしてるよおれの心は!と思うんだけど。早くも『べっぴんさん』始まっちゃったんで、え~『べっぴんさん』はね、『べっぴんさん』も、あの、うん、僕はもちろん見る、つもりで、ぇーいるので、まだ全部見れてないですけど、ぇーすぐに追いかけていきたいなと、思います。とりあえず、『とと姉ちゃん』ありがとう!うん!大橋家ありがとう!っていう、ととー!かかー!っていう気持ちで、えっへへへ(笑) 上半期過ごさしてもらいました!

えー(笑)、もうひとつぐらいちょっとオープニングが、広がっちゃう傾向あるよね最近。まいっかもう、もそういうのをさ、いちいちさ、もう、なんかそういう、なんか、既定とかをさなんか壊していきたいよねやっぱり(笑)」

〈リオパラリンピックの閉会式はご覧になりましたか?閉会式での日本サイドの演出として、ピチカート・ファイヴの「東京は夜の七時」が使われていました。『閃光スクランブル』にも印象的な場面で登場しますね。この件についてご意見願います〉

「ご意見っていうかまあ、粋な、演出だなあとは、思ったけどねパラリンピックの閉会式すごい僕はよかったなぁと、かっこよかったし、うん、そのバリアフリーなメッセージもあったし、なんというか、障害はけして、ぁの…デメリットではないと、短所ではない、個性だっていうの、改めて、メッセージとして僕は、受け止めたし、かっこよかった、っすよなによりかっこいいって思わせてくれたのが嬉しかった、なあと思います。「東京は夜の七時」、にかけて、「東京は朝の七時」というオマージュでね、えー夜の七時向こうは夜の七時、ってことはあっ、だったのかな、うん、朝の七時だよね日本はっていうメッセージ、だったのでおもしろかったですけど。それの前に、リオオリンピックの開会式でぇ、ぁのブラジル、の歴史、っていうのを、表現していたときに、あの~まあ、ブラジル人、ブラジルには日本、日系が多いんですよ。まそこを語ってると長くなっちゃうけど。その日系ブラジル人、ていうこともふまえて、日本の、演出もあって。それが、東京の8月6日の8時15分だったっていう、に、その日本、日系~意味を表すダンサー、っていう表現があって。それ、こそ粋だなぁ~と思いましたけどね。僕ちょうどそれあの、ヨシノリ先生の撮影中で、生では見られなかったんですけど監督がすごい、いやあ涙しちゃったよぐっときちゃったよっていう…うんなんか、こう、日本、地球のね、反対側、というか、真反対だけど地球~、距離はあるけども、一番遠い場所だけど、つながってるっていう、メッセージは、僕は受け止めました。すごいあの、なんか、もう始まってきたな東京オリンピックっていうわくわくもふまえて、なんかこう世界がひとつっていうかさぁ、そういうようなことを、なんかねえ、抽象的なメッセージになるけれどもすごく、美しい、うん、あの、閉会式開会式だったなと、思いました。素晴らしかったです、感動しました。はい!というわけで今週も30分よろしくお願いします!」

 

・音楽部

bonobos「Cruisin’ Cruisin’」

加藤シゲアキの今週の音楽部。えー今週の一曲は~いままでかけたことなかったですね、bonobos。あの、ゴリラみたいな、やつ、だよね(笑)、ボノボって。bonobosはえー2003年にメジャーデビューしたバンドでございます2001年結成ですね。えー日本の音楽バンドですまあ名前は聞いたことある~と思うんですよねぇもう15年、ですから。僕もがっつり聴いてきた、タイプではないんですけども、常にこう、バンドシーンを、えー…nに常にこうバンドシーンとして、引っ張ってるっていう感じより独自、の路線を貫いている、イメージ、ですね。まぁ、過去の曲から話すと長いんですけど、え~ほんとにあの、う~ん、まゆっくりした音楽、レゲエとか、ロックとか、っていう~まあレゲエのあのゆったりした雰囲気は確かにあるっていうか、裏、ノリのね、あるバンドだと、思うんですけど。

そんなbonobosbonobosはね、えーま聞いたことない人は今日ぜひ、知ってほしいと思うんですけどじゅうご、活動15周年となる、今年、えー9月28日に、2年ぶりの、アルバムを出しました。その名も『23区』。23区っていう言葉から、ま23区その、タイトルの曲もあるんですけど、23区っていうそのタイトルからやっぱ想像するのは、ま東京…奇しくもねえ、リオオリンピックの話からつながりましたけど。東京、ですよね、うん東京23区。だからこそ、いまレゲエっていうジャンル分けしましたけど、こう…すごくね、全体的にアーバンな、え~アルバムになってる、うん。そのと、都会感、のある、おしゃれな、やっぱジャジーな、そんなアルバムになってます。いまね、こういう、ふうに言うとbonobosさんに失礼かもしれないけど、やっぱ全体的にそういう曲がでもねぇ、流行ってるんのかなあ?と思う。もしくはおれがそういう曲を集めて聴いてんのかもしれないけども。やっぱりSuchmosとかceroとか、そのへんの影響を、影響じゃないか、そのへんと、影響?うん、っていうなんか改めてそういうのが人気なのかな~と思っていて。まbonobosもここで改めてそういうふうに切り替えたっていう印象ではないんだけど、23区というテーマを掲げて、アーバンな音楽を、え~、今回、作り上げたんだなあという、印象を受けました。なのですごく綺麗ですし、美しい、うん。

今回アルバムで、それがbonobosの世界観、とかbonobosのサウンドになっていて、とても、うん心地良い。あー、はいきましたー高速で聴きたい曲~みたいな…(笑) うん…そうですねまシティポップっていうのがちょっと流行ってきた流れもあるのかもしれないですけどでもほんとにぁの…かなり、クールな、ぁえーチルアウトな感じっすね、うん。たまらないっすね。全然アルバムとしてはけっこう、あの…でもバリエーションに富んでてわりとちょっとこう、ややノイジーな曲も入ってたりとかしてすごいバリエーション、がある曲なのですごいおもしろいです。あっ先ほどね9月28日と言いましたけど9月21日でしたねリリースしたの、失礼しました。えーほんとにちょうかっこいいアルバムになって、いて、ちょっとR&Bのね感じだったりとか、後ろノリな感じとか、とても、あの、気持ちの良い曲、になって、おり、ます。うん。

え~なんてこの曲を知ったかっていうと、七尾旅人さんのね「RollIn’ Rollin’」っていう歌があるんですよ。こn、今度かけ、かけようかな!と思ったんだけどタイミング逃しちゃって、で「RollIn’ Rollin’」で調べてたら「Cruisin’ Cruisin’」って出てきたんすよ(笑) で「Cruisin’ Cruisin’」っていうのが今日かける、そのbonobosの曲なんですけど、「RollIn’ Rollin’」もすごくそのアーバンな、ちょっと前の曲なんですけどシティポップな、ちら、ちり、チルアウトな感じなんですけど。ぁの、すごいね、どちらも良い!「RollIn’ Rollin’」もぜひ聴いてほしいですけど、え今回はbonobosの、「Cruisin’ Cruisin’」、え、まさにそのクルーズしていく感じとあと歌詞もね、あの~加藤シゲアキ好きな、感じってたぶん聴いたらわかると思うあっしげ最近こういう曲ばっか聴いてない?って、思われても仕方ないと思う、うん。でもおれは好きだね。というわけで、えーこんなね、10月23日。日曜日の深夜に、ぴったりなんじゃないでしょうか。聴いてほしいと思います、bonobosで、「Cruisin’ Cruisin’」」

 

・おたより

「シゲの部活~。この季節になるとね、聞きたいんでしょうね僕の話。キングオブコント(笑)」

〈先日放送されたキングオブコントはご覧になりましたか?お笑い好きの部長が以前、M1やキングオブコントが年に一度の楽しみとおっしゃっていたので、去年に引き続き今年の感想が気になりました。昨年(「去年だっけ?一昨年じゃなかったっけ?」)のキングオブコントはまさかの後輩にネタバレされてしまったというエピソードがありましたが、今年は放送日に見ることができましたか?〉

「こんなようなメッセージね、僕の、ネタバレ事情を気にしてくださってありがとうございます。もうひとつ来ております」

キングオブコントご覧になりましたか?私はリアルタイムで見ました。今年はライスを応援していたので、優勝したときは感動して泣きそうになりました。同期のしずるは残念でしたがこのふたりのやりとりはすごくよかったなと思いました。審査員の方もおっしゃっていたようにライスは披露したネタが2本ともおもしろかったので納得の結果だったのではと思います〉

「さ、えー…今回僕もね、あの当日~リアルタイムじゃ見れなかったんですけど、当日あの、深夜に帰ってきてねぇ、うとうとしながらねぇ半分だけまず見ましたね、決勝、準決勝だけ。でそっからファイナル見て、ぇー次の日にファイナル見たんで、朝方いつも見るネットニュースとか見ないようにし(笑)、携帯はなるべく開かないようにし、えーネタバレせずに見れました。なので、ぁの…普通に楽しんだんですけどまーでも意外、だったのかなあ。ただまあここで出てきてほしいなと思うから、あまりこう名の出てない人が、すでにあまりテレビ出てない人に、優勝してほしいなと僕はなんとなくいつも思ってるんですけど。おもしろかったですね今年もね、えーしずるさんのね、あの(笑)、だれもいないとこにツッコむネタに始まり、ラブレターズラブレターズも僕ずっと好きなんですけどねえ。かもめんたるさんも、やっぱ、優勝できないかもしれない、か、けど、あの独特のなんかえぐみとか闇とかってほんとおもしろい、うまいなあと思います。えーかまいたちさんもおもしろかったっすジャンボールポケットさんもおもしろかったです。ななまがりさんもだーりんずさんもね、おもしろかったです。ジグザグジギーさんも決勝いくと思ってましたけどねえ…いやいやびっくり。タイムマシーン3号は、僕は、タイムマシーン3号が優勝するだろうと勝手に思ってたんですけど、惜しかったですねえ。新しいネタが強いて言うなら見たかったなっていうのが、ちょっとありますけどライスさん僕はまったく知らなかったんで、えー意外でした。

けっこう、あの~…びっくりしたのが、ひとつの、シチュエーションはまあいつもひとつなんでしょうけどひとつのネタで、押し通すっていうのが今年けっこう多かった、なあと思って。たとえばその、おんなじパターン…その、いのちの崖っぷちで、わがまま言う、だけっちゃだけなんだけどその中でバリエーションが出せるってけっこうこう狭いしちゅえ、縛りの中で、ネタを作っていくっていうのは、けっこう、意外だったなあと思ってて。うん、あんまり動くが出づらい、と思うんだけど、今回わりとそういうのが多いなあひとつのパターンで押し通すっていう、のがラブレターズもそうだし、うん…ひとつで推すっていうのが多いなあっていう、僕かまいたちもそうだよね、思ったんですごい、えびっくりしました。だーりんずさんの童貞っていうのもそれだけで、ジグザグジギーもそれだけで推すから、はーなんか、今年のこれはいまの、なんか、テイストなのかなあなんて、思ったりしてました。

えー最近はね、ついつい動画サイトで見てしまうっていうの思うんです、最近Aマッソがすごいおもしろいんですよね、あと大自然と、うん。あとやっぱシソンヌってすごいなあって、思ってます(笑) なんでこんな見てるかっていうと原稿に行き詰まったときについついコントを見てしまうっていうね、ことなんですけど。えーやっぱじじいの罠だって最近僕言いたいんですこれちょじじいの罠だ!ってなにかわかんない人はぜひ調べてほしいなと思います。えっへへというわけで、やべもうこれで終わっちゃったよ!」