Bring a book, bring himself to see the world.

キューバひとりで行けんのか』

 

2016年1月31日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

「こんばんはぁNEWSの加藤シゲアキです。今週もスタートしましたFMヨコハマSORASHIGE BOOK.。あ2016年も1月終わりということですけどもね、え~まあちょっと今週は話したいことがあるんで、オープニングさらっといきたいと思います、へへへ(笑) まず1曲めは、いきなりかい!みたいなね、聴いてくださいえーNEWSで『Touch』」

 

・音楽部

 N.W.A.「ストレイト・アウタ・コンプトン」

加藤シゲアキの今週の音楽部ということでえーあっまずは1通メール紹介したいと思います!」

〈以前部長が話されていた『ストレイト・アウタ・コンプトン』観ました。単なる不良がたまたまバンドを組んで、という想像をしていたのですが、のっけから半端ない不良っぷり。でもそれは黒人であり貧しいがゆえの生きる糧で、ラップに自分たちの思いを込めて生きることと直結しているから多くの人の心をつかんだのだと思います〉

「えーまあたくさんこのあともメッセージ書いてくれてるんですけどね、部員ネームたまきさんね。あのー…この、映画ねぇアメリカでもすごい勢いで、え~ヒットしましてですね、まその週で『ミッション:インポッシブル』を抜いたんだよねえ確か、そうですね、アメリカで大ヒットしたんですよね、昨年。

で僕の映画初めこの映画行ってきましたちょっとなかなか行けなくてですね。いやーやっぱりねあのほんとに、ぁの最高でした。えーまずどんな映画か説明したい、と思います。えー、西海岸が生んだ、ギャングスターラップというねジャンルを確立したヒップホップグループ、N.W.A.のグループ結成から解散、そしてそのあ、その後を描いたま伝記映画ということでですね。もうこれわかん、ヒップホップに興味ない方そしてまあアメリカのヒップホップ全然わかんないよっていう方ねえあの…のためにまざっくり、紹介したいと思うなぜならねこれ知ってた方が、僕もそんなに明るくないんだけど、ちょっと知ってた方がねやっぱ映画おもしろいと思うんだよねこれ。たくさんいろんな人出てくるし、あのー実際にある話だからさあ、似てるとかそういう楽しみもあるんだよね。だ知識がある方がけっこう楽しめる映画ではあるんですけども。

え~~どんな、そのN.W.A.っていうね、え~人たちかっていうと。えーまイージー・Eっていう人、が、まあもともとはねこうマリファナとか売ってた売人で、えーそのまあ、人が、ぁの~レーベルというか、ちょっとややこしいな、あのー(笑) イージー・Eって人がいるのよ!その人はほんとにちょっとまあ売人でワルだったって人で、まその売人なんでちょっとお金がある、っていう人と、えーあメンバー先に言おうか。えードクター・ドレー、アイス・キューブ、あアラビアン・プリンスまちょっとこの方はねすぐ脱退してしまうんですけどDJ イェラ、MC レンというま、このメンバーでやってたんだよね。でまあ、ドクター・ドレーを知ってる、こドクター・ドレーが一番有名だもんね。

ドクター・ドレーもういまだともうカリスマ、えープロデューサー、ですよ。え~もういろんんな人をね輩出した、まスヌープ・ドッグしかり、えーまツーパックもしかりかな、いろんんな人を輩出したりいろんな人をプロデュースしたりあエミネムもそうじゃんね。こないだかけたケンドリック・ラマーもまあ、ケンドリック・ラマーもN.W.A.映画いなかったなみたいなこと言ってますしね、まプロデュースしましたよ。ま相当な人のわけですよ、大物もっとすげえのはあのビーツっていうぁのヘッドホンブランド、が、アップル買収した、そのビーツ創った人だからね。いまもうアップルの、その役員レベル、役員だと思う確か、とかなってたりするんで。ぁのまあまあこの人が一番有名僕も高校生のときから名前は知ってましたよ。で、えーまあとアイス・キューブ、あと最近はあのー…役者方面だったりおん、映画、関係でもね、ちょっと名前聞いたことあるかもしれません。

で、あのま、ドクター・ドレーはもう音楽オタク、で、アイス・キューブはまあちょっと理系の頭良いんだけどなんかこう歌詞書いてたりする、ちょっとぶん、才能があった。リリックの才能があったみたいな人で、まあその、みんな音楽でなんかやりたいなって思ってるのに、音楽やりたいなと思ってんだけどまお金がないってときにそのイージー・Eって人に声かけて一緒にやらないかって。ただなんか上手くいかなくてイージー・Eもそんなに、お金だけ出すんじゃなくておまえも歌えよ!と言ったらまあ、彼もなかなか才能がだんだん、だんだんと、ま上手いって言われてる人じゃないんだけどすごく個性的なラップでぁの、一番こうフロントマンのような形になっていったっていう、感じですかねざっくり言うとまあこれちょっと映画観ただけでもわかるレベルなんですけどぁのー僕もそんなに明るくないんですけどやっぱおもしろかったです、ほんとに。

まああの『ジャージーボーイnズ』のときも、言ってたけどこの中だとNEWSだったらだれかなとか思える、考えるのもねけっこう楽しいと思うんで、えーファンの人もぜひそういうふうに遊んでもら、ってもいいんじゃないかなと、思います。えほんとに、素晴らしい映画でした。えーというわけでぜひぜひ、聴いてください!タイ、あのー映画の、あ『ストレイト・アウタ・コンプトン』っていうのはちなみにアルバム、N.W.A.のファーストアルバムですけど、その中にも収録しゃれています。『ストレイト・アウタ・コンプトン』という曲聴いてほしいと思います!聴いてください、N.W.A.で、『ストレイト・アウタ・コンプトン』」

 

・おたより(なし)

「えシゲの部活ぅ。えー先週の続き、話したいと思います。キューバの話ですよねえ、一週ではねなかなか終わらなかったね。

あのーまあ、そんなこんなで僕はもうね、機内から、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を観ながら、そしてヘミングウェイを読みながら(笑)、キューバに染まって、きゅ、行きながらもう気持ちつくってったからね、それでキューバに着きまして。でまあホテル入って、あのーまちょっとホテルが問題なんだけどねえ。なんかねえ、冷蔵庫なくてさ、水とかも買うの、買って、日本の水がちょっとあったからそれ飲んだり、しながらその日はあとホテルのバー行ったりして過ごして。ま翌朝、ま一日目って感じですよね、ちょっとコーディネーターさん…まあの、朝食はホテルの、ビュッフェがあったんでそれ食べたんですけど。ホテルの、あっあのコーディネーターさんと、そこではじめましてで会って、まあ僕初めてなんでちょっと街中案内してくださいみたいなことを、言ったんすけど。

ハバナ、要は首都ですよね、ハバナってどうゆ、どれぐらいかっていうとですね、そんな、もう普通の生活圏のほぼなんですけど、ま、えっとね…基本的に、あ、観光地、っていうニュアンス、そのーコーディネーターさんによると、もともとは、アメリカ人たちが、ラスベガスにしたかったみたいな。そういうニュアンスもあるたとえばだからまあ空も広いし、海も綺麗だしっていうまあちょっとこう、なんていうんですかねえ、ま気持ちが良い場所なんですよ。まそれでホテルとかも点在してますし、あのいまでもリゾート地っぽい感じではあるんですけど一方じゃあ住んでる人たちは、まやっぱりそんなに社会主義国で、あのー…恵まれてるわけではないんでわりと貧しい生活をしているんだけど、まそれほどなん、みんなわりと幸せに生きてる印象でしたね。

つまりですね栄えてるポイントが、あのーあんんまり広くない。まキューバ全体で言うと、なんだろなぁ、ハバナっていう場所と、バラデロっていう場所と、トリニダっていう場所と、えーもうひとつ、えーサンティアゴ・デ・クーバ、かな?っていう場所があるん大きく言うとこの都市が、ざっくり言いましたけどね。これどういうところかっていうとハバナが東京、だとしたら、あの~なぁんすかね、九十九里ぐらいの距離感にけっこう綺麗な海あるよ、そこにみんな行くみたいな。で、え~じゃトリニダが、たとえばじゃあ京都とか、んでーサンティアゴ・デ・クーバがまあここも京都っぽいっちゃぽいんだけど距離感的にもっとじゃあ日本東京で考えると、なぁんだろな北海道とかかなおもしろいの、とか九州とかまあそういう感じ。この4つぐらいなんすよ。でまあい、3日間で回ったの僕ハバナしか行けなかったんですけどね。

で、じゃあそのハバナ全体で考えると、あの旧市街っていう、ところがもう観光地なんですよ。そこはねえ、じゃ東京で言うと(笑)、浅草。浅草なんすよ。でもういっこ新市街みたいなとこだよね旧があんだから、そこは、もうね霞が関なわけ、政治とかやってるところで、まよく有名なあのでっかいビルにさ、あのネオン管とかで、ネオン管じゃないけどこうラインでチェ・ゲバラのさ、顔があったりするの、見たことあると思うんすよ。そこがし、内務省総務省かなみたいなこう、まそういう場所なんすよね。だから、結局そこ見るしかないわけよ他になにもない、ま展望台とかそういうのはあるけど、だから、じゃメインどっかっつったらさもうさ、浅草しかないわけ。

で、でその浅草も、じゃどれぐらいっつったら浅草の、雷門までの通りあるじゃん、が、まあ500m実際どれぐらいかわかんないけどその、旧市街で言うと500mぐらいがあるわけですよ。オビスポ通りって言うんだけど。あのまあ、オビスポ通りはも観光地だから、も~~ね、あの、ま浅草でたとえててわかりにくくなるけど、原宿の竹下通り、みたいな、感じ。で人もいっぱいいるんだけどもうみんなね、あの、観光客。そこだけやたら人がいんの!で、一歩裏入ったら、なんつんだろインフラも整ってなくて、野犬が歩いてるみたいな、みたいな感じ。危険じゃないんだけどね、野犬もなんかすごいやたらかわいいっていうかさ(笑)、なんかちょっと不思議なんですけど。

で、まそんなところだからさあ、じゃキューバキューバっぽさっていうのがじゃどっかっつったら、実はほんとは裏通りの方がさ生活っぽいんだけどさ、たたとえば、キューバ人もね、観光収入で儲かるってわかってるわけよちなみにこ全部国営だからね基本的に、ま民営も最近増えてるらしんだけど基本的に全部国営だから、あのなんだけど、なんだろなぁ、雷門、あっ浅草で、忍者の格好して演歌を歌うみたいな。わかる?それ、そんな人日本にいないじゃん(笑) けど、それが日本ぽさってやってるわ、ところも何人か人がいて、だからそういう~感じなのよ。だから意外と『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』みたいなの、を歌ってる人とかもあんまいないんだけど、そういうなんかね確かにいろんなところで音が鳴ってんの。ちっちゃいバンドっていうか、やってんだけどその、まサルサみたいなの歌ってるときもあるんだけど、キューバ音楽とかをやってる人もいるんだけど、あめっちゃチップ求めてくるみたいな(笑) そういう感じ。それはけっこうおもしろかったっすね。

僕はだから写真を撮るのがメインだからキューバっぽさを求めてたんだけど、その浅草で忍者の人の写真撮ってもなあみたいな、感じになって、わりと裏路地ばっかりちょっと撮りに、行く傾向はあったんですけど。あのすごいその、ちなみに、観光収入が国の収入の3番目なんだって。じゃ1位なにかっていうと、メディカルサービスって言ってまあもちろんあの社会主義国なんで、医療、が病院がもう全部無料なの。だから、あの、そういうこともあってかなあとよくわかんないんだけど派遣とかをしててそういうのでま世界中に派遣してるので、なんか、儲かってるらしいのね。で、2位がニッケルが採れるんだって、っていうので3番目に観光収入なんですけど。まそういう、国。

だからもうさあ500mくらいばーって歩いたらさあまあいろんな、お土産買いながらね、もう全部チェ・ゲバラの写真とかさ、I LOVE CUBAとかさ、そんなんなんだけど(笑) まそういうのを見てって、あとはまあ美術館があったりみたいな感じま入れなかったんでね正月だったんでやってなかったんだけど、あとまあ市場があったり、くらいなわけよああまあだから、葉巻買うならこことか、たとえばじゃあラム買うならまあこのへん、感じの、ホテルの一角で買うみたいな感じで、わりとねすぐまあ見きれちゃったんだけど。

まゆっくりやってって、で~まあわりと推してるのがね、その通りにあるのが、フロレディータっていう、ヘミングウェイが愛したダイキリのお店があって、ダイキリの発祥のお店らしいんだけどね。そこもだからすごい混んでるわけ、で、中入ると…くの字型というかカウンターがばーってあって、で端っこにヘミングウェイの銅像があんのね等身大の。で、あぁのま実際にヘミングウェイがその、場所にいたというか。だから、あの、好きだった席っていうかね、ここにいましたよみたいなで銅像があってま最初に写真撮ったりするみんな、みたいなね。まもちろん僕も撮ったんですけどダイキリ飲んでとか。でもういっこ先行ったらモヒート発祥の店があって、そこもすごい混んでんすよまあごはんも食べられたりするんだけど。そのそこも、あの…ヘミングウェイが愛したモヒートの店で、そ、上には、そのさっき言った、えダイキリは、おれのダイキリは、フロレディータ、おれのモヒートはここみたいなこと書いてあるんですよね、まお店の名前が書いてあんだけど。まそういうのも、いろんなところにだから、あの、ヘミングウェイの、サインがしてあったりする文字っいうかサインっていうかま文字みたいなのがあったりとか、近くにヘミングウェイが泊まってたホテルがあったりとか、っていう実際なんかね行ってみるとねチェ・ゲバラより、ヘミングウェイ寄りのが多いんだよね。

まちょっと先に、それでまあ1日目終わって、ごはんとか食べながらね、やべ、もう終わっちゃったじゃん時間(笑) 全然いまおれ1日目の話しかしてないわ!…まあ、でも来週にまたぐ話でもないから、これこの話をね、キューバの、旅行記をどっかで書くから、ちょっとそれが書けたら、あの宣伝するわ(笑) たぶんねちょっと先にはなると思うんですけど3月くらい…ま読めるんじゃないかな。まこんな場所でしたよざっくり言うと、いま、1日目しか話してないけど。まとにかく行ってよかった、もう1回行きたいなーと思うもう1回行くなら、でも人と行きたいなーと思う。あぁ…バラデロとかそれこそリゾート地なんで、九十九里に沖縄あるみたいな感じだから、まそっち行くなら友達と行く方が楽しいだろうなと思うし。あの、僕はヘミングウェイの『日はまた昇る』っていう、作品を読んでたんですけどま『日はまた昇る』は別に、キューバの話でもないんだけど、ま一番ちょっとちょうどいい家にあったサイズの、文量だったんでそれを見ながらだったんですけど。あのーヘミングウェイの『日はまた昇る』もぜひ読んでほしいなと思います、すごいおもしろかったです。

えーキューバの旅、本当に人生の肥やしになったなと思いますし、毎年正月休みつながるんだったらねぇどっか行きたいなあと、思いましたね、うん。も人見知りじゃねーなって思ったおれ、なんか。めんどくさがりだけど人見知りじゃねーなと思って。これからおれに人見知りって言う人に、でもおまえはキューバひとりで行けんのかって言い返そうということを決心しました(笑) まもちろん現地で、ね、人と会ってんだけどね。さあさあ、えほんとにぁのよかったですよ。写真もどっかに出したいね!はい、と思っております。それでは最後の曲です、え聴いてくださいNEWSで『ヒカリノシズク』」

 

・エンディング

「写真部のテーマはゼンタングル2016。今回おもしろいっすねイラストにしたからね」

 

○主観

 キューバの話のためにオープニングほぼなくしてしまうその自由な采配ほんと好き。だし、キューバの話聞いてたら想像以上に幸せで満たされてしまってなんかほんと好きだなあってしみじみ思ったし、聴き終わったあとぼろぼろ泣けてきた。部長の見たものとか感じたこととかを部長の言葉でもらえるなんてこのうえないぜいたくで、そういう感触がわたしの中にある限りずっと好きだなあ…なんて幸せなんだ…最後にまさかのキューバ旅行記書くよのお知らせ(?)にびっくりしたけど、それも本当楽しみ。どっか雑誌とかに掲載されるってことなのかな?本で出してくれても全然いいけど。

あと個人的な話、わたしはノルウェーにすごく興味があって、ノルウェーに関することとあらば即時飛びついちゃうんだけど、もし部長の旅行先がノルウェーで、ノルウェーに関してこういうふうに話してくれたりしたらって想像するだけで幸せすぎて心臓が止まりそうだから、もしもともとキューバが好きなしげ担がいたら本当に素敵。好きな人が自分の好きな国について話してるって考えると楽しさが倍増しになるよね。

それにしても、部長の話聞いてるとキューバって案外小さいというか、旅行しやすい国なんだなという印象受けた。南米って行ったことないからいつか行く機会があったらキューバ行ってみたいな。