読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ノー共感、イエス理解

『見れるんじゃないかな(裏声)』

 

2014年10月5日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

ずいぶん前から告知しているけれど4人の特番『4×9』の放送がいよいよ明日に迫ったよという話。まだ編集されたものは部長たちも見ていないそうだけど、収録をした時点で手ごたえがあって楽しかった。「手前味噌だけどファンのみんなが見たかったNEWSが、見れるんじゃないかなと(裏声)…見れるんじゃないかなと(裏声)……見れるんじゃないかなと(裏声)思っております(笑)」と自信も十分(?)。1回だけじゃなく2回目、3回目もあるといいなと期待をかける。

今日は(「遅くなってしまったけど」)『染色』の話をしたいのでオープニングは短め。

 

・音楽部

〈最近邦楽ばっかりなので洋楽聴きたい〉

「バランス良くかけろっちゅう話です」ということで、エリック・ベネイ「Sometimes I Cry」

友人のホームパーティーで知り合った心療内科の医師の方(趣味はサブカル)におすすめされたと言うR&Bシンガー、エリック・ベネイ。有名なのに部長はまったく知らなかったそう。R&Bは”too sweet"であまり聴いてこなかったけれど、大人になったいまちゃんと聴けるし良い音楽は良いと言えるようになった。

「『Dreamcatcher』でファルセットで歌ってたけどおれみたいなやつがファルセット使っちゃいけないなって」…いやいや(笑)

 

・おたより

「しげのぶっかっつ!」

オープニングでも言っていたように(「ずいぶん遅くて申し訳ない」)短編『染色』の話。予想通り賛否両論さまざまな意見が届いたらしいけれど(「『否(ぴ)』の人は『アンドレス』が好きなんだと思う」)、部長的には「否(ぴ)」が逆に嬉しい。「賛」の人の中にも、いままでの作品の中で一番好きと言ってくれる方もいて書いてよかったなと思ったとか。短編だとあえて曖昧にしていたり書き込まなかった部分も多い。

〈とにかくおもしろかった。美優がスプレーを腕に塗るわけが気になる〉

〈色の描写がきれい。美優が腕にスプレーを塗る理由がわからない〉

〈今回「も」(強調)かなりダークだった。美優の過去が気になる〉

「僕の中にはそういう過去があったんだろうっていう意識というか、裏設定を作ってはいる」そう。『染色』は市村の一人称で描かれているし、部長が書くきっかけになったスプレー缶の女性のことも詳細はわからないから(「聞けない/聞いてはいけないという状況は生きてて多々ある」)、明かす必要はないとの考え。市村が知らないことを知る必要はない。本当はラストの続きも書いていたけれど、編集さんと相談して「ここで切りましょう」となり、全体的に作品が空間をもったつくりになっている。

だからあえて部長自身がここで語ることはしない。市村が美優の子ども時代の写真からなにを考えたか、彼女の落書き帳を見て本物の才能にふれる瞬間に感じる怖さ(「美大生で、諦めながらも頑張りたいって思っていたりする部分」)などの、「あえてふれちゃいけないような相手の過去」を描きたかった。そこがいやだ!と思う人もいるかもしれないけど、『アンドレス』の方ではきっちり回収するので、そういう人はそちらをお楽しみに、とのこと(笑)

 

〈彼女いるのに浮気するんかい!〉

〈市村は正直ダメ男。部長の作品の主人公に腹が立ったのは初めて〉

「そうか浮気っていう言葉で片づけちゃうとそうなるよな」と、少しだけ残念?そうな部長。市村にも、諦めと諦めきれない、揺れた青春のような、才能があるだけにそれを持て余して使いこなせない部分もある。『王様のブランチ』で作家さん5~6人が対談していたとき、朝井リョウさんが「『共感できないので読むのやめました』と言われると悲しくなる」と言っていたけれど(「共感したいのはよくわかる」)、共感できないからこそ理解しようというベクトルが働かない限りは本は読めないと思う。部長的には小説は共感できない方がおもしろい。市村のことも共感はできないけど理解したい。

市村はブレーキを踏めるけど踏まない(「あえて事故っちゃう」)、新たな変化や刺激を求めていた。もちろん「杏奈がかわいそう」という感想もあったけれど、市村は杏奈のことを愛していないわけではなくて、美優と杏奈の2人に違うものを求めていて、決断するとなると難しくて…という「若さ」があった。「『若さ』って言葉で片づけられないと思うけど」

いつ自分(読者のみなさん含め)にそういう機会が訪れるかわからない。基本的に小説は「人間と人間の交通事故」のようなもので、それで「男ってサイテー!」ってなってしまうのはちょっと…。こういう部分が前に「嫌われるかな~」と思っていたところ。

でもメッセージ読むのも楽しかったし、どこで発表するかはわからないけどこれからも短編書いていくとのこと。

 

・エンディング

『4×9』見てね!と最後の宣伝。

 

○主観

『染色』に関しては、まあそうだよなって感想そりゃ来ると思うわ。主な読者層は女性って時点でいっちゃんの心象あんまり良くなさそうなのは予想できるし、「『浮気』って言葉で片づいちゃうと~」のくだりはいやいや片づくもなにも浮気ですやん(笑)としか。な。部長の言いたいことはわかるし、いっちゃんの葛藤?も想像できるにはできるけど、だったらもうちょっとそのあたり、せっかく一人称の物語なんだからいっちゃんの心情を詳しく描いてほしかったと思う個人的には。セックス描写ぶっこまないでプラトニック寄りにする方法もあったんじゃないかなーって。まあドドド素人のいち感想でしかないんだけれども。「男ってサイテー!」とはならないけど少なくとも「いっちゃんサイテー!」にはなるよな。なりがち。

とにもかくにも杏奈厨的には杏奈が幸せならなんでもいいです。なっ杏奈。(丸投げ)

 

『4×9』ついに明日…今日かと思うと緊張のあまりしぬ。まじでしぬ。今日(5日)日テレの特番でNEWSさん4人並んだ図を見ただけで天を仰ぎ膝をついたというのにもう。どうしよう。緊張する。

日テレ特番、まだ後半2時間しか見てないけど小山さんの天然エピソードを語るしげさんがとっても楽しそうであたたかい気持ちになった。世界に光が満ちる。ありがとう世界。ありがとうこやしげ。こうして今日もまた世界の平和は保たれたのだった。

あと丸山さんのギャグのあとしげさんが抜かれてたのがベスト・オブ・敗北感で賞。