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暗闇の中で光放つ

シゲ部

『おれ凡人だから』

 

2015年10月25日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

前に種芋からじゃがいもを育てるという話になり、普通に売っている種芋じゃダメなのかという話をしたところ、それについてたくさんの方が回答をくれたのでその紹介から。

〈種から育てるのはほぼ無理で、いまの時期だともう遅いので次に植えるなら春です〉

〈スーパーの種芋だと芽が出ない可能性があります。苗屋の種芋は発芽を促すため数週間以上低温で保存されており、それを常温の環境で植えると温度差によって発芽するようです〉

「ほうほうほう…なるほどね」種を冷凍保存するとわりと持ちが良いらしい。じゃがいもも芽(ソラニン)は生えてくるのに使えないことにはびっくり。

同じく生物部の生物つながりで、シゲ部が一番金魚の話をしてきたので金魚の話。半年くらい前、シャアがぽっくり逝ってしまったのだけれど、ちょうど飼い始めたのが2年前の10月だったデニーの方もついに召されてしまったそう…。部長としては2歳生きたら十分という感覚で、水替えなどもけっこうしていたので自分が至らなかったとは思っていない。ただ、原因があるとしたらたぶん水槽が小さかったかもしれないので、次があるとしたら水槽は大きくして、小さい水槽は小さいのを別で飼うかと思っている。そうすると生き物をすごく飼うことになってしまうけれど、個体が大きくなると酸素もたくさん必要だから、より大きな装置にしないと体力的にちょっともったなかったのかなと思っていた。

デニーは帰ったら急にいなくなっていて、よく見たらフィルターのところにくっついていた。松かさ病にかかりうろこが開いてしまっていて、言われてみれば数か月前からずっと下の方にいてあんまり泳がなかったんだそう。部長は寝てるのかな、疲れてるのかなと思っていたので、ちょっとずつダメージがあったことに気づかなかったものの、原因についてはわからず。いまは水槽にカマツカひとりだけで、逆に有意義に使うなよ!と。「かわいいんだよ、かわいいんだけど(笑)」

砂利が黒いのでカマツカと同化していて、いつも見ると「カマツカも死んだ!?あ、いたいた」と、金魚の件がトラウマみたいになってドキドキするそう。寂しいので金魚じゃなくてもなにか飼いたいと絶賛考え中の部長、反省点はありつつできることはやったためペットロスにはなっていない。いずれにしても寂しいのでまた水槽でなにかを飼うと思うとのこと。「寂しい、湿っぽいオープニングになってしまいましたが…」

 

・音楽部

Avicii「Waiting For Love」

Aviciiの2ndアルバム『STORIES』が10月2日にリリース。これまでシゲ部でかけたことはないのでさっくり紹介すると、部長よりふたつ下で、1989年にスウェーデンで生まれた。小さいころから独学で音楽を学び、若くしてスーパースターになったAviciiだけれど知名度が上がったのは1stアルバムの『TRUE』。「ま~~、ま~~、ま~~~流行ったよね、どこ行ってもかかってたもんね」

そんなAvicii(「みんな大好きAviciiでいいよね(笑)」)、やっぱりキャッチ―でEDM関連ではDisclosureともに外せない。もっといっぱいいるけれど中でもずば抜けてキャッチーで、アーティスト指向のDisclosureとはまた違い、本当にポップで楽しい。だからこそそういうのが入りすぎて嫌いという人もいるが、部長はそういう時期はどっくに過ぎているので、聴いていてやっぱり気持ちいい。掃除とかやっていたらすごくはかどりそうだなと思う。「今回のアルバムもきもち~な~って感じです、イェイイェイフゥ~~↑↑!みたいな、楽しい!生きるって楽しい!みたいな(笑)」

みんな好きだからバカみたいな説明でいいよ!という結論。

 

・おたより

「ちょっとこのメールおもしろかったから(笑)」

〈かっこいいんですけど、体調管理は何してますか?まっすーと仲は良いですか?MCのことなど話し合うことはありますか?好物はなんでしょう?気になる本があれば教えてください!〉

「いや、いいけどさ!(笑) これやるなら5枚にメール分けてくんねーかなっていうか!(笑)」こんな質問攻めメールは初めてだったのでびっくりしてしまったという部長、メールの形式に則って答えると、

「体調管理はそれなりにしています、まっすーとはそれなりに仲が良いです、MCのことはあまり話し合ったりしません、好物はすきやきです、気になる本…最近いま読んでるのは三島由紀夫の『命売ります』という本です、こんな感じでいいですかね(笑)」

メールに対してメールのように返すのが流儀!とのこと(笑)

 

〈車内で読書するときにヘッドライトを着けているというのは本当?ネタ?〉

〈ヘッドライトを着けることはいつどこで思いついたの?首痛くならない?〉

「ほんとですよ!」車内に限らず家でもヘッドライトを装着して読んでいるそう。基本加藤家は落ち着くように間接照明で暗く、上からのライトは偏りがあり、全体が明るくない。普段座って読んでいるけれど疲れてくると寝転がりながら読みたくなり、そうすると影ができる。もっと言うと寝るギリギリまで本を読むとき、電気を消してスタンドライトで読んでいると寝返りをうった際に影で読みにくくなったりすることがすごくストレスだと思っていた。「おれから光が放てばいいのにってずっと思ってたの、おれが発光すればすげー本読みやすいなと思ってたんだけど、まあ無理じゃんおれ人間だから、おれ凡人だから(笑)」

ヘッドライトは自分が光っていることとほぼ同じ状態じゃないかと思った。また、別な理由として夜釣りをするときにもヘッドライトがあると便利なので欲しいと思っていたんだそう。ヘッドライトを着けて読書することについてネットで調べたら、普通に「ヘッドライトは読書におすすめ」と出た。いまのヘッドライトはすごく良くて、たとえば読書灯だとページの白い部分が反射し、眩しすぎて読みづらい一方、光の明るさを変えることができる。また、遠くを見たいとき、工事現場の人にも対応するようにLEDの明るさも調整できたり点滅させることもできたりするそう。暗さによってルーメン(光の単位)をちょっとずつ大きくできるようになっていたりするのでめちゃめちゃ便利なんだとか。部長は自分でヘッドライト読書を思いついたときに天才だと思ったけれど、ヘッドライト会社がそれを勧めているのでやっぱり凡人的な発想だった。

部長はそれを普通、けっこう良いと思っていたものの、そうやって読んでいたら「おもしろすぎるよ!」とマネージャーにいきなり写真を撮られた。みんな小馬鹿にしてその話をするけれどめちゃめちゃおすすめ、と力説する部長。暗いところで本を読みたいというのもあるけれど、たとえば小説じゃなくても台本も読めるし、車内では真ん中に座っていないのでカーライトの弱かったり偏ったりしているときにも使える。「完璧だと思うんだけどね」

軽いから首も痛くならないうえ光も放つヘッドライトは天才的。寝る前はヘッドライトと携帯をもって寝室に移動し、携帯を充電して目覚ましをかけ、ヘッドライトを装着して本読んで、眠くなったら外して寝るという完璧な手法をとっていると豪語する部長。「ぜひぜひおすすめです、本が好きな方」

 

「ちょっとこういうのも読んでみてもいいかなたまには」

〈私は脚本家を目指していて小説も書いているのですが、他人に読まれることを意識すると自分の思うようなものが書けません。部長は小説を書いているとき、他人・読み手を意識する瞬間はありますか?〉

読み手を意識することと他人を意識することはイコールじゃない。部長の考えでは読み手=自分で、一番最初に自分の小説を読むのは自分なので、自分が読み手という感覚を大事にすればいい。他人というのを不特定多数にすると、好きな人は好きかもしれないけど多くの人に受け入れられるかな、と難しくなる。部長いわく、自分は凡人だから変態的な趣味はないし、みんなが嫌いなものが好きということもあるけれどみんなが良いものはやっぱり良い。小説なんて本屋に並んでいる時点でそれなりに形になっていて、出版社にとっても損なのでつまらなかったら出さない。自分の感覚が世間と相当ずれているとは思わないので、自分が納得できるものはそれなりに大丈夫だろうと思う。逆に、他人に迎合する方が怖い。他人に読まれることばかり意識するとどんどんそぎ取られて普通・一般的になってしまう。音楽で言うところのすごく良い曲だけど別に残らない、というようなことは小説も一緒で、書けないんだとしたら意識しなくていいし、自分の中に書く人と読む人がふたりいればいい。「それが一番大事、ですね」

部長はジャニーズというところで育ってきて、エンターテイメントという、人に見られる、人が喜ぶか喜ばないかがすごくでかいところにいた。自分のベースに人を喜ばせることが当たり前というのがあるから意識しなくてもできちゃう、勝手に意識してしまう。無意識にそういうことを意識している部分はある。「いつか、世界に、にしおさんの作品が広まることを祈っております…(笑)」

 

○主観

 昨日のらじらーでも言ってたけどデニーもとうとう召されてしまったのね…。デニーもシャアも部長に本当にかわいがられて愛されてることが伝わってきてたから、きっと幸せな金魚生を送れたんじゃないかな。次の子もたくさんの愛に包まれてすくすく育ちますように。あと関係ないけどわたしは部長にぜひとも蛇ちゃんを飼ってほしい。

ヘッドライトの話、すっごいおもしろかったけどそこまでして本読みたいっていう情熱がほんとすごいわ…尊敬。てかそんな暗い中で読んだら視力みるみる落ちそうで怖いんだけど大丈夫なのかな。しげさんが満足した環境で読書できてるならそれが一番だけど視力だけは大事にしてほしい。視力大事。両目とも視力0.01以下の悲しき超絶近視マンとのやくそくだ。

今日は凡人という表現をよく使っていたけれど、脚本家志望の子への話の中で「他人に迎合して作品が一般的となってしまう方が怖い」って言っていたのがとても印象的だった。もちろん小説家という仕事をするうえで「一般的」となってしまってはいけないことはとてもわかるけど、そういうバランス感覚がしげさんの魅力だなあというのはすごく思う。アイドルなんて職業してる時点でどう考えたって「凡人」じゃないのに、非凡な環境にずっといるせいで自分を平凡だとする考えをもっていて、そう言いつつ「平凡」であることを避けなくてはいけないことを自ら武器としていて、矛盾ばっかりに感じられるのにそれがすっと受け入れられるのはそのバランスが絶妙だからなのかなーと思ったりする。「加藤シゲアキ」って遠くて近いし近くて遠いね。