誤魔化さずGood Cry
『シゲを割り込ませてあげてよ』
2015年8月18日放送●KちゃんNEWS
・オープニング
小「さあ、え~~この方ですねゲストで来たんですけれども、いまだかつてないぐらいの存在感の薄さ、いるんでしょうか私の目の前に…えー加藤さんです」
加「あどうもー」
小「(笑) あれ、いまいたよね?」
加「いますいますよ、存在感ってなにかね」
小「う~ん…いまここに来てからずーっと時計をなんかいじいじしてたから」
加「なんかね、なんか変なもんついてたんだよね」
小「気になる?」
加「気になっちゃっていま」
小「あそうなんだ。あのーいいすかじゃあ、始めちゃって」
加「いいよ、いいよ。始めなよ早く」
小「どうすか?夏っぽいことして…」
加「(笑) そんなことあんのかよ、そんんな」
小「(笑)」
加「そんなださいオープニングある?」
小「どう?どうなの?夏っぽいことしてるの」
加「夏っぽいことしてるよ、焼けてんじゃん自分も」
小「おれ焼けてるよー」
加「うん」
小「なんか、あれでしょ、釣りでしょ?ほんとに、加藤さんもっぱら」
加「そうだね釣りとかバーベキューとか、そんな感じじゃない?」
小「あバーベキューした?」
加「するよ。するでしょ、するする。昨日した」
小「あそうなんだ」
加「うん」
小「あそれはもう自分のチームの、プライベートのメンバーで」
加「そうそう、とかスタッフさんとかいろいろと」
小「あそうなんだ」
加「うん」
小「まあね夏っぽいことみんなさ、僕は海とか時間空いたら行ってますけどね」
加「うん」
小「ねー」
加「海行って何すんの」
小「海行って、まあ、波の音を聞きながらお酒を飲むんですかねぇ。そしたら金髪が現れましたよ」
加「すごいね(小「はい」)、偶然」
小「手越さんが、偶然同じ日に海に来るっていう」
加「いいなあ、元気だね」
小「元気だったな手越元気だったわーまそれからね、あのー東京に戻ってきてから夜中まで一緒に飲みましたけれども」
加「仲良いね」
小「まあまあまあそんな夏っぽいこともしてますけれども」
・シゲアキ先生の人生の法則
小「さ、シゲちゃんが思わずわかる!と言いたくなってしまうような人生における法則を送っていただいております。またとえば花火大会に行ったときに混んでて大変だったとか…当たり前のことでございまね花火大会で思い出したおれさ、羽田空港からマネージャーの車で帰ってるときに花火が見えたの」
加「すごい素敵じゃん、神宮?」
小「いやあのー東京」
加「東京湾ね」
小「せつなかったなー…」
加「なんで?素敵じゃん」
小「いやだってさマネージャーさんと乗ってるからさあ『うわっ!』とか言えない(笑)」
加「え言うじゃん、言えばいいじゃん」
小「いやいや(笑)」
加「『おお!』とか言えばいいじゃん」
小「ですごい良い位置に見えたのしかも」
加「うん」
小「おれ的には『うわ花火だ!』っていう言葉がこの、喉まで出てきたんだけど(加「言えばいいじゃん!(笑)」)、それを言うおれどんな会話したらいいのかなと思って」
加「きれいだなあっつって」
小「言うかなあ、『んふふ』って言うでしょ」
小・加「(笑)」
〈絶対泣くと言われてる映画で泣けなかったとき何とも言えない気持ちになる〉
小「どうですか」
加「あ~…おれでもすぐ泣くからけっこう泣くのよ」
小「(笑)」
加「泣くハードルがわりと低いから(小「あそうなんだ」)別に泣ける映画が良い映画とも思ってないし。ただなんかそうなると泣いちゃうよねっていう」
小「なるほどね」
加「うん」
小「おれは、こういうのを聞いていて泣けないとき、おれ心ちょっと、なんか…」
加「汚れてんのかなって?」
小「あれなのかなと」
加「そもそもさ、その、ごめんねなんか、心汚れてんのかなってことはさ自分はピュアだという前提があるわけじゃない」
小「えっ私ピュアだと思ってるよ、もう、心から」
加「ピュアじゃないじゃん(小「(笑)」)ピュアな人なんてさ、いるの?心汚れてるって、その汚れってなに?」
小「いやでもね、じゃあひとつ言うと、『ベイマックス』は泣けた人?」
加「泣けたよ」
小「じゃん、でおれすっごいその前知識で『ベイマックス』が泣ける泣けるっていうので観たときに、泣けなかったんだよ」
加「うん、別にいいじゃん」
小「でもすっごい感動したの」
加「うん」
小「でもそのなんか、それが泣けなくて、あおれなんか、『ベイマックス』の世界で泣けないおれやばいと思って」
加「なんで?全然大丈夫だよ、そんなの気にしてんの、意味ないよ。だいじょぶだよ」
小「そうですか…『海猿』は嗚咽しました」
加「あそう…(笑) その具体的なの出されてもあれですけど」
小「『海猿』はもう嗚咽、男の友情みたいなやつ」
加「そうなるとドキュメンタリーの方がいいしスポーツ観て感動する方がいいってことになっちゃうじゃない」
小「まそうねえ」
加「別に涙なんてね、そんなたいした価値なにぁよ、涙に価値なんか」
小「でもすぐ泣くんでしょ?(笑)」
加「すぐ泣く、だから別におれ泣いてるからピュアとか思わないもん」
小「でもさ映画館に行ってさ、自分より先にだよ、前の人が泣いてるとかだとちょっと感情先に持ってかれない?『えっ泣いたの先に?』っていう」
加「あの泣き方ね、だからさガッ(豚声)て吸わないでほしいんだよガツ(豚声)て」
小「(笑) わかるわー」
加「垂れ流していってほしいし、もう泣く人はハンカチとかそういうのいるよね」
小「そうなのよ、その人の感情に乗っかっちゃう」
加「だっておれはじめてのおつかいとか絶対泣くもん」
小「いやそれはめっちゃ泣く」
加「泣くじゃん」
小「はじめてのおつかいはもう」
加「たださ、頑張ってる子ども見たら泣いちゃうじゃん」
小「まあね、どうであれね」
加「どうであれ、うん」
小「まあねそんなもんですな」
〈カラオケに大人数で行くとなかなか順番が回ってこない。何曲も連続で歌う人には演奏停止を押したくなることない?〉
加「あるよねー」
小「てかさ、おれとシゲがたとえばさ、一緒にいる場合ってさ、もうほぼ連続で入ってるじゃん」
加「入ってるってかあなたが入れてるんじゃないの(笑)」
小「(笑) おれシゲのメドレー好きだからね」
加「いやまあまあ」
小「基本的には」
加「わかる…どうなんすかねでも人数が多い場合とかは一番ルールとかにした方がいいときもあるよね、一番だけ!とか」
小「わかる、ほんと気心知れた友達と行くときは一番だけでやるわ」
加「でも知らない人がいっぱいいたりするとー…」
小「え歌わない、消すんだ!?みたいな感じのね」
加「いや、なんか、こないだあの友達の結婚式の二次会に行ったわけよ」
小「うん」
加「そのもちろんその中高大の友達なのよ?すげー知ってんだけど、奥様とその友達は同じ会社なわけよ」
小「はいはい」
加「だから同じ会社の寿結婚だから、あのー会社の人がさおれらの友達よりも圧倒的に多いわけ」
小「うんうん」
加「でおれは一次会、1.5次会みたいなのあんじゃん、流行りの」
小「うん」
加「には行けなかったのよ、でなんかカジュアルな感じだからみんなこうスーツとかじゃなくてほんとに、仲良くやってるわけ。で何人か知り合いもいるんだけどそのおれは途中から仕事があったから行ったら、もうねそのバーみたいなところでカラオケをしてるんだよみんなが」
小「なるほどねそっから」
加「でそのー歌ってる歌もねいやいいんだよ、盛り上がるんだけど、なんかねあのーそうだよねっていうさあ」
小「うん」
加「あのーいいんだけど、元気な歌というか、がもう…」
小「あーなるほどね!」
加「いいんだよおれほんと好きだけど(小「あー!」)もう入れないよね!」
小「あー笑うわー!(笑)」
加「でダンサーなのよそいつもともと」
小「ああ!じゃあもうみんな上手い感じの」
加「そう!で、おれとかはそのひっそーり友達といたんだけど、で、歌ってよって言われたの、weeeek好きだからって」
小「ああ!」
加「いやこの場で!?と」
小「うん」
加「でもおれ一生に一回だし(小「そうね」)歌うよ!と。ただそれまでにね、20曲その」
小「ズァーーーーッ!!と」
加「ズァーーーーッ!!てなってて、あと3曲目ぐらいのときに、『すいません三次会に移動しまーす!』ってなって(笑)」
小「うん(笑) うーわ!」
加「時間が終わっちゃったの、バーの」
小「あじゃ、歌わなくて済んだという…」
加「歌わなくて済んだけど、近い人にはシゲが歌うよ的な空気になってるから(小「(笑)」)、シゲ結局歌い逃げた?みたいな」
小「きっつ!」
加「歌わずに逃げたみたいな、いやもうおれだってちょっと喉あっためてたのに」
小「そうだねもうね、キー外さないようにね」
加「うん、もういっちょ!の感じとか(小「(笑)」)どのテンションかなーなんつって」
小「煽ってやろうと(笑)」
加「どっか名前変えれるかなーとかいろいろ考えてたの」
小「あー!」
加「これやってもうよやっぱりね、だからもうしょうがないよねそれは」
小「まそうだな、時間…」
加「正直全曲消したいと思ったけど」
小「(笑)」
加「人のね」
小「全部そのダンスメドレーみたいなの、歌的には」
加「なんかあのー人がやってると入れないよね」
小「そりゃそうだよ、割り込んだらよかったんじゃないそこ割り込みで入れたらよかったんじゃないですか加藤さんは」
加「いやおれもだから割り込んで入れ、そこは、その入れた人が、おれは入れられないじゃん割り込んで」
小「あまあまあそうだね」
加「で自分でも余計入れられないから、入れた人がほんとごめんなさい割り込ませてあげてよっていう、思ったよおれは。シゲを割り込ませてあげてよと」
小「それはそう思うわ」
加「しょうがないよね」
小「じゃあ、いろんな気の遣いの中」
加「うん、まあまあいいのよ、おれなんか別に全然いいんだけど。なんかびっくりしちゃったね」
小「そうだな」
加「大人数のなんかあの、派手な人たちにびっくりしちゃった」
小「(笑) おれそっこーで入るわ、イエーイ!って」
加「まじ!?知らなくても!?」
小「アーイ!って」
加「気づかれてないんだよ、あんまり」
小「いやいやだからもう気づかれりゃいいんだよ」
加「いやなんでなんだよ」
小「入ってく感じで」
加「ハートつええな、ハートが強しだよ」
小「(笑)」
・慶一郎の部屋
小「シゲさん最近はどうですか、レギュラー番組中心に」
加「そうっすねべつ…うん」
小「本もちょっと落ち着いて」
加「そうだね本、本…どっちかっていうといまもう次の方面じゃない?」
小「あーそっかそっか」
加「このーいまひと落ち着きしてどうしようかなっていう感じ(小「なるほどね」)なに書こうかなって感じです」
小「なんか噂では文化放送の大竹まことさんのラジオに生出演したということで」
加「まあまあまあありがとうございますもうね、文化放送…なんかさ、むかーし、この番組の企画でなんか本売り込んできてくださいみたいなのあったでしょ?」
小「うんうん!」
加「あれのときに大竹まことさんのラジオに声をかけてたディレクターさんの、たぶん最終的なつながりだと思う」
小「へー!」
加「いや巡り巡ってね」
小「大竹さん、絶賛されてると」
加「あー大竹さんも室井さんもすごい褒めてくださってありがとうございますもう」
小「ねえ嬉しいですねでもね、そうやってね」
加「嬉しい嬉しいですよ、広がってくんだなーと思って。頑張ってよかったなーなんて思いますけども。小山さん舞台あるんですか?」
小「おれ舞台あんのよ~今週から稽古」
加「舞台ですか久しぶりじゃないですか?」
小「いや3年?3年ぐらいぶりなのよ」
加「なに最後にやったの、『ハロー、グッドバイ』?」
小「『ハロー、グッドバイ』」
加「あそうですか」
小「2年半、3年ぐらい」
加「楽しみじゃないですかねえ」
小「いやでも、そうだね」
加「どうなんの?最後、オチは」
小「まじか!言う?」
加「オチは?ほら」
小「いやでもね、久々のさ舞台で久々に自分に台本というものが来たのよ」
加「そっかドラマもね(小「やってなかったし」)できなかったからね」
小「お芝居の台本が来てさどうやって覚えてたっけなと思って。までもあのーまあコメディなので」
加「ああ」
小「基本的には」
加「楽しみなの?」
小「不安とかプレッシャーはあんま感じてなくて、どうこう自分の時間配分と、体力面を」
加「そこが変わったもんね圧倒的にね」
小「そうなのよ」
加「スケジュール的な面がね」
小「そうそうそう、舞台だけだったら舞台だけに集中できるけどさ」
加「うん」
小「エブリーベースにあるんでね」
加「うん」
小「まあそれをやりながら、あのー19時半からの公演でグローブ座やってますから。エブリー終わり間に合って」
加「あーエブリー終わって」
小「来てね」
加「あそうすかエブリ終わってから行くんすか毎日じゃすごいね~」
小「そうそうそう頑張りますよ」
加「ええ」
小「さあということで9月12日からやってますからで10月9日からは大阪のシアタードラマシティの方でもやりますので、ぜひ観に来てくださ~い!タイトルはですね『グレート・ネイチャー』ということで、まあ大自然ですよね。自然の中でということで」
加「うん」
小「はい、まあ僕は学校の教師のせん、役なんですけれども、ぜひとも観に来てください!えNEWSの新曲『シリウス』がいまねCMで流れてますよ~」
加「見るよねよくね」
小「よく見るなあ~」
加「良い歌だなって思います」
小「あーおれも思うわ良い歌だねっつって」
加「あれ好きですよ僕は」
小「あれ、あのあともいいんだよね」
加「あ~そうっすね」
小「いまCMの」
加「そうですね、そうだし、ABとかもけっこういいしね」
小「いいんだよ」
加「いいんです」
小「はい」
加「いいんです!」
小「これもね楽しみにしててください」
・エンディング
来週はスペシャルウィーク!
小「さらに来週の放送では、加藤シゲアキさんの新たな魅力を引き出す新企画を行います!」
加「まじかよ」
小「(笑) ぜひお聞きください(笑)」
加「まじかよ」
小「ノー打ち合わせでやらしてもらいます」
加「まじかよ…急に始まるじゃん、急に」
○主観
映画で泣く泣かないの話のときのしげさんの語り方、すごく好きだなあ。なんだかシゲ部っぽいなって。Kラジは基本ふたりのやりとりを聞いて深く考えずにあははと笑って純粋に楽しむことが多いから、こうやってしげさんの語り口とか考え方とかを受け取ってうんうんって満たされていくのってめずらしい。初めてかもしれない。わたしからしたら、「心汚れてるって、その汚れってなに?」ってさらりと言えちゃうしげさんが一番ピュアだと思うけどな。その発言の前にごめんね、って一言添えてることも含めてね。その「ピュアさ」にこっちは泣き叫びたい気分だよ。
わたしも泣き上戸だから舞台とか行くとすぐ泣くしそうでなくても日常のほんっとにささいなことで泣くし、ほぼ常に涙腺稼働してる状態だけど。小山さんの言う「泣けない自分やばいんじゃないか」って感覚はすごくわかる。逆に泣き上戸だからこそ泣けなかったときにあれっ涙腺どうした?故障か?トラブルシューティング?ってなる。でも小山さんのそういう不安に対して大丈夫だよ気にしなくて、涙に価値なんてないよって事もなげに(この何でもないふう感がまた、すごく、好き)言ってみせるしげさんがやっぱり一番「ピュア」だなあと思う。ピュアであることを疑う姿勢がピュア。さっきからピュアピュアって、じゃあピュアって何なんだよってことになりそうだけど。まあ言ってしまえば人類皆ピュアーよ。ミミズだってオケラだってアメンボだってみんなみんなピュアーよ。たとえ「汚れ」があったとしてもそれはまごうことなくその人の一部なんだから、そりゃ外から見たら「汚れ」に見えるかもしれないけど。逆から見たら、ねえ?それってピュアじゃない?とぼくはおもいます。自分で言ってて思うけど性善説みたいだな。性ピュア説かな。
来週の新企画楽しみ~できればピザデリバリー系の、おもしろ楽しい系がいいな。最近作家とかなんとかでそっち方面のあれが多かったから、少しでもバラエティーっぽいのだと嬉しい。そっちのが好き。