涙とともに去りぬ

『デフォルテ感』

 

2016年3月15日放送●KちゃんNEWS

 

・オープニング

小「アルバムがリリースされて一週間が経ちましたみなさん聴いてくださってるでしょうか、ゲストは、愛するシゲちゃんです!」

加「どぉも」

小「どーもシゲちゃん!」

加「うん」

小「首を寝違えております小山」

加「なんか動き変だなと思ったらそういうことですか」

小「ん~~どうもね右…」

加「よく寝違えるねあなた!」

小「あたしどうやって寝てるのかねこれぇ」

加「寝違え山慶一郎だよほんと」

小「いやもうだから寝違え山慶一郎としては、枕が合ってないんじゃないか、寝違え山慶一郎としては。だからちょっと、あのー私たちこう『美的』で、あのー連載さしていただいてるじゃないですかぁ」

加「ああ」

小「あれわりかし、自分で、なにやりたいみたいなこと聞かれるじゃないですか、いま一回こう睡眠で、アポ取り中で」

加「ああそっか、そうなんだ」

小「どーにか枕を作れないかと!」

加「あぁ~~」

小「でさあ、あの~~枕ってさ、作りに行きたいっていう気はすごくあるけど、まなかなかなにか絡まないとさ(加「うん」)、行きづらくない?」

加「いいよねぇ『美的』さあ、すーげ聞いてくるじゃんなんかやりたいことありますかっつって。おれ全然わかんないのね」

小「うん」

加「どうしようかなあ(笑)」

小「えなんか、おれがネタで聞いたのは、加藤さんに睡眠の枕のことを、ちょっと、振ってみたら、加藤さん枕がf、いいと」

加「おれ枕もうねけっこう持ってるの前、『変ラボ』で、先生、あの睡眠やったじゃん、寝言のとき。あの先生が送ってくれたのよ」

小「すごいじゃん!」

加「で小山も昔おれに枕くれたじゃん」

小「僕誕生日プレゼントに、シゲさんに枕あげたの」

加「あれ使ってるから」

小「まじで!?」

加「使ってるよ!」

小「えぇ~ぃ、言ってよぉ…」

加「だからぁ、枕いっぱいあんのよ」

小「うれしいじゃぁん…」

小・加「(笑)」

加「なんかね、なにがいいんだろう」

小「あそうだからおれ枕すげー欲しい、今日ほんっとい、痛かったエブリータイム4ですのあと僕バーチャルでこっちなるんすよ、左側に、か、痛い」

加「もうなんか枕の問題だけじゃない気がする。ストレッチとか」

小「まじでぇ」

加「おれこないだぎっくり背中ってのになったのよ」

小「ぎっくりゼウス?なに」

加「ぜなか、背中」

小「ぜなか?」

加「背中」

小「背中?」

加「ぎっくり腰って、腰だけじゃなくて背中も首もあんだって」

小「まじ?どうなんの」

加「動けない、そぉんな感じ!」

小「やば」

加「パキ!ってなって」

小「いた」

加「ちょ~痛いよ、あっ、腰はなんなかったけどこういう感じなんだなあと思って。よかったライブ前で」

小「びっくり背中?」

加「ぎっくり」

小「あぎっくり(笑)」

加「ぎっくりせなんで、ぎっくり腰のなら、流れで言ってんだから!」

小「まとまんないなぁ~さ!えーそして先週出演していただいた手越から、加藤さんにメッセージ来てまして、ダメ出しですと」

加「ああ」

小「シゲが、革靴やブーツを履いたときの、踵をコツコツ鳴らす音、うるさい!とのことです」

加「あぁ~~なるほどね」

小「もうね、ずっと気になってんだって」

加「おれ鳴らして歩いてるじぶ、わざと。鳴らすの好きなの、踵を」

小「あっのさ(笑)、ぴよぴよ言う、あの、靴じゃないんだから」

加「カン、カン、カンっていわすのが好きなの」

小「そのなに、音はじゃ自分で自覚してんの(加「うん」)、鳴ってんなと」

加「うん」

小「ででもそれさ、いわばちょっとこう、気になる人からしたらさ」

加「そ↑んなこと言うとあなたねえ!」

小「うん」

加「ほんっっっとにねえ!おrrれも最近、ほんっとに気になる小山さんの食べてるときの音!」

小「(笑)」

加「うrrrるせーのなんか、こんな豚汁うるさうるさく食うかねみたいな」

小「そうそうおれねぇ(笑)」

加「もうなんかねあっつい、豚汁がケータリングで出てて、それを食べてるんだけど、はっまず熱いから、ハッハッハッハフガフガフガフガフ」

小「いや豚鼻はしてない(笑)」

加「いやいやまじでこんなん!」

小「豚鼻はしてない!」

加「でそのあともなんか豚汁だからもう、」

小「やっぱね、エブリーを、やってると、食べレポが多いわけですよ」

加「い~~よふたりしかいない楽屋でさそんなさぁ!」

小「(笑) いやちょっと、やっぱテレビサイズで加藤さんに熱さ伝えてかなきゃと思って」

加「い~~やいやだってもう素だったあんときとか」

小「いやだからちょっとほらもう」

加「熱いんだったらもうふーふーしなよっつったらふ↑ーふーも熱いんだもんフー!!フー!!」

小「(笑)」

加「昨日、一昨日かなぁ、ラーメン食べてたでしょNHKで、あrrれもうrrるさくてさあおれ笑っちゃったもん!」

小「(笑)」

加「こいつ食べてるときちょーうるせーと思って」

小「ちょっとテレビサイズになっちゃったの食べ方が」

加「いぃやもうさあ本読んでたり静かにしてる部屋でさ、あんなにすすんなって!」

小「いやいやいや、ちょっとお水いただいて…ヂュ~~~~!!(水を飲む音)」

加「ほんとそんなんだよ、のどごしの音すげえんだから!」

小「気をつけますね」

加「ちょっとあれそうだよおれはまだいいけどあれ、気をつけてもう31歳なんだから」

小「一応踵、だから次ね、たぶん増田さんがローテーション的には来そうなんですよ、増田さんになにか最近、思うこと一言伝えておきたいなということ」

加「い~やひとつもないです」

小「いやいやそれは一番つまんないじゃん!つまんないしそれを言う、の言いづらいよまっすーに」

加「頑張れって言っといてちょっと」

小「頑張れ!」

加「あが、頑張ってるねって言っといてじゃあもう」

小「きついわおれまっすー来て、え加藤さんから一言もらってます、『頑張ってね』こっから広がってかないよぉ!もうちょっとトピックス欲しいわ~」

加「逆になんかある?まっすーの話」

小「前回としかも同じなんですよ頑張ってねは」

加「うそ前からやったのそれ、あなにこのシリーズやってんの?」

小「加藤さんは、」

加「頑張ってるわ!って言うでしょどうせ、あいつ、『頑張ってるわ!』」

小「あ言う言う言う」

加「『へへー』」

小・加「ははは(笑)」

小「言う言う、なんかもうちょっとこう、まっすーなんだからちょっとトピックスないとちょっと広がりづらいわ」

加「ないよ!じゃあんの、逆に。どうよ、最近のまっすーは」

小「おれが増田に?あれどっすか、あのリハーサルをみんなでして、リハーサルが全部終わったあとからのやる気が出てくるっていうのは。ちょっと」

加「あそうなの」

小「昨日だってそうじゃないすか、みんなでやってて、終わってから、いきなりこう昔の曲を思い出し、やりだすとか」

加「あ~そうだね~…でもおれそこn、参加してなかったからなあ」

小「いたじゃないでも」

加「うん頑張ってるなあって思ってただから(笑) じゃあいいかな」

小「特になしってことですか」

加「特になぁしでいいですよ」

小「じゃ頑張ってるなにしとくね、一応ね」

加「ヒルナンデスおもしろかったよって言っといて」

小「あそういうことが優しいんじゃないですか?うん、じゃ『ヒルナンデスおもしろかったよ』にしときます。はい、ということで一曲ですかね?ここでNEWSで『QUARTETTO』」

 

・しげほめ

小「しげほめ!最終回!お疲れさまでしたっ」

加「あ終わるの!?やったじゃーん!やったあ!」

小「いやいやいや朗報じゃない(加「やった終わる!」)朗報じゃないんだよ」

加「嬉しいよこのコーナー、」

小「これなんでかっていうと、いろんなのがいま最終回迎えてんのは、加藤さんに理由があるの実は」

加「なになんでなんで」

小「あたしたちひとつの話題で、ほぼ半分尺がいってしまうと」

加「ん(笑)」

小「ていうことで、あんまりコーナーを刻んでも、こアツくできないんで、だったらコーナーを減らして、たとえばふつおたをアツくしていくとか、そういったこう裏事情があるわけですよ」

加「あ、るいいっすよ全然」

小「でもしげほめに関してはもほんとにぉもうね涙ながらに訴えたよ、やだと」

加「(笑)」

小「やりたいと、なぜならおれは加藤シゲアキをあいし、愛しているんだと」

加「でもじん、そっかそっか、ほんとぜん、あ、すごいね、終わってくね!」

小「おわ、」

加「いやいいじゃんすっきりして」

小「なんで一番テンション上がっちゃうのここで、違うんだよ!でも、こう~リスナーの方から、しげのことを愛してる、しげほめっていうことをたくさんいただいてますから今日最終回、ほんとにね、涙なくしては、できないんじゃないかと思ってますけどいきましょう」

加「ん~ふふふ(笑)」

〈最近『ビビット』のコーナー内で「うまシゲ」を流行らせようとしている加藤さんがとてもかわいらしい〉

加「ははは!(笑)」

〈若干ドヤ顔ぎみで言っている姿が微笑ましい〉

小「すいませんね金曜日あたくし、少しゆっくり寝られるんで、あまり、ちょっとこう、拝見してないんですけど」

加「うん」

小「どういうことなんすかうまシゲというの」

加「まそういうのやってるだけですよ、食べ物食べてうまシゲ!っつってほら」

小「あっ、おいしぃ~!みたいなこと?」

加「そそそ」

小「おお!うまシゲ~!って言ってんだ」

加「そそ」

小「やってやってちょっと」

加「ぁうまシゲ!ぐらいですよ。あこれうまシゲシゲだね!みたいな」

小「うましげしげ…?」

加「うまうまシゲだねとか(小「ああ、」)、モテシゲだねとか、そういうの」

小「どっちが、重なってもいいんだ」

加「いろいろやってます、うまシゲMAXとか」

小「うましげまっくす…?」

加「いろいろ、いろいろ遊んでますよいま」

小「はぁ~~僕らの知らない加藤さんが、いるけどそうやっ、」

加「つまりあのあれだよね、コメントに飽きてきたんだとふはは(笑)」

小「でもそういうのいっこあるとちょっと楽、は楽でしょ?なんかちょっとそれのさ、こうデフォルテ感で、伝わるじゃん」

加「デフォルテ感?」

小「うまシゲ!!か、うまシゲ…ってさ、だいぶ変わってくるじゃない」

加「デフォルテ感ってどういうことですか」

小「だから強くすればするほど」

加「デフォルメって言いたいんですか」

小「デフォルメですね

加「はははは!(笑) あのすごい胸元の話かなぁと思ってね、デコルテの話をし、デフォルテというのは」

小「あたしはデコルテをいま…」

加「(笑) デフォルメですかね、うん」

小「そうなんですよ~でもこれを、あの流行らせてるんじゃないかということで、かわいらしいですねという話でございます」

加「ありがとうございますいろいろほら、ねえ、もうひとりの企画コーナーだからちょっと飽きないようにいろいろやんないとさ」

小「でも知ってる?こやって僕のミスをさ、気づいてくれたり突っ込んでくるのシゲちゃんだけじゃん」

加「うん」

小「そういうふうに言ってくれるときのシゲ、すげー好きなん」

加「(笑) ちょっといま顔赤かったけどね、恥ずかしかったでしょちょっと」

小「おれシゲに、そういうふうに言ってもらうときけっこう顔赤くなる」

加「うはは(笑)」

〈シゲがたまに出す高い声が好きです〉

小「わかるよ~」

加「わかるの?おれ出すかなぁ」

〈普段は声が低めのシゲが、小梅太夫の物まねをしているのはたまらなかったです〉

加「あ~」

〈マニアックかもしれませんが慶ちゃんならわかってくれると思い、応募させていただきました〉

小「わかるわからないことなんてないんだから私はもう」

加「(笑)」

小「あとね、みんなちょっと勘違いしてんのは、シゲ声低くないから」

加「しゃべってるときは低いけどぉ」

小「歌とかたっけーよ!だいたいいま『QUARTETTO』も、聴いてもらえばわかるけどぉ、シゲだいたい、あの『シリウス』なんて頭サビ(加「上ハモ」)手越の上ハモだからね」

加「まあねファルセットだけどねぇ。小山さんの方が低いとこ出るもんね、おれ、低いとこ出る、もう、あの聞こえなくなっちゃうからさ、歌に溶けて」

小「そうそうそう、おれ低い方は出るんだけど高い方が逆にシゲより出ないから、意外とみなさんこれご勘違いをね、されてると思うんですけど」

加「そうだよそれもっと言ってほんとに、うん」

小「そうね、小梅さんんときは」

加「シゲ声出るかなあ、って言われるのほんとやなんだけど」

小「えめっちゃ出てる、なんならたっけ!」

加「ねえ」

小「ああ」

加「けっこ出るよね?」

小「そうそう、チクショゥ!!ってどうやるんすか」

加「チックショーー!!!(高音)」

小・加「(笑)」

小「すげえ(笑) すげえおれいま」

加「やべ、おれ今日歌リハだったんだよ!」

小「すーっげえ!」

加「喉いてえんだよ!」

小「おれいま髪なびきそうだったもんいますっごい、風圧が」

加「しょうがねぇからやったけどさ」

小「すげえなぁ!声出しした?どういきゅぅ?」

加「いきゅぅ(笑)」

小「いきゅぅって言った、おれもいま」

小・加「いきゅぅ?」

小「って言ったけど」

小・加「(笑)」

加「いきゅぅ~

小「チックショーが入っちゃった(笑)」

加「(笑)」

〈最近加藤さんを雑誌やテレビでお見かけする機会が増え、特に思うんですが、かっこいい・かわいい・美しい・色気があるなどの、私の知っている世間で一般に使われるような褒め言葉は加藤さんを褒めるためには物足りないいやむしろそれらの(加「(笑) やめろよもう」)言葉たちは加藤さんのために存在しているような気さえするんです(加「新しい芸」)どんな言葉を使っても足りない加藤さんの素晴らしさを〉

小「〈ぞ、かゎ、これからnも、とどまること、がないんだろうと思い、嬉しい反面、心配です〉」

加「しげほめ芸じゃねえかよそれもう」

小「いや~~これいいねぇ~~」

加「もうそれでおちちゃってるよそのメールで」

小「そうだよねぇ、かっこいい、えーかわいい美しい色気がある、はもう(加「ないですよ」)そういうことじゃないんだと」

加「そんなことないっすよ」

小「そんな言葉なんかもともと加藤さん中にあった言葉だと、もっとないのかということですよねぇ」

加「いや小山さんにだって当てはまるんじゃないですかその言葉たち」

小「いやいや私なんかまったくぁひとつもないですよこんなのねぇ」

加「(笑) なんなのその(笑)」

小「えー加藤さんのためにね、これできてるメールですから」

加「はいほんと今日終わってくれてよかったわもう」

小「いやいや(笑) いやシゲちゃんの魅力っていうのはこれやっぱりあふれ出すものがあるからね~」

加「まあね!」

小「ダムかな」

加「(笑) あふれ出すってことだけで(笑)」

小「あふれ出す」

加「すごく陳腐な答えでしたけど(笑)」

小「ダム加藤かな」

加「ありがとうございますほんと言ってもらえて嬉しいです頑張りまぁす」

小「いやでもねコーナーを締めくくるにふさわしい、ほんとに最後加藤さん、のこと代弁するからね」

加「わかったからもういこう慶一郎の部屋いこ」

小「どうですかみなさんに、こう褒められて」

加「いや嬉しいですもっと褒められるように頑張りまぁす」 

小「いやいやもそういうことじゃないんだよもうちょっとこう~やっぱりねぇ」

加「次いこうよもう」

小「やっぱいままで一方通行な」

加「うぅるせえなぁ!(笑) いいからもう!」

小「えーこれまでにないような視点で加藤シゲアキを褒めてきたこのコーナー、いったん、最終回となります!引き続きふつおたに、えー送っていただければ、どんどんシゲちゃん褒めますんで、お願いいたします!」

加「ぁい」

小「以上しげほめ最終回でしたっ」

 

・慶一郎の部屋

小「慶一郎の部屋!さ、」

加「なんの話すんの?」

小「えーとぉ、まリリースされますよね『QUARTETTO』が、まされて、ま3月26日から、全国ツアーと始まるということなんでございますけれども。いまーのところのまあ、進行状況等々、含めまして、シゲちゃんから報告があればみたいな感じですかね」

加「報告?」

小「なんかこう 、こnこまでが進んでるよぉなんつって」

加「ぅ振付、やってる感じっすかね、ま僕あと歌リハ今日やって、良い感じかなぁ~と、聴いてもらえてると嬉しいですけどねぇ」

小「ねえ嬉しいですよね~でもあのいま~CMも流れてますけれども、すごい斬新な」

加「ね!」

小「曲をなが、さず、ま、曲なんだけどもほぼ、踊りを見せるみたいなところでねぇ」

加「そうそうそう~」

小「うん」

加「いやいい試みだと思いますよかっこよかったしおもしろかったし、うん」

小「さあそれに、加え、『変ラボ』が!」

加「ああいいいね!」

小「はい」

加「嬉しいですよ」

小「4月の7日木曜日から、え~24:59からスタートということで」

加「うん、ついにね!NEWS4人になってから最初のレギュラー嬉しいですね!」

小「はい、嬉しい限りだけどまあどんな実験をしていくのかという」

加「ちょっと怖いところもありますけどね」

小「いや怖いねシゲちゃんが次なにを食べるのか」

加「いやいや小山さんがどこで裸になるのか」

小「ほんとだねぇ~」

加「にぇ~」

小「裸と食うだもんね私たちね」

加「まだ言えないけどねぇ!あるもんねまだね!」

小「あるね!」

加「いやまだ言えないことがいっぱいあるね!」 

小「いっぱいあるねシゲちゃぁ~~」

小・加「ぅゃ~~~~」

加「えっえっえ~い」

小・加「(笑)」

小「あぁい一曲まいりましょうかね、うお!慶一郎の部屋もこれで最終回!あらららら!これわたくし(加「小山さんの企画(笑)」)、初耳でございます!」

加「あらららら」

小「までもここで、話さなくてももふつおたでみなさん書いてくれますから、そっからね派生して、いろんなことを、発信していければと、おもぉいます!」

加「これは?言うの?いま」

小「あもいっこ言えますか?あとあの~~わたくし、ええ(加「わたくし」)、先ほど知りました」

加「はいはいはい」

小「え~~NEWSのライブツアー2015Whiteが、今年の4月20日に、発売されることになりました~~」

加「ャ~ハイヤーハイヤーハイ」

小「ま、いつされるのかとみなさん、待っていたと思いますけれども」

加「ほんとねいろいろあって遅くなっちゃいましたけど」

小「はい、まちょうど、ライブで言うと静岡から、福岡の間に、発売されるますね4月20日ということで」

加「イヤ、イーヤッ」

小「でこれまあの~ソロのね、PVが入ってますから」

加「そうっすね、まあの~初回通常どっちも入ってんすけどぉ、初回盤はMC、通常盤はそのソロのMVの、メイキング!入ってます」

小「よく知ってますね」

加「はい、小山さんの、見てないんで僕まだ、てかみんなの見てない」

小「おれも見てないわ」

加「ああ、楽しみだね」

小「ねえ!そのへんもみなさん、え~~いよいよということで」

加「はいはいぃ」

小「ぜひとも見てほしいなと思います」

 

・エンディング

小「さお別れの時間ですけれども、え~、手越が自分のコーナーが最終回になったことについて、打ち切りだ打ち切りだってうるさいんですが、打ち切りではないですもんねぇ~?

加「打ち切りじゃないの?どうしたいのこんな一気に終わらせて」

小「いやだから、あなたがい、一回、原因になってんのよ」

加「なんで」

小「いやいっぱいしゃべるから」

加「でも手越は別に関係ないじゃん」

小「手越もしゃべんのあの、関係ないこと」

加「増田の企画が残んの、じゃあ(笑)」

小「まっすーのは残すちょっと、ね?ちょっと様子見る?」

加「ひとりだけますおことかあま妄想Kissも手越のものみたいなもんだもんね」

小「ままそうね、だから、読むものはかなり変わってるよね。番組では皆さんからのはがきメールをお待ちしておりますガールズトーク、妄想Kissシチュエーションと、ますおこ、世間が増田についてきた、まっすーの2こ残るまどっかで、いっこぐらい、ね、最終回します。あとふつおたの方、これふつおたがね、かなりこう~ふり幅を、多くもって、待ちたいと思いますのでよろしくお願いいたします。というわけで、今夜のお相手はNEWSの小山慶一郎と」

加「加藤シゲアキでしたぁ」

 

○主観

やっぱりしげほめも終わってしまった~さみしい~。結局ふつおたでも募集するならなくす意味ないと思うんだけどなあ…まあいろいろあるか。

今日は特にこやしげがこやしげしててしげさんも最初からテンション高めで、最後のまだ言えないけどたくさんある~~のときもめっちゃはしゃいでて、これがラブアンドピースかな?『NEWSな2人』レギュラーと少プレMCは発表されたし、でもほかにもまだなにかありそうだし、なんだかめまぐるしくてそわそわするな。

彼らと彼女らの1と12分の7

劇団四季の『ウェストサイド物語』を観た。最後に本作品を観たのは前回の東京公演千秋楽、2012年12月24日であり、実に約3年2か月ぶりとなる観劇だ。忘れもしないあの千秋楽の日、わたしの魂は完全に、完膚なきまでに燃え尽き、四季劇場・秋の地に置き去りにされた。しかし、その魂が長いときを経ていまふたたびわたしの身体に戻ってきたのだ。わたしの魂、わたしの青春とも呼ぶべきミュージカル『ウェストサイド物語』。緊張から生じる激しい腹痛に苛まれながらもわたしは果敢に平静を装い、席に着いた。

今回の『ウェストサイド物語』は新演出によって前回公演から大きくリニューアルされている。演出家であり振付師でもあるジョーイ・マクニーリー氏の指導のもと、キャストの皆さんが稽古に励みながら、新たな伝説となる『ウェストサイド物語』をつくりあげていくさまが、日々公式Twitterにて写真とともに紹介されていた。大好きな作品が生まれ変わっていく様子をリアルタイムで目撃することができるのはまぎれもない幸福であり、そうして制作陣の情熱を近くに感じられるのはとてもありがたいことだった。『ウェストサイド物語』がどんなふうに生まれ変わるのか、観劇するその日まで期待は膨らみ続けた。

一瞬のまばたきすらも惜しかった。初回の観劇中は幕が上がってから幕が降りるまで、すべてがまったく新鮮ですべてに躍動感が増していて、与えられる情報量の多さに、頭を常にフル回転させていないと振り落とされてしまいそうなほど、すべてが圧倒的だった。歌も、ダンスも、そして演技、舞台装置や照明、音響、オーケストラ、一瞬の休息もなく目の前で展開される物語は、間違いなくわたしの愛した『ウェストサイド物語』であったし、それでいてわたしの知らない『ウェストサイド物語』だった。素晴らしい。下手に言葉を飾るよりも、ただこの一言に尽きる。本当に素晴らしかった。

 

さて、あまり前置きが長くなってもいけないので、ここからは今回の新演出と前回の演出(便宜上「旧演出」と表現することにする)とを比較しながら、『ウェストサイド物語』というミュージカルそのものについてわたし自身の考えたことや感じたことを述べていく。あくまで一個人が、主観的に舞台の上から感じ取ったものを頭の中でこねてこねまわして形にしたものであるため、仮に納得のゆかない部分があっても多少はお許し願いたい。また、さも当然のようにネタバレをしているので、というかネタバレでしか構成されていないので、未見かつこれから観劇のご予定がある方はご注意されたい。

 

 

0. 大きな変更点

まず、新演出と旧演出をわかりやすく比較するためにも、覚えている限りで前回公演と異なる箇所を箇条書きにしていく。前回と言っても3年も前のことなので記憶が曖昧になっている箇所もあるかもしれないが、特に印象的だった、また新旧比較において重要と思われる変更点を中心に、わたしの中の記憶を引っ張り出して照らし合わせていこう。

 

・ジェット団・ジーターの不在

驚くべきことに「ジーター」というキャラクターが存在ごと消されている。正直に言ってしまえば確かに影の薄い役ではあったが、ところどころで台詞もあったので非常に寂しい。ジーター、君のことは忘れない。

 

・舞台装置が豪華

舞台装置がずっと立派に、ずっと豪華になっていて驚いた。しかし、前回のようなシンプルな装置で物語が進むよりも、今回の方が状況を視覚的に把握しやすくなり、観客としてはかなり良い状況になったと思う。

 

・ジェット団のジャンパー着用がリフのみ

ジェッツ全員が色違いで着用していたはずのジャンパーを今回はリフしか着ていない。個人的にこれは非常に重要な変更点のひとつであると感じたし、なによりも色違いお揃いジャンパー姿が見られないのは寂しく感じた。

 

・プロローグ~ジェットソングのジェッツの演技が自然

前回と比較しても特にジェッツの演技が非常にブラッシュアップされ、ナチュラルなものとなっていた。「1950年代」「ニューヨーク・ウェストサイド」「プアホワイトの少年たち」というキーワードが、実際に体感として知らなくてもすとんと納得できるような、そんな自然さがあった。

 

・ドアの文字を塗り直すトニー

数多ある変更点の中でもこのうえなく重要なもののひとつ。リフがトニーをダンスに誘うシーンで、旧演出のトニーははしごの上に載って看板のペンキを塗り直していたが、新演出では出入り口のドアの文字を直していた。⇒1.②

 

・ブライダルショップの出入り口が逆

前回は下手側に出入り口があり、上手側に裏口があったが今回は逆になっていた。

 

・姿見・手鏡の不在

旧演出のブライダルショップには姿見があったが、新演出では消去されており、白いドレスを着たマリアと彼女の肩を抱くアニタは客席を姿見に見立てていた。また、「アイ・フィール・プリティ」の「見てよ 鏡の中を」とマリアが手にした鏡を見るシーンも、手鏡ではなく客席に向かって歌っている。非常に興味深い変更である。⇒1.④

 

・よりセクシーなジェッツ女子のドレス

グラジェラのスカイブルーのドレスがオレンジに、クラリスのドレスがワインレッドからシックなグリーンかつ短い丈に変更されていた。マクニーリー氏の言う「もっと魅力的な女性であることをアメリカ人はPRするだろう*1」という意図があってのものだろうか。

 

眼鏡っ子ではないロザリア

シャークス女子の中でもっとも小さく、もっとも「ダサい」印象を受けるキャラクターだったロザリアは、かつては大きな眼鏡を掛けどこか田舎っぽいドレスを着ていた。今回からトレードマーク的でもあった眼鏡がなくなり、ドレスもより女の子らしいデザインとなっている。とてもかわいい。

 

・子どもじゃないグラジェラとヴェルマ

「クール」前、リフに子ども扱いされ反発するグラジェラとヴェルマ。その際、ヴェルマの口癖でもある「ウーブリウー」という掛け声があったのだが、今回は「ウーブリウー」ではなく、直前のエニイ・ボディズの「パンパン!」を小馬鹿にしたような「プウプウ」という台詞に変更されている。

 

・軍事会議、アニタへの暴行シーンがドックの店外、地下室のシーンカット

今回はドックの店内がクール前の1シーンでしか出てこず、かつて店内で行われていた軍事会議とアニタへの暴行が店外となっていた。また、トニーが隠れていた地下室のシーンはなくなり、騒動が収まってからトニー自ら店外に出てくるようになっている。マクニーリー氏は「すべての物語をストリートで展開させる*2」と述べていたが、これも非常に重大な変更だと思うのでのちに詳しく述べたい。⇒1.③

 

・ジェッツとシャークスの野球

前回は軍事会議中にシュランクが乱入してきた際、ジェッツ・シャークスの面々は各々屋内の遊戯に興じるふりをしていたが、会議の場が店外となったことで即興の野球ごっこに変わった。緊迫感のある中でもコミカルさがあり、しかしそれでも拭えない緊迫感にいっそう場が張り詰める効果があった。

 

・疑似結婚式でのトニー

「ワンハンド・ワンハート」において、マリアが花嫁のベールを被るのは変わらないが、トニーがブライダルショップの衣装であるシルクハットと黒のタキシードコートを身に着ける点が追加されていた。より疑似結婚式らしさが増し、その後の悲劇を思うとやるせなさも増す。

 

・五重唱でのそれぞれの立ち位置

旧演出の「トゥナイト五重唱」でジェッツ・シャークスは段を作って並んでいたが新演出では段差がなく、各リーダーを中心に全員横並びの配置となった。また、前回は上手下方にいたアニタが下手上方の建物内に移動し、立ち位置がマリアと対になるような構図となっていた。⇒1.②

 

・より高くなったフェンス

決闘の場面での「フェンスを乗り越える」という動きがなくなっていた。個人的には非常に重要な変更点だと感じたので詳述。⇒1.②

 

・コンスェーロが金髪

金髪の一房混じったロングヘアだったコンスェーロが完全なるブロンドのボブになり、カチューシャも着けていた。正直とてもかわいい。

 

・ピストルの所在

チノがマリアの部屋から持ち出したベルナルドのピストルは今回、どこからか入手してきたぺぺが屋外でチノに手渡している。その際、ペペの真っ赤なバンダナで覆われていたことも印象的だった。⇒1.①

 

・「サムホエア」での白衣装

新演出の「サムホエア」では男も女も、みな一様に白い衣装をまとっている。旧演出では、特に女子は普段着のような淡い色合いのドレスを着ていたがすべて白に統一されており、舞台の上で冴えるような白の群衆が非常に印象に残った。『ウェストサイド物語』の中でも特に重要なナンバーである「サムホエア」でのこの演出には、考えさせられることが多くある。⇒1.①

 

・クラプキ役がディーゼル

ジェッツが歌うナンバー「クラプキ巡査どの」において、前回はクラプキをスノーボーイが演じていた。しかし、おそらくジーターの不在により役柄変更となったかと思われる。「ほんとはみんないいこ♪」と歌うディーゼルがもう見られないことは少し寂しい。ジーター、君のことは忘れない。

 

・明らかに「事後」なトニーとマリア

アニタがマリアの部屋を訪ねた際、トニーは上半身裸だった。視覚的にわかりやすい状況となったかもしれないが、そこまであからさまにすることでもなかったのでは、と個人的には思う。

 

・「あんな男に/私は愛してる」でのアニタとマリア

旧演出においては上手側にマリアがおり、ベッドに腰掛けたアニタに縋るように抱きついていた。しかし新演出では下手に移動したうえ、ふたりが抱き合うナンバーラストも両者ともに床にくずおれるような形となっている。愛する兄を殺したのが愛する男だったマリアの、愛する男を殺したのが愛するマリアの愛する男だったアニタの、ふたりの際限のない悲しみと怒りが舞台上に渦巻いているように見えた。

 

アニタの喪服

ベルナルドが死んだあと、全身黒の喪服に着替え黒のショールを被るアニタ。前回は緑のワンピースに黒のショールだったが、思いきって全身を黒に染めることで喪に服している印象がより強くなり、その後アニタを襲う悲劇がいっそう痛々しく映る。

 

アニタ暴行シーンでのベイビー・ジョーン

新演出でもっとも衝撃を受けたといっても過言ではないアニタ暴行シーンでの大幅な、大幅すぎる、大幅すぎてもはや目的がわからない、大幅な変更。旧演出ではベイビー・ジョーンが他のジェッツに抱え上げられ、アニタの上で無理やり動かされることで「性的暴行への参加を強要されている」感が出ていたが(実際、ベイビー・ジョーン役の役者の演技もいやがるようなものだったと記憶している)、今回は自ら暴行に加担している。ベイビー・ジョーンというキャラクターの根幹をゆるがす大問題であるので詳細は後述する。⇒2.

 

・マリアの絶叫

トニーが息絶えたあと、マリアはすすり泣くのではなく声の限りを尽くして泣き叫んだ。重苦しい沈黙の中悲痛に響くマリアの叫泣、彼女が最後に見せた心の内側に、頭を殴られたような衝撃を受けた。

 

・トニーの遺体を運ぶ人数

旧演出においてはジェット団3人が持ち上げようとしたところにシャーク団1人が手を添えていたが、新演出ではシャーク団が2人なっている。

 

・マリアにショールを掛けるロザリア

旧演出では、マリアが立ち去る直前、彼女にショールを掛けるのはベイビー・ジョーンの役目だった。しかし、新演出ではその役がロザリアに変更となり、かつ、マリアはショールを掛けないまま立ち去っている。悲劇の幕が閉じようというこの印象的なシーンでの変更は、いったいなにを意味するのだろうか。⇒2.

 

 

1. 『ウェストサイド物語』における二項対立

今回、新演出版の『ウェストサイド物語』を観て強烈に感じたのは、通底する徹底した「二項対立」主義である。旧演出に要所で変更を加えることにより、あらゆる場面において「二項対立」が丁寧に浮き彫りにされ、そして保持されたまま物語が進んでいく。それはこのミュージカルのもつ類まれな悲劇性、芸術性をよりいっそう引き立てるはたらきをしている。

そもそも『ウェストサイド物語』とは、『ロミオとジュリエット』をモチーフにふたつの若者グループの抗争、そのはざまで生まれた恋を描いた作品である。最大公約数的な前提条件として「対立」というテーマがあり、その構造を基盤に物語が肉付けされているのである。『ウェストサイド物語』の本質がこの「対立」にあるということは明白な事実と言っても良いだろう。そこで、ここでは新演出/旧演出の異なる点、あるいは双方に共通する点を照らし合わせながら、この「二項対立」を軸に『ウェストサイド物語』という作品をわたしなりに解いてみたい。

 

①赤と白⇒俗と聖/現実世界と理想世界

『ウェストサイド物語』の中でもっとも印象的な色は赤と白である。演目名の文字デザインからしても赤/白を基調にしたものであるし、赤と白の鮮烈な対比はこのミュージカルの根幹をなしているように思える。初めに、この赤と白の「二項対立」について考えてみよう。

『ウェストサイド物語』において、赤とは現実の色だ。このミュージカルで赤が使われているシーンを一つひとつ追っていくと、まずわかりやすいのはマリアの衣装において赤色が果たしている役割である。ダンスに参加する前、アニタに襟ぐりを開けるよう必死に頼むマリアの台詞に「せめて赤く染められないかしら」「白なんてベビー服だわ」といったものがある。つまり、赤は大人の色、大人の女性の色であり、マリアは「赤」の存在に憧れていることが繰り返し描かれる。結局、ベルナルドの意向を汲んだアニタの強固な反対により、マリアはダンスに白のドレスを着ていくことになるが、その際(実際にはブライダルショップでのシーンの時点からだが)真っ赤な靴を履いていることには特に注目すべきだろう。

トニーと運命的な出会いをはたすシーンでのビビッドな赤い靴は非常に示唆的であり、彼女がすでに大人の世界に「足」を踏み入れていること、大人になることへの前兆が否応にも感じられる。果たして、マリアはトニーとの出会い、恋を通して無垢なる少女から芯のある女性へと成長し、否、成長させられていく。その証拠に二幕冒頭の「アイ・フィール・プリティ」では、それまでのマリアを象徴するような白ではなく紅梅色のドレスを身にまとい、シャーク団の女子たちに「どうしておめかししているの」とからかわれるのだ。なにも知らない彼女たちはチノのためだとしか思わないが、それは違う。マリアはトニーのため、自分の中の大人を、大人の女性を見せるためにおめかししているのである*3。恋によって大人の世界に一歩「足」を踏み入れたが最後、少女は「赤」の世界に身を投じていく。

作中マリアを諭し、導く「大人」の存在たるアニタがベルナルドのために化粧をして着飾ったように、マリアも愛するトニーのため、「白」から大人の女性の象徴である「赤」へと自ら変貌する。ラストシーンにおいて目に痛いほどの真っ赤なドレスで身を固めたマリアに、襟ぐりを開けてもらえず拗ねていたかつての少女の面影はない。この現実世界でのマリアの成長に、赤色は常時圧倒的な存在感をもって寄り添っている。

次に注目すべきは赤い照明の用いられ方である。ジムでの迫力あるダンスシーンは赤い照明に照らされる中激しく繰り広げられ、ジェット団/シャーク団両者の対立をいっそう鮮やかに引き立てる。両者が互いに抱きあう怒り、憎しみといった激情がダンスと照明の相乗効果でより真に迫るようだ。「クール」で怒りを抑え、抑えきれずに踊るジェット団の少年少女たちを照らす照明もまた赤い色であることから、このミュージカルにおいて赤は怒りを表す色として効果的に、そして印象的に使用されていることは間違いないだろう。

そしてもうひとつ、トニーとマリアの運命的な恋も赤によって強調される。ふたりが出会うジムでの赤い照明は言うまでもないが、「トゥナイト」の日本語歌詞にも「世界の空 赤く燃えていくよ」とあるように、ふたりの出会いが物語の世界を赤に染めていく。このミュージカルにおける赤色には怒りだけでなく、愛しあう喜びも含意されているのだと考えると、『ウェストサイド物語』の悲劇を皮肉っているようにすら感じられる。悲劇の中で生まれた愛、愛を引き裂く悲劇、この二律背反をひとつの色が担っているとすると、『ウェストサイド物語』という作品にとって赤がどれだけ深い色か窺い知れる。

最後に、赤が表す視覚的にもっともわかりやすいものと言えばなによりも「血」だろう。のちにまた詳しく述べるが、「サムホエア」で死んだはずのリフとベルナルドが舞台に出てきたとき、白いシャツの刺された箇所に血のりがついている。また、チノがペペからピストルを受け取る際には、ピストルは赤いバンダナに覆われていた。その後そのピストルでトニーが射殺されることからも、赤はそのまま「死」を司っていることが容易に考えられる。リフの死、ベルナルドの死、そしてトニーの死。マリアの成長に赤が伴ったように、彼らの死にもまた、まるで死神のように赤がついて回る。血の赤は視覚的情報としてのわかりやすさとともに、込められた意味を観客に想像させ、物語により深く加担させる効果をも発揮する。

大人になること、怒りや憎しみ、運命、そして死。もともと強い性格をもつ赤という色が、ときに背反しながら、そしてときに幾重にも相乗しながら、ひとつの物語において実にさまざまな役割を果たす。それらすべてがキャラクターの「現実」と密接に関わっていることからも、『ウェストサイド物語』における「赤」は現実の色であることが受け取れるだろう。

では、相対する白はなにか? 二項対立の構造を思えば答えを導くことは困難ではないだろう。現実の反対、つまり理想である。本作品における白とは理想の世界そのものであり、ビビッドな印象を与える赤とはまた異なる性質をもって、舞台上を鮮烈に「彩る」。

しかし、赤と比較すると白が舞台に登場する頻度はそこまで多くはない。もっとも印象的なものはジムでマリアが着ている「ベビー服」のようなドレスと、「サムホエア」でキャラクター全員が着ている白い衣装だろう。前者ではまだ恋を知らない少女のマリアがもつ無垢さを観客に提示していることは明らかだが、より興味深いのは後者での「白」が果たす役割である。

そもそも「サムホエア」というナンバーはこの作品において特に異彩を放っている。舞台装置や装飾がいっさい存在しない、いわゆる「素舞台」で、役者のダンスや演技のみで世界がつくられていく。突然現れ出る「何もない」世界に観客は驚きながらも、その「何もない」に意識が引き込まれていく。その世界には「現実世界」のような争いや憎しみは初めから存在しない。真っ先に飛び出してくるベイビー・ジョーンは舞台を自由に駆け回り、笑顔で跳び回る。そして、その様子を見たジェット団/シャーク団の少年少女たちも、年相応のあどけない笑顔で、ジェット団とシャーク団の別なく、ジェッツの少年はシャークの少女と、シャークスの少年はジェットの少女と踊るのだ。振付の中に胸いっぱいに息を吸う動きがあることからも、「サムホエア」の世界ではだれも自由に呼吸をし、笑い、動き回ることができることが伝わってくる。しかし、忘れてはいけない。それは単なる夢想の世界に過ぎないのである。

トニーとマリアの言う「どこか」、サムホエアはあくまで「理想」であり、悲しいことに彼らのひとときの現実逃避でしかない。その「理想」が白一色に染められていることは、物語での白が担う重要な役割を強烈に印象づけている。赤が現実の色ならば、白は理想の色。俗世にまとわる色と聖域を構成する色。両者の「対立」は徹底されている。

赤と白、二色が織りなす「二項対立」について考えたところで、ふと、興味深い事実に気づく。一幕ラストで息絶え横たわるベルナルドとリフである。ベルナルドは真っ赤なシャツを、そしてリフは真っ白なシャツを着ているのだ。サーチライトがうごめき、鐘の音が響きわたり、対立していたジェット団とシャーク団のリーダーはこの世を去る。舞台を、そして客席を支配する重苦しい空気の中で、赤と白の「対立」は逃れようもなく残酷な事実として、観客にのしかかってくる。

 

②天と地⇒女と男/敵と仲間

次に、劇中における「天と地」について、どのような「対立」が隠されているか考えてみよう。ここで言う「天と地」とは言い換えれば「上下」のことであり、さらにわかりやすく言うならば「上方と下方」であることを最初に明らかにしたい。

ここでは新演出での変更点、「はしごに載らないトニー」と「フェンスを乗り越えるシーンのカット」が重要となってくる。つまり、キャラクターが上方=天と近くなる場面が意図的にか、削られているのである。単純に考えるならば、トニーをはしごから地に降ろすことで見下ろす/見下ろされるという関係を解除してトニーとリフの対等感を増幅させ、のちの「トゥナイト五重唱」での段差のなくなったジェット団とシャーク団の並び方にもナチュラルな対等性を添えている。しかし、真に重要なのはここではない。「天と地」という視点に立って舞台を見たとき、「天」にいることを初めから許されているキャラクターがふたりだけいる。マリアとアニタである。

マリアは「トゥナイト」において、アパートの非常階段に出てきて下方にいるトニーに呼びかける。彼女に与えられた立ち位置は最初から上方にあり、「トゥナイト五重唱」でも同様に非常階段から美しい歌声を聴かせている。そして、アニタは旧演出とは異なり、「トゥナイト五重唱」での立ち位置は下方から上方へ、マリアと対になる場所へと変わっている。聖女、優雅さを名に冠した「よそ者」の「女」だけが「天」に立っていることは非常に興味深い演出であり、彼女たちの強さや美しさ、手の届かない高貴さがより強く感じられる。

ここで、「トゥナイト」ではトニーもマリアと同じ位置にいると思われる方もいるだろう。まさしくその通りなのである。マリアとアニタの特性を確認したところで、もう一度視点をトニーに転じてみよう。彼はマリアに呼び止められ、彼女に降りてきてくれるよう頼むが断られる。ストーリー上は兄のベルナルドが帰って来るからということになっているが、この部分も示唆的であり、マリアがあくまで「天」の存在であると意識させられる。降りてこない愛しい人にしびれを切らしたトニーは「上がっていくよ」と宣言し、自らマリアのいる非常階段へ上がっていく。つまり、トニーは下方から上方、「地」から「天」に行くことのできる作中唯一の稀有な存在なのだ。

リフがダンスに誘うシーンで、トニーがはしごに載っていなかったことの重要性にもこれで納得がいく。つまり、初めにはしごという高い位置にトニーを置いてしまうと、マリアとアニタが元来有する「天性」が失われてしまうからであり、「地」という前提条件を与えられたトニーだけが上昇できるのは、彼が「中立地帯」を体現していることをいっそう強く打ち出すためではないか。

自らが白人系であること、マリアがプエルトリコ系であることにこだわらず、敵対するグループのリーダーであるベルナルドにも友好的に接しようとする。トニーのそうした純真で中立的な立場を、上方と下方、天と地を行き来させることで表現しているととらえることができる。ランブルにおいてフェンスを乗り越えるシーンがなくなったことも、トニーの唯一性に説得力をもたせるためと思えば筋が通るだろう。トニー以外の男はだれひとり、どんな場合であれ「天」に近くなることは許されないのである。この物語に登場する男性で、トニーだけが中立なのだ。「天と地」のからくりはそのことを如実に表している。

もうひとつ、ふれておきたいのはアニタの扱いである。マリアと同様の立場を与えられたアニタだが、物語の後半で彼女を襲う悲劇には思わず目をそむけたくなる。彼女は「敵」であるジェット団の少年たちにこづき回された挙句、地に押さえられ無情な暴行を受ける。このシーンは明朗で高貴なアニタという女性を踏みにじりきる行為であり、それだけですでにショッキングであることは間違いないが、それと同時に上方にいた者を下方に引きずりおろす性格をもはらんでいる。観客の無意識下に恐怖や怒りといった感情を呼び起こすのは、暴行の事実に加えて天地の関係性があるからこそとも言えるのではないか。

そのうえ、『ウェストサイド物語』における女性の扱いもまた、「天と地」の対立を考えたときに奇妙であることも指摘しておかなければならない。マクニーリー氏が言うように『ウェストサイド物語』は本来非常にマスキュリンなミュージカルであり*4複数の女性キャラクターが中心となるナンバーも「アメリカ」「アイ・フィール・プリティ」しかない。しかし、たったそれだけでも、この国に暮らすプエルトリコ系移民の少女たちのしたたかさやしなやかさは存分に伝わってくるほど印象的である。移民として差別されながらも自由を謳歌する姿が胸を打つのだが、思い返してみれば舞台は1950年代のアメリカである。

男女平等の概念もおそらく浸透しておらず、それを象徴するようにラストシーンではトニーがエニイ・ボディズに「女は女らしくしてろ!」と言い放つ。人種差別にはスポットライトが当てられているが、男女差別の問題においてはいまだ放置された時代であることが感じ取れる。そんな状況の中で、マリアとアニタが「天」にある者として描かれているのはいっそ倒錯的とも言える。根本的に高貴な者と位置付けられているにもかかわらず、彼女たちを苦しめる差別の層はより深い。これもまた、内在する「対立」とみなすことができるのではないか。

赤と白が現実と理想をそれぞれ明確にしたように、女と男、そして敵と仲間を分断する「天と地」という「対立」も、『ウェストサイド物語』という作品を構成する重要な要素であることがわかる。しかし、作品を織り成す「対立」はこれで終わりではないのである。

 

③内と外⇒ジェット団とシャーク団/大人と子ども

赤白、天地、と来て、次に確認したいのは内と外の関係についてである。このふたつもこれまで見てきたものと同じくして、『ウェストサイド物語』に通底する「二項対立」を生産維持する役割を果たしている。

マクニーリー氏は今回の新演出について、「物語のすべてを“ストリート”で展開させる」という考えを述べている。確かに、旧演出とは異なりドックの店内でのシーンが減り、それをそのまま店外、つまり“ストリート”で行っている。のちにベルナルドとリフ、ふたりの少年の死、トニーの発作的な殺人へとつながる決闘の武器を決める軍事会議も、そしてトニーとマリアの仲を見守ろうと努めていたアニタの心を差別へとはしらせる暴行も、トニーがマリアの死を告げられ正気を失うのも、“ストリート”、外で展開されるようになるのである。この変更についてもう少し詳しく考察したい。

そもそも「内と外」の関係を考えたとき、最初に思い浮かぶのはなんだろうか。それは『ウェストサイド物語』の根幹である、ジェット団とシャーク団の関係性だろう。前者はイタリア系移民、後者はプエルトリコ系移民の若者グループであり、移民という意味では両者の立場は同質である。しかし、重要なことはジェット団が白人、シャーク団は白人でないというところにある。シュランク警部がシャーク団の肌の色を差別的に指摘したように、同じ移民でも人種差別の被害に遭うのはプエルトリコ系なのだ。ジェット団の少年たちも非行少年として世間からの無理解に苦しむが、それは人種差別ではない。つまるところ、アメリカにおいて白人であるがゆえに「内側」でいられるジェット団と、白人でないがゆえに「外側」の者として圧力をかけられるシャーク団という「内と外」の関係が、幕が開いた瞬間からすでに生まれているのである。このことは必ず頭に入れておかねばならない事実であり、この事実を踏まえたうえでいま一度“ストリート”に目を向けてみよう。

少年たちが外で物語を展開させているまさにそのとき、「大人」はどこにいるか? 迷うことはない、店の中、「内側」である。特にアニタへの暴行シーンでは、騒ぎを止められる大人であるはずのドックは、もはやアニタが深い傷を負ってしまうまで店の内側から出てこない。彼は折にふれて口先の忠告こそすれ、少年たちが道を踏み外すことからも、それによって少女たちが傷つくことからも、なにからも守ってはくれないのである。それがつまり「内と外」の関係の本質であり、ドックをはじめシュランクやクラプキといった大人たちの無理解を観客にまざまざと見せつけている。その瞬間、「内側」にいられるはずのジェット団の少年少女たちも結局は外にはじき出されてしまう、与太者・あまり者となってしまうことが浮き彫りになるのだ。マクニーリー氏の「物語のすべてを“ストリート”で展開させる」新演出は、意識的か無意識的か、こうした悲劇性をよりいっそう強いものとしている。

この「内と外」の「対立」の興味深い点は、もともとの対立の中にさらに新しい対立を生んでいる点である。多重の意味をもつ赤同様、『ウェストサイド物語』の対立構造をさらに複雑に、かつ奥行きのあるものにしている。一見シンプルに思える「二項対立」もよくよく考えてみるとけっして目に見えた通りではなく、アメリカがもつ「自由の国」の性質と、そこにはびこる差別のような矛盾点をそのまま映し出しているようにも見えるのだ。

 

④舞台と客席⇒見る者と見られる者/フィクションとノンフィクション

最後に、これまでの3点から少し視野を大きくして、『ウェストサイド物語』がまさに進行している場である舞台と客席の間に生まれている「対立」について見ていこう。ここでは新演出における変更点のひとつ、「鏡の不在」重要性が非常に深く関わってくる。

今回、新演出の『ウェストサイド物語』を初めて観たとき、個人的にもっとも印象深かったのは「役者が客席と向き合う」シーンが多く見られたことである。いや、実際にはそれほど多くはないかもしれないが、そう思わせられるほど効果的なタイミングでそのシーンが経ち現れるため、観劇後も尾を引くほどに印象的だった。そしてその「役者が客席と向き合う」演出の中でも、向き合い、さらに客席を鏡として扱う新たな試みには思わず目を瞠った。

たとえば、マリアが襟ぐりを開けてとアニタにせがむブライダルショップのシーンでは、すでにドレスを着込みメイクを施したアニタが客席に正面から向かって立ち、アイメイクを確認するような仕草をする。その後、渋々白いドレスを身にまとったマリアも前に進み出て客席と向かい合い、彼女の後ろに立ったアニタが「どう?」と声をかける。これらの場面において、旧演出で使用されていた姿見が撤去されたことを改めて踏まえずとも、それらの仕草が客席を鏡、姿見に見立てていることは火を見るよりも明らかだろう。また、「アイ・フィール・プリティ」のナンバーでも同様の変更点が確認された。旧演出においては「見てよ鏡の中を」という歌詞に合わせ、マリア、そしてシャーク団の少女たちはマリアの枕の下から取り出した鏡をのぞき込む。いかにも年ごろの少女らしい仕草だが、しかし、今回はその手鏡が消失しているのだ。マリアは「見てよ鏡の中を」と歌いながら両手を広げ、客席に視線をよこし、仲間の少女たちもそれに倣う。一見するとなんでもないような変更に思えるかもしれないが、鏡の代わりに客席を用いたこうした演出は、その瞬間舞台の根幹をひっくり返すほどの強い力をもっている。

そもそも基本に立ち返ってみれば、舞台と観客には「見られる/見る」という先天的に明確な役割分担がある。改めて言うまでもないが観客は舞台を、舞台上の役者を「見て」いるのであり、舞台は、舞台上の役者は「見られる」ことを生業としていることは自明であろう。しかし、役者が客席と向き合う演出は、自然の摂理のごときこの絶対的な関係を一瞬にして揺るがしているのだ。見られる者と見る者の逆転は、シンプルながら鮮烈なインパクトを与える。観客は「見られる」ことでいままさに自分自身が「見て」いる事実に気づき、気づかされ、それに気づいてしまったが最後、「舞台と客席」の間に生まれる圧倒的なまでの「対立」を目の当たりにする。つまり、自分がどんなに物語に入り込みキャラクターに感情移入していたとしても、彼らとの間には排除しようのない壁があることを思い知らされるのだ。それは逃れられない悲劇であるし、一方で逃れられない事実である。

ただ、悲劇を嘆くだけでは終われない。もう一度「鏡の不在」問題に目を向けてみれば、そこにはさらなる興味深い性質が隠されていることに気づく。マリアやアニタが客席に向き合い、鏡として扱うとき、客席は舞台の一部となり、舞台の中に取り込まれている。つまり、一度は明らかにされた舞台と客席との境界、「対立」がその瞬間だけは溶け合い、混ざり合い、曖昧になっているのである。見て、見られ、見られていることで見ていることを自認した(させられた)のち、その自認を破壊される。メタフィクション的とも言えるこの一連の演出はある種の恐怖感を観客に与えはしないだろうか。なぜなら、舞台=フィクションが、客席=ノンフィクションを操っていることに他ならないからである。

舞台を観に行く観客は当然、その舞台がフィクションであることを理解している。たとえノンフィクションの舞台だったとしても「舞台」である以上、その物語はフィクションである。あくまで事実に基づいて役者が演じ、照明や舞台装置、その他さまざまな要素を組み合わせて事実に「近づけた」にすぎない。幕が降りればその物語はそこで終わる。「舞台」であるがゆえに元来フィクション性を兼ね備えているからこそ、観客は安心してその物語の中に入り込めるのではないだろうか。

同様にこの『ウェストサイド物語』も、救いのないまったく悲劇的なストーリーではあるものの、それが作られたものであることは明白である。観客はその事実に安堵しあぐらをかいていたら一転、自らがその「作られたもの」の一部になってしまうのだ。舞台と客席という「対立」を確立させ、かつ消滅させる。鮮やかなその手法に、観客はまるで大蛇に飲まれては吐き出されるような感覚にすら陥るだろう。鏡ひとつを失ったことで生じたこの問題は、これまで見てきたどの「二項対立」よりも複雑で受け入れがたく、『ウェストサイド物語』のもつ「対立」の根深さに改めて背筋がふるえる。

 

 

以上、長くなったが、前置きで述べたように『ウェストサイド物語』というミュージカルに通底する「二項対立」、そこから読み解けることを自分なりにまとめた。もちろんすべて個人の主観的な考察にすぎず、また考察にあたって文献資料などには目を通していないため、中には根拠がなく突飛だと思われるものもあるだろう。しかし、この作品にふれ、この作品を愛する中で生まれた思考にわたしは価値を置きたい。自分自身のうちにおいてそれらを反芻しながら、『ウェストサイド物語』をよりいっそう深く愛していきたいと思うし、より多くの人にこの作品が愛されることを願っている。

 

「二項対立」についての議論はいったんここでピリオドとするが、今回の新演出の中でもうひとつ、まだまだ考察すべき事項が残っている。それはベイビー・ジョーンというキャラクターについてである。こちらは自分の中でもまだ納得のいっていない部分もあるのだが、新演出と旧演出を比較したうえで、現時点において彼について考えていることを簡単にまとめていきたい。

 

 

2. ベイビー・ジョーンの立ち位置

『ウェストサイド物語』のキャラクターの中でキーパーソンを答えよ、と聞かれたならば、私はいっさいの迷いもなくベイビー・ジョーンの名を挙げるだろう。ベイビー・ジョーンはジェット団の最年少であり、そしてもっとも「チビ」で、わかりやすく言うならば「弟キャラ」的存在のキャラクターである。しかし、旧演出で初めて『ウェストサイド物語』を観劇したときから、彼にはその「チビ」な見た目にそぐわない強大な、この作品の根幹にも関わるほど重要な役割を背負っているとわたしは考えている。その根拠として最大の要因は「サムホエア」でのベイビー・ジョーンの振る舞い方にある。

トニーとマリアが「どこかへ行こう」と願った「どこか」、夢想した理想の世界が「サムホエア」である。この場面において最初から舞台上にいるトニーとマリアを除けば、真っ先に登場するのが他でもないベイビー・ジョーンなのだ。上手側から腕で顔を覆いながら飛び出し、不思議そうに周囲を振り仰ぐ。彼に続いてエニイ・ボディズ、フランシスカと、ジェット団とシャーク団の少年少女たちもやって来るが、初めはみな一様に戸惑いの表情を浮かべている。その様子を見るに、突如として「なにもない世界」に放り出された彼らの現実はやはり、あの混沌した世界の方なのであろう。

しかし、自らがいま存在している場所を把握できず、困惑するのも無理はない不思議な状況下において、だれよりも先に踊り始めるのもまた、ベイビー・ジョーンである。彼は舞台を下手へ、そして上手へ、自由自在に駆け回り、あどけない笑顔で跳びはね、そして迷いなくエニイ・ボディズの手をとる。その様子は年相応に無邪気な少年のそれであり、薄暗い現実世界をひととき忘れさせてくれるほどに美しい。

『ウェストサイド物語』でも異質にすら感じられる、「サムホエア」という特別なナンバーにおけるこの一連の行動には、おそらく「ベイビー・ジョーン」ですらも想像しえないほどの重い意味が込められているのではないか。語弊を恐れずに言えば、彼はその場面では「ストーリーテラー」となる。

「なにもない世界」に突然放り出されて当惑しているのは、なにも舞台上のキャラクターたちだけではない。それまで、立て続けに起こる悲劇に心中かき乱されてきた観客とて同様である。目に痛いほどの白い世界が突如として眼前に現れ、必死に理解の行程をたどっているとき、真っ先に躊躇なく踊り、笑い、走り回っているベイビー・ジョーンはなによりも安心感を与えてくれる存在である。平たく言ってしまえばその世界が「良い場所」であり、無害で、幸福に満ちていることを言葉ではなく身体で雄弁に語ってくれるのだ。「なにもない世界」を前に反応を模索していた観客は、彼に「案内」されるようにして「サムホエア」の世界に足を踏み入れる。ベイビー・ジョーンは、彼の動作の一つひとつは、そうした意味でほかのどのキャラクターでも持ちえない影響力を有している。

では、なぜ「ベイビー・ジョーン」だけがその力を持つに至ったのか? なぜエニイ・ボディズや他の少年少女ではなく、彼なのだろうか? もう一歩踏み込んでこの疑問と向き合ってみたとき、彼だけが持ちえる少年性が鮮やかに浮かび上がってくる。最年少であること、不良少年の集団に属していながら、「スーパーマンが好き」と無邪気な気持ちを抱いていること、常にA-ラブと行動を共にし、庇護の下にあること、そうしたある種「ピーターパン的」とも表現しうる永遠の(と思わせる)少年性は、そのまま作品の「良心」につながっていく。「理想の世界」のストーリーテラーとして、明確な「良心」の表現者としての素質はベイビー・ジョーンにしか与えられない。

しかし、だからこそ、アニタへの暴行シーンでの演出変更は受け入れがたい。旧演出のようにジェット団のほかの少年に暴行を強要されているように映る演出であれば、衝撃的であることは変わらずともいささかは納得のいく流れである。つまり、ベイビー・ジョーンの「良心」そのものが汚されることはなく、加害者にされた被害者、といった視線で彼を解釈することができる。ところが、新演出では自ら進んで暴行に加担しているように見え、そこにベイビー・ジョーンというキャラクターの根幹にぶれが生じるのである。「サムホエア」で見せた純粋性にも説得力が欠け、結局ベイビー・ジョーンとはどういうキャラクターだったのか、足元がおぼつかなくなってしまう。

この変更の真意を探ろうとしたとき、最初に頭に浮かんだ可能性は「大人世界への憧れ」であった。安直すぎる幼稚な思考かもしれないが、常々「チビ」で「弱虫」扱いされていた彼は、周りのジェッツの少年にはやし立てられ、その少年性を放棄したいという欲求に突き動かされたのではないか。相手がアニタであるか否かにかかわらず、その機会をものにしたいと思ったのではないだろうか。あるいは、そうした思考が生まれる隙すらないままに、その少年性をいわば奪われてしまったのではないか。ドックの怒声に怯えているように見えるのも、自らが少年性を喪失したことに対する恐怖を自覚したからだという理由であれば、納得はいかないかもしれないが可能性のひとつとして選択できる。

わたしにとって、新演出におけるこのシーンの衝撃がもっとも悲劇的なものとして映る。高貴なアニタを汚され、無邪気なベイビー・ジョーンが消滅し、自分自身が置いてけぼりを食らったような悲しみでいっぱいになる。彼を信じて受け入れたサムホエアの世界もどこかに霞み、理想の世界はやはり存在しないのだという絶望と無気力感に襲われる。ベイビー・ジョーンという重大な責任を負ったキャラクターに、その核心に、これほどまでに残酷な変更を加えたのはいったいなぜなのか。その真意をわたしはいまだ、つかめていない。

 

 

最後にひとつだけ、わたしが『ウェストサイド物語』という作品に抱いているものは愛しかないということだけを強調して終わりたい。旧演出でも新演出になってもわたしはこの作品を愛し、敬い、もてる限りすべての誠意をもって向き合っていきたいと思っている。

 

劇団四季の『ウェストサイド物語』東京公演は2016年5月8日までの上演となっている。この機会に、「神が宿ったミュージカル」を、ぜひ。

 

www.youtube.com

*1:劇団四季公式Twitter・2016/02/06のツイートより

*2:『ラ・アルプ』2016年2月号,P14

*3:『ラ・アルプ』2016年2月号,P14

*4:『ウェストサイド物語』2016年版パンフレット,P20

減らない小銭とぎっくり背中

『ケツの穴を締めるような』

 

2016年3月13日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

「こんばんはぁNEWSの加藤シゲアキですっ今週もスタートしましたFMヨコハマSORASHIGE BOOK。え~、『QUARTETTO』もね、発売になりましたけど聴いていただけたでしょうか。

えーちょっと先に宣伝させてもらうと、え3月18日に、えー『TRIPPER』っていう雑誌、があるんですけど、えーそこにエッセイを寄稿さしてもらいました。『TRIPPER』っていうのは朝日、新聞社さんから発売されている、季刊誌なので3か月に1回出る雑誌なんですけど。あの、以前朝日新聞社さんで仕事さしてもらった縁もあってちょっと声かけてもらったんですね。えーでなにを寄稿したかというとまあ『TRIPPER』なので、TRIPということで旅っていうことをテーマに、あのー、エッセイ書いてくださいって言われたんですけど。あのちょうどキューバ、に行ってた、のも、ま、半分ぐらいは行く前からその仕事決まってたんで、あこれが、あのー、『TRIPPER』の、記事にできたらいいなあと思っていたんですけど。あのキューバのことを書かしてもらったんですよ。え~、まここで前になんかキューバの話をしてたらそれどっかで書くからっていうね(笑)、旅の話、言ってたのは、実はその『TRIPPER』の話なんですけど。

あのー、どんな、エッセイを書いたかっていうのは読んでもらった方がいいんですけど、ちょうどあの、前キューバってヘミングウェイゆかりの地ってね、こともあって、ま僕があの、ヘミングウェイの『日はまた昇る』っていう小説を読みながら、キューバ旅してたんですけど、そのキューバの、ヘミングウェイの、『日はまた昇る』と、ぁの、旅の、出来事?ちょっとこう絡めながら、書いたっていう、『キューバの黎明』っていうタイトルで書かせてもらいました。でけっこうあのおもしろいんですけど、まあ、ヘミングウェイ読んだことなくてもおもしろいはずなんですけど、もしよかったらまちょっとでもね、気が、向いた方はヘミングウェイの『日はまた昇る』も読んでほしいかなあなんて、思います。

えーそれでは今週も30分よろしく、お願いしまぁす!まず1曲目は、えーNEWSの、『QUARTETTO』から、聴いてください『シリウス』」

 

・音楽部

マックルモア&ライアン・ルイス「Downtown feat. メリー・メル、グランドマスター・キャズ、ケリー・モー・ディー、アンドエリック・ナリー」

加藤シゲアキの今週の音楽部。えー、前もね、マックルモア&ライアン・ルイスかけたと思うんですけど。ぇニューアルバムが出ました。え~2月26日ですね。えーアルバムタイトルは『This Unruly Mess I've Made』ということで。えぇ…まあその、イメージ的にはあれすかね、気ままな、おれが作った気ままな混乱のおrrれだぜみたいな、だからまあ(笑)、すげえめちゃくちゃなもん作ったぜ!って感じのニュアンスだと思うんですけど。えーまさにその通りっていうか、僕全然、知らなかったんですけどその前にけ、けっこう8月くらいに、2015年8月くらいに、その、みゅ、MVが先駆けて公開されていて、それが『Downtown』っていう曲なんですけど。すごいかっこいいんですよこれ、すごいかっこいいんだけど、やま映像み、た人も思うと思うし曲聴いても思うんだけど、そのーよく、前年のね2014年、の11月くらいに出たぁのぶるの、マーク・ロンソンのね、とブルーノ・マーズのアップタウン・ファンクね、えスーパーボウルでもすごいかっこいいパフォーマンスしてましたけど。アップタウン・ファンクで、そのあとにまちょっと曲調もっていうかその、コーラスの、使い方というか、あのあれなに、なんなんだろう70年代感なのかな、その…フレーズ、ワークというか、まあ曲の雰囲気が、似てるわけですよ!でアップタウン・ファンクってのがあって、曲のテイストもまあその70年代みたいなろくじゅ、けっこうだからま、古い、曲に対するこうオマージュ捧げ方も、一緒な『Downtown』って曲を作るわけじゃない、これトレンドっちゃトレンドなんだろうけど、それか、喧嘩売ってんのかなあって僕はちょっと勝手に思ったんすけど。だとしたらおもしろいなあ~と思ってて、でなんかそこ指摘してる人あんまりぼ、まあ、みんな思ってたけど、記事では見てないんですよねぇ~。まあ、ん~まほんとにトレンドっちゃトレンドなんだと思うし、まあ、マーク・ロンソンが作ったトレンドなのかもしれないし、と思ったんですけど。

動画サイトにさ、あのーマッシュアップが作られてたりするんで、あの、まあちょっとおもしろく重ねてる人もけっこういるんだろうなと思ったんですけど。ぁの~うんでも、曲のテイストというか雰囲気は似てるようで、まあさっき言ったアルバムのタイトルが、ま、それは全体通していろんなことやってるってニュアンスだと思うんだけどめちゃくちゃやってるってことだと思うんだけど、この曲だけ聴いても、ぅわ、そこからそういう、曲調に変わってくんだみたいな、1曲でなんか、5曲ぐらい聴いてるような、ニュアンスになる。でもほんとにすごい、それでもまとまりはあるんだけど、これけっこう高度なことやってらっしゃいますねさすがですねぇ!みたいな。いやライアン・ルイスさんすごいなぁやっぱりっていうところは、改めて思いますよね。うんほんとにすごいかっこいいしあのーフューチャリングしてる人がいっぱいいるんですけどもう、これ往年のラッパーたちなんで、そのへんに対するま敬意もあったりとか、するんだろうなーなんて思いますまだアルバムとしては聴けてないのでぇ実は、この、ま『Downtown』しか聴けてないんですけどこれめちゃくちゃかっこいいし、ぁの、聴いててすごく楽しいんで、うん、ぜひ、聴いてほしいなと思います。

フューチャリングの人がすごいいるんで曲のタイトルがすごく長いんですけど、読みますね(笑) はい、えーマックルモア&ライアン・ルイスで、『Downtown feat. メリー・メル、グランドマスター・キャズ、ケリー・モー・ディー、アンドエリック・ナリー』」

 

・おたより

「シゲの部活!え~…まちょっとなんか相談メッセージっていうのかな、ま、読んでみようかな」

〈私の夢は双子の兄とふたりで歌手になることで、ギターとピアノの練習をしています。友達に言ったら無理でしょと笑われたのですが、大きな夢を言うのは恥ずかしいことなんでしょうか?〉

「あ~恥ずかしいことじゃけっしてないですし、みんなができないと思ったことを、やった人が、やっぱりぁの…ほんとにすごい人だと僕も思うし、えーままだまだ可能性もあると思いますよ実際そうやって兄弟でねぇデュオしてる方もいっぱいいるし。ん~いまからそんな夢をもってるだけでもほんとに幸せなんじゃないかなと思います。まあ友達の言うことなんてね聞かなくていいですよ、うん。でも自分でねできないと思ったらよくないなと思うんですよねぇ。僕も『ピンクとグレー』書くとき、うわぁこんな文字数、っていうか、あれを書いてきた人たちに本を読むじゃない、この文字数書いてる人たちすごいなと思って。絶対できねーよって思ったけど、でもおれはやるんだと思って、やったら、なんかできちゃったというか、結果的にはね。まそんだけ頑張れたんだけど。だからまあ自分だけはできると信じてあげた方が、うん、夢は叶うんじゃないかなぁと思います、頑張ってください!」

〈部長は腹筋女子って知ってますか?腹筋運動でお腹の筋肉が割れるまで熱中してしまう女子のことですが、最近流行っているようです。部長がいま一番鍛えてるところはどこですか?〉

「まぁ~…やっぱりねぁの…ちょっとね若いな、発想が。…(笑) あのー、どこかを一か所鍛えると、絶対その、どっかが、壊れたりとか、問題起きてくるんですよ。腹筋綺麗につけたい人は、めっちゃ、ぁの腹筋が綺麗な人は背中も綺麗なはず、なんですよ。なんでかっていうとこう筋肉ってこう収縮と、してるから、引っ張ってるのねこう後ろから。だから、ぁの、腹筋だけするとどんどん猫背になるし、あの、ましかも腹筋の仕方もたぶんあのおそらく、膝、立てて、いわゆるもう体育の授業でやった腹筋だと思うんですよ。あれだけやってるとどんどんどんどん上の方だけが強くなってって、で背中やんないと、それを引っ張る筋肉がなくなるから前だけ収縮してくわけすよ。から、ストレッチもできなくるし、猫背になるし、なのでほんとにあの…いま、いまのうち言っときますけど腹筋、やってる方も絶対背筋ちょ、同じくらいやっていかないと、ほんとにあの身体壊すし、あの美しい腹筋、にもまずならないんで。ということをやってくと、結果全身鍛えなきゃいけなくなってきて、全身鍛えてると、弱いとこが出てきて、体幹とかも鍛えなきゃいけないから、すーげ鍛えなきゃいけないのね(笑)

もしくはもうね、もしくは鍛えないかよ!ひとつとしては!でもおれもう始めちゃったからさ、ま意外と好きなんだろうけどなぁ筋トレ、うん。そうすげぇやってるすげぇやらされる、トレーナーに腹筋。腹筋、だけでもう5種類とか、それも1回100回ずつみたいなことだったりするんすよ。でも腹筋だけやってもしょうがないから背筋も同じぐらいやらされるからもー、ね、だいたい筋肉痛ですよねライブ前とかはね。まあでもこれはほんとにあの、これあのさっきの話じゃないすけどほんと間違えて、やってくと、あのほんとに、危険なんで、必ず、ぁの、胸、ふ、前、裏や、もちゃんとやってください。前やったら裏やってほしいなと思います。

でこんだけやっててさおれこんだけ身体気をつけてんだけどさあ…なんか、こないだ、ずっ、書いてると、やっぱ猫背な姿勢になっちゃうんすよどうしても、意識してても。で、だんだんなってっちゃうから、こう、あ、やばいいま猫背になってると思ってこう伸びした瞬間に、パキ!ってなったの。背中がね!で動けなくなって、息苦しくなってうゎぁ~と思って、これうわ、完全になんかやったわと思って、まあ前からちょっとなんか背中はやりがちだったんですけど。僕もちょっと猫背だ、猫背だったりするから。でそれをさ、その日に、あのー振付があって、で振付の人にちょっと背中がなんかパキってなっちゃって、でそんときに、これおれぎっくり腰になったことないんだけど、ぎっくり腰の背中バージョン、みたいな感じなのかなあ、って言ったの。そしたら、ぎっくり背中ありますよ、って言われて。あの調べたの、そしたらネットで。めっちゃあったのぎっくり腰、ぎっくり背中。あ、ぎっくり腰も、けっきょ結局骨、なみたいなイメージあるけど、筋肉のねじれっていうか、炎症なのね。それが背中にも起きるし、っていう話をしてて、あっそうなんだ!と思って。あこういうことなんだみたいな、おれぎっくり腰には絶対ならない自信があったわけよ、もう重いもの持つときのね、こうけ、ケツの穴を締めるようなね、感じでこうきゅっとこう、腰を、腰をイメージしてやってたのいつも、もう、ほんとになりたくないからぎっくり腰なる人をみすぼらしいと思って、小馬鹿にして生きてき、小馬鹿にして生きてきたから、へへっ(笑) 僕めっちゃぎっくり腰の人disってきたんだけど、あ、こんな感じで背中もなるんだと思って、だから、あほんとにぎっくり腰の人の気持ちがわかって、ほんとにつらいのねっていう、ことがあって。

トレーナーに、ジム予約してたんだけどいやぎっくり背中なっちゃって、あの、これどうし、ジム行けないなあって言ったら、いや来てくださいと、できることあると思うんでって言って。トレーナーがこういろいろやってくれたんだけどまその、おもしろくて、ぎっくり腰とかも患部を、まずあ、あっためがちじゃん。だけど、冷やさなきゃいけないんだってこ、こうなると炎症だから、捻挫と一緒だからまず冷やすってことが大事らしくて、それでいてそこのだから部分を、揉んじゃいけないの腰とかも背中とかも。だから、その、周りがでもだんだん硬くなっちゃうんだってそれを守ろうとして。だからそれをほぐしますっつって。それいろいろやってもらってちょっと運動したらけっこう治って、その部分は痛いんだけど他は全然、すごいなあと思ってそのトレーナーね。で、やーぎっくり背中とかあるんだねって言ったら首もありますよって言って。だから首とかもずーっと下向いてて、こう上げた瞬間にパキってなって、っていうことがあって。僕全部やってますって。あそんなんあるんだと思って。けっこうそれもうちょっと認知した方がいいよねと思って。腰ばっかり守るじゃんみんな。ちょっと最近すごい思ったんすよ。

というわけでまあなんとかライブまでには治したいなと(笑) いまやってる場合じゃないって話なんですけど。あそうそう、首もね、危険だなと思って、どんどん前いくじゃん、書いてると。でおれあの…疲れてくるから、だって。ボーリングの重さぐらいあるんだって頭って。5キロ?いや意外と少ないね。けど、その、から、首を、こう机に、ペットボトルとか置いてこやって、こう、こう、それに、頭をのせてこうやって書いたりすんの。これはこれで疲れるわけよちょっとこう、重みは感じないけど、やっぱどうしても前かがみになるから腰やっちゃったりするし。おれついにさ、この首の、コルセットみたいなの買って、しかもあの、空気入れてくやつ、わかる?スコスコってこうだんだん膨らんでくやつ!すげえいいよ、すげえいいけど、ほんっとだれにも見られたくないよね(笑) それでさ、こう首伸ばしてさ、おれ、髪の毛邪魔だからだいたいタオル巻いてるわけ、もほんと病人みたいだ(笑) なっちゃうわけよ。そんな感じで最近はねあの作業やってたりしますけどね!みなさん、季節の変わり目はね、気をつけてくださいあと雨降る日ね!低気圧の日はほんっとにもう、起きた瞬間にわかるもんねあ、今日雨降るなみたいな。気をつけてください!

はい、え~じゃもうひとつメール読みましょう」

〈お釣りを渡すとき、店員によってレシートの上に小銭をのせてくれるのですが、財布に入れにくくて困ります。部長はレジのあるあるってありますか?私は、スーパーでは必ずレシートをくれるのにコンビニだといるかどうか聞かれるのがあるあるです〉

「確かにねスーパーはすごい、必ず、入ってくるね。けど、コンビニはだいたいレシートはまず、その、場に捨てて帰るし、あのー…あるあるっていうか、その、感じで、お、お釣りの感じで、その、なんかその人とのなんかねぇ、信用がすごいあるんだけど。たとえば3620円だとすんじゃん、ときに、4120円出す、たりするじゃん。もうだから500円玉が欲しいわけよ。けど、それを、100円5枚で渡す人とかいるわけ。だから、伝わってないわけよ。したらおれもう、4000、でよかったわけじゃん、4020円で。でよんま4枚もらえばいいんだけど、なんか、へ、減らして増えてきたみたいな(笑) これで、いや、って思ったわけ。でけっこうそれってあるんだあるのよ。最近の人はね。しかもま、キューバのときもそうだったけどけっこう毎回行ってるお店とかで同じものしか買わないとかあるんだけど、必ず電卓入れるわけ。も覚えてるでしょ!と、思うんだけど。最近は、もう、500円玉ありますか?とかって先に言って、なかったりするんだろうねたぶん、ときはもう100円になっちゃうじゃん。だから、あの、確認するようになったんだけど。

もっと絶妙なもっといまだったらわかりやすいけど、もうちょっと絶妙なときあるじゃん。なんか、さん、よんせん、3620円出たとしたら、4000…ちょっと計算すんのめんどくさいやおれが(笑) ひゃく、80円とか出したら、まちょっとそんな感じないかもしれないけど50円、550円欲しいとか。も伝わんなかったりすると、とか、なんだろなぁ、50円玉出して、ちょっと10円欲しかったりする感じとか。わかん、え、ちょっと例によるけど、ちょっとでも減らしたいっていうこの意図がねぇ、汲めない人はねぇ、ああなんか、ちゃんと小学校んとき算数勉強しなかったかなぁ~と、思う。うん。ふっふふ(笑) 伝わる?このニュアンス。男の人ってやっぱ、けっこう多いと思うのよ、女の人もい、そうなのかな、男の人ってけっこうさあ、小銭の計算好きじゃない?うん、うん(笑) うぅんっつって(笑) さ、というわけで、あ、けっこう読んだね、うんいっか」

 

○主観

キューバのエッセイ詳細きたー!待ってたー!と思ったけどそろそろ2か月?かな?部長のキューバの話聞いてから。あっという間すぎてびびる。3月だからちょっと先になるけど~って言ってたのが昨日のことのようだよ…今日本屋で予約してきたしほんと楽しみだな~キューバでどんなことしたのかとか、見たのかとか、感じたのかとか、部長の言葉で伝えてもらえるの楽しみだな。へへ。『日はまた昇る』読んだことなかったけどせっかくだからこの機会に読んでみよう。あとこの前の月刊ちくまのエッセイにあった『命売ります』も。こういうきっかけからどんどん小説嫌い克服していかないといつまで経っても克服できなさそうだから頑張る。いや嫌いっていうか単に積極的に読む気起こらないってだけなんだけど。

シゲ部予告でぎっくり背中の話って見てぎっくり背中とは??ってめっちゃびっくりしてたら、わりとまじめにぎっくり背中だった。わたしも座ってるときは猫背なりがちだし首も肩も痛くなるし気をつけないとな~~いきなりパキってなったら怖いよ。痛いのやだよ。しかし部長がなぜぎっくり腰をみすぼらしいと思っていたのか謎(笑) 

コンビニのお釣り、キリの良い数字にしたいのわかるし小銭減らすためにもやっちゃうよね。バイトでレジやってたときも1円玉数えんのめんどくさいからそういうお客さんはありがたいって思ってた。1円玉とか10円玉ってすげー取りにくいんだもん。ちなみに100均のバイトだったんだけど、消費税8%になってから端数のお釣りで渡さなきゃいけないことが100000倍に増えてめっちゃイライラした思い出。でも自分が客の立場だと、計算ミスってキリ良くならなかったときの気まずさがやばいから本当に計算に自信あるときしかできない。そう、まさに典型的な算数できないちゃんなのであった。完。

結びつながる四線の先へ

お題「NEWS「QUARTETTO」レビュー」

 

NEWSのニューアルバム『QUARTETTO』を聴いた。イタリア語で「四重奏」を意味する今回のアルバムは、まさにタイトルの通り「4人で奏でる」がテーマとなっており、初回盤に収録されている「Theme of ”QUARTETTO”」MVでもストンプやボディパーカッション、ボイスパーカッションといった4人の作りだす音が印象的だ。MVはもちろんのこと、収録曲にもいままでにない挑戦が光る見ごたえ、聴きごたえともに抜群の内容となっている。NEWS自身が「NEWS」にしかできないと断じるその言葉に偽りなし。個々の曲がもつ際立った個性と、それらが合わさったときに生まれる衝撃にも似た感動はこのアルバムでしか味わえないだろう。「4人で奏でる」ことをテーマに掲げたNEWSの堂々たる強さとまっすぐさを改めて目の当たりにしたとき、それがしなやかさにもつながっていくことに気づいて感嘆する。

アルバムとして聴いただけでも非常に密度が濃い内容なのに、これにコンサートの演出が加わったらどうなってしまうのだろうといまからふるえが止まらない。真正面からまともに食らってコンサート会場で泡を吹いて倒れてしまわないように、少しでも心の準備ができるようにとここ最近は繰り返しアルバムを聴きこむ日々なのだが、今回はその中で感じたことを一つひとつまとめていきたい。音楽的な側面からなにか専門的な意見を述べることはできずとも、自分自身が感じたことを言葉にしながらアルバム『QUARTETTO』の魅力をほんのひとかけらでも表現できていたら、これに勝ることはない。

 

 

Track.1  Theme of "QUARTETTO"

4人が生み出すストンプ・ボディパーカッション・ボイスパーカッションの音を複雑に組み合わせて作り上げられたインスト曲。インパクトのある出だし、どこからどんな音が聴こえてくるか予測もつかない、真っ暗な空間で音のシャワーを浴びているような感覚が続いたあと、「QUARTETTO」の囁きを境に雰囲気が一変する。トンネルを抜けて一気に目の前が明るくなるように、ぱっと弾ける音の直後アルバムに収録された曲の一部分が印象的に、幾重にも重なりあっていく。その重なりあい方が本当にナチュラルでいっさいの疑問も抱かせない。1分強という短い時間の中でナチュラルとアーティフィシャルがなんの違和感もなく共存していて、これから始まる『QUARTETTO』という世界への扉としてまったく効果的に機能している。動く歩道のようななめらかさで次の「QUARTETTO」に聴く者を誘導する、まさに「Theme」の名を冠するにふさわしい一曲目である。

MVでは内容がやや異なり、4人がそれぞれの部屋でそれぞれを象徴するような音を発するところから始まって、その後ダンスへとつながっていく。おもむろに部屋から出てきたメンバーが中心で向かい合うところでは、4人が各々異なった分野で多彩な活躍をしながらその活躍をグループに還元しているというNEWSの強みを視覚的に感じられ、思わず胸が熱くなる。個人でしかできないこと、個人ではできないこと、そのどちらもいまのNEWSには欠くことができない。それらの集積を帰結させたものこそが「Theme of ”QUARTETTO”」の「テーマ」であると考えたとき、やはりこのアルバムの一曲目はこれでしかありえないと思うのだ。

ちなみに、今回のMVはメイキングから始まる。最初に再生したとき、「Play All」を選択したのにメイキングが流れだしたので先にネタバレされてしまう!と焦ったのだが、結論から言えば先にネタバレされる方式の方がより期待が膨らんだ。これからこんな音を使う、こんな音を出すとあらかじめ提示されることで、それらをどのように融合させるのかと想像しながら見ることができたし、答え合わせのようなMV本編をいっそう新鮮な気持ちで見ることができた。順序を逆にするというシンプルながら絶大な効果を発揮するこの手法も、新しい試みのひとつとして非常に興味深い。

 

Track.2  QUARTETTO

まごうことなき本アルバムのリード曲。「四重奏」と銘打つ通り最初と最後に4人の美しいコーラスが鳴り響く。 低音が魅力のしげさんが上ハモを担当していたり、1番のソロが2番ではデュエットになっていたり、メンバーの「声」を使った工夫が随所に聴こえるのが印象的で、「4人で奏でる」というテーマをもっともわかりやすく提示しているのではないだろうか。「カルテット」と聞くとどこかクラシックなイメージを抱くが、その典型を勢いよく打ち破る疾走感に満ちたメロディーと、力強い歌詞に気持ちがどんどん引っ張られていく。アルバムの方向性や世界観を打ち出すものとしてはもちろん、ひとつの曲として聴いたときもとても気持ちが良い。前へ前へ、上へ上へと駆けていくのを一緒になって楽しめるし、コンサートでも会場が一体となって盛り上がるのが想像できる。そうでなくても心のペンライトを振っているのだ。

正直に言うとこの曲を初めて聴いたとき、「四銃士」のようなクラシカルなものを期待していたせいで少し面食らった。あれ、なんか違うかなと、そう思ったのだが、聴いているうちにそんな印象はどこかへ消えてしまった。「QUARTETTO」というタイトルでここまで攻め込んだ曲を出してくるのはそれだけ自信がある証拠だし、「シゲアキのクラウド」にてしげさんがふれているように、ストリングスを織り込むことで「カルテットっぽさ」を残すことも忘れない。聴けば聴くほど曲の世界観に引き込んでいくアグレッシブな一曲だといまでは感じている。「燃え尽きるまで」と歌っていても、そのいままさに燃えさかっている魅力が尽きることはけっしてない。

 

Track.3  ANTHEM

FIFAクラブワールドカップジャパン2015のオフィシャルテーマソングであり、NEWSといえばサッカーソングとの印象をより強いものたらしめた曲だろう。曲を聴く前、サッカー関連の曲は「WORLD QUEST」「ONE - for the win -」「SEVEN COLORS」と3曲もあるのにさらに加えるとなると個性を出すのは難しいのではないか?とひそかに不安を抱いていたのだが、いまではそんな不安など最初から存在しえなかったかのようである。冒頭の地響きのような「Wo o o o」はなにか大きなことが起こりそうな予感を聴く者に抱かせ、そしてその予感を裏切らない「夢の序章」の歌詞。「Bravo!」から始まるサビは響き続ける低音と高いキーとのバランスが絶妙で耳に心地良い。聴きながら思わず飛び跳ねたくなってしまうリズムとも相まって、ワールドカップという国際的な場にぴったりな、特殊性と普遍性とを兼ね備えた一曲になっている。

また、細かいところで言うと小山さんの「いま待ちに待ったステージへ」の歌い方、特に「ジへ」の部分が本当に素晴らしい。裏返りそうだけど裏返らない、そのギリギリのラインまで一気に声をもっていく、小山さん独特の歌い方がわたしはとても好きで、どの歌を聴いていてもその部分が聴こえるとそこに夢中になってしまう。どこか引き絞るような歌声が魅力の人だと常々思っていたが、だからこそこの絶妙な表現がぴたりとはまるのだろう。本人が意識しているのかそれとも無意識なのかはわからないが、小山さんの歌声・歌い方はほかの3人にはない特異な性質があり、NEWSの楽曲に深みと個性を与える役目を果たしていると感じる。

 

Track.4  シリウス

 ウイング「Missスレンダ」のテーマ曲であり、「渚のお姉サマー」「NYARO」に続く3曲目のブラタイアップ曲。ブラ曲はシングルカットされないという謎の、そして悪しき(!)慣習の通り、CM放送時点ではサビしかレコーディングしていなかったという。しかし、CMでサビを聴いただけでも間違いない良曲であると確信がもてるほどの完成度の高さで、だからこそシングルカットされない悪夢がいっそう恨めしい。「渚のお姉サマー」しかり「NYARO」しかり、なぜシングルにしないのか、これ以上罪を増やしていったいどうしようと言うのだ。後生だからこれ以上罪を重ねるな。

冒頭のサビでは手越さんのまじりけのない透き通った声にしげさんの上ハモがそっと重なる。一等星の周りを繊細に彩る星々のように、声質的にも異なるふたりのハーモニーがこれほど美しい旋律を聴かせていることに心がふるえた。正反対に見えてどこか似ている彼らが歌っている、そしてそこからこの歌が始まって行くということを考えるとよりいっそう胸に迫るものがある。そしてまた、大サビの歌割りを担当しているのもこのふたりである。しげさんが歌うパートの、抑えた、けれど抑えられない激情が滲む「叶わぬ恋が今も胸しめつける」と、手越さんが「SLENDA 君を願う」とあふれだす思いを一気に放つパート。前者の抑えがあるからこそ後者の勢いが加速度的に増していき、後者の勢いが前者のセンシティブな性質を完成させる。この絶妙な引き立て合いには息をのむことしかできない。

叶わぬ恋に身を焦がす痛みを感じる歌詞と、それとは裏腹に疾走する風の音すら聞こえてきそうなさわやかなメロディーがこの曲のもつきらめきを強いものにしている。「シリウス」のタイトルそのままに、曲全体の雰囲気はとても明るいように感じる。しかしそれは平面での明るさではなく、それこそ星であるかのごとく、無数の点が散らばっているような明るさなのだ。タイトルと、歌詞と、メロディーと、それらから想起されるものがすべて「星」に集約される、これほど光り輝く楽曲はアルバムの中でも特に印象深い。最初にこの曲を聴いたとき、わたしは涙があふれて止まらなかった。悲しいとかそういった感情からではなく、ただただこの曲をNEWSが歌っているというシンプルな事実に胸打たれた。素晴らしい曲を素晴らしいグループが歌っている、この素晴らしい世界。涙でしか感情を表せない自分が情けない。

また、わたしはこの曲を聴いて、手越さんの歌声には聴いている方の意識を引っ張っていく力があるのだと改めて実感させられた。これまでもNEWSの楽曲の中でひときわ存在感を放っているとは重々承知していたが、ただ存在感があるだけではなくて、他者の意識をも巻き込むほどの吸引力がある。流れ星を見たら思わず願い事をしてしまうように、その輝きがそれだけでは終わらない。そう考えるとやはり手越さんの歌声がもつパワーは唯一無二のもので、それがこんなにも効果的に発揮されている「シリウス」は間違いなく一等の恒星である。 

 

Track.5  Touch

ニッセン「touchn,」のCMソングであり、NEWSが4人体制となって初のCM出演を叶えたこともあってNEWSファンにとっては思い入れの強い曲ではないだろうか。「QUARTETTO」「ANTHEM」「シリウス」と、スピード感ある曲が続いたあとでがらりと雰囲気を変えてくる曲順もとても粋である。サビにはやわらかなファルセットが多用され、まるでシャボン玉のような優しさとポップさが弾けている。かわいいとおしゃれを同時に体現するこの曲はまさにアイドルソングといった印象で、メンバー自身が「NEWSの王道」と評しているのにも納得がいく。

「ANTHEM」同様ここでも「wo o o」が使われているが、こちらは前者とは異なり地響きのような強さではなく、心がぽんぽんとはずむような軽やかさがある。散歩のお供に、春の陽気に包まれてあったかい気持ちでスキップしながら聴くのが一番似合う。壮大すぎない世界観もまた、日常の中にそっと置いておきたい、思い出したときに優しくふれたい、そんな等身大の魅力を確立させている。さわってみたくなるパーカーのCMソングとしてこれ以上なくはまっているし、NEWSだからこそ表現しえる距離感の近さもこの曲を「NEWSらしい」ものせしめている。細かな足の動きが印象的なダンスも含め、コンサートでどういった演出になるのか楽しみな一曲でもある。

そしてまた、「シゲアキのクラウド」でしげさんが指摘しているように、増田さんの歌声の果たす役割が「Touch」をいっそう「Touch」らしくしている。元来やわらかな、けれど芯のあるシフォンケーキのような増田さんの歌声、そして語尾の息をそっと自然に抜いていく歌い方がだれよりもこの曲に合う。けっして甘いだけじゃなく、どこかにじんと舌先をしびれさせる要素があるからこそ、ぶれずに世界観を提供し続けられるのではないか。

 

Track.6  NEWSKOOL

NEWSファン待望のメンバー紹介曲。メンバー紹介というよりも自己紹介曲であり、それぞれの名前と好きなもの・ことなどが自然に歌詞の中に織り込まれている。どのパートもわかりやすいので改めてここがこうと指摘することはしないが、こんなにもおしゃれでナチュラルなものを繰り出してくるとは想像もしていなかったので、初めて聴いたときは純粋に驚いたし、またシンプルにめっちゃ歌うの難しそう、と思った。それだけ凝ったつくりになっていて、かつC&Rもあるのでコンサートで聴くのが待ちきれない。

冒頭で「Let's 4」、サビはグループ名のNEWSを使ったアクロスティック、「A New Era Will Start」から始まり、「No End no Way to Stop」と続き*1、各メンバーのパートと、一曲まるごとNEWSのNEWSによるNEWSとNEWSファンのための曲である。ラップ音楽には明るくないのでそのあたりの技巧的な話、オマージュ的な話はわからないが、NEWSの新しい挑戦としてここまでラップを押し出した曲の存在価値ははかり知れない。きっとこの曲を契機にまた新たな試みがこれから生まれていくだろうという、明るい未来予想図を描かせる。こんなにも挑戦的な曲がここだけで終わるだなんてことはありえない、いまのNEWSならさらに進化を遂げてくれるだろう、そんな「ニュースクール」な気持ちにさせられる。

一人ひとりのパートを聴いているとやはり個性がそれぞれあってとてもおもしろい。小山さんは一音一音が溶接され境を曖昧にしたような歌い方が、普段とのギャップもあって新鮮に聞こえる。どこかこなれている感じを醸し出しているのも「A-Da-La-La-A-Di-Li」という語感も、真面目な顔の裏側の、ちょっとふまじめな部分が感じられてきゅんとする。増田さんはなめらかでありながら一音一音ははっきりしているのが不思議な聴き心地で、良い意味でつかめない、つかみどころがない。しげさんはあえて開口しない、技巧的な無気力さや気だるさが声質とともに独特な印象を与える。手越さんのパートは…少ない。ほかの3人に対してなぜか圧倒的に少ない。せっかくの甘く絞られる手越さんの歌声が少ししか堪能できないのは非常に惜しい。

大サビでのピキュンピキュン!!といった電子音など、遊び心も楽しいこの曲が演出によってまたどう生まれ変わるのか、いまから待ちきれない。

 

Track.7  四銃士

読売・日本テレビ系『金田一少年の事件簿R』のOPテーマであり、指揮・総編曲にかの西本智実さんを迎え、オーケストラの演奏とともにつくりあげたNEWS史上最大級にスケールの大きい曲である。曲が始まった瞬間の衝撃の大きさはアルバム中随一とも言え、「そう 我らは四銃士」という短いながら聴き手の耳に良い意味で引っかかりを残していく出だしも計算しつくされている。原曲はラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」であり、クラシック方面にまったく明るくない身としては恥ずかしながら知識的なことはなにもコメントできないのだが、とにかくこれでもかというほど壮大であることだけは強調したい。NEWSという現代のアイドルグループがクラシックと融合した楽曲に挑戦していることだけでも聴きごたえがあるのに、そこにユニゾンからのソロパートという、これまであまり見られなかった歌割りも色を添えている。重厚なクラシックのサウンド、サイバーなアレンジ、NEWSの歌声の3つの要素がそれぞれ反発することなく、むしろそうなることが自然であるかのように重なりあう。ポップでおしゃれでかわいくてかっこいいだけではない、もっともっと多彩な面を見せてくれるNEWSだからこそ成しえた楽曲であることはだれの目にも…耳にも明らかだろう。

「Touch」「NEWSKOOL」と明るくおしゃれな曲のあと、浮き立ちそうな心を一度切り替えさせ、襟を正させる。アルバムの中盤にこの曲があることで全体が引き締まった印象になるので、ともすれば浮いてしまいそうなほど個性の強い曲を逆に生かす曲順にも驚嘆を禁じえない。今回のアルバムの中でも異色でありながら、その異色さをもっとも良く押し出されているのがこの「四銃士」であるように感じる。

 

Track.8  Wonder

どうあがいても特効をド派手にバンバン弾け散らして踊り狂ってほしいしどうあがいてもそういう演出が期待できる一曲。「ロックをやりたい」という手越さんの希望から生まれた曲だそうだが、個人的にはロックに加えメロスピやシンフォニックメタルの空気を感じ取ってとてもとてもテンションの上がる曲である。といってもそちら方面に特別造詣が深いというわけでもないのであくまで印象論にすぎないのだが、特にイントロのどこか底の知れない不気味さを含有するピアノの音色、Aメロの平坦で地を這うメロディー、アウトロでぎゅんぎゅん響くギターと、耳に残るメロディーが非常に多い。気づいたらイントロ→サビ→イントロ→サビ→アウトロと、繰り返し繰り返し頭の中で流れていることもあり、挑戦的ながらキャッチーな普遍性も同時に共存させている曲であることがよくよく感じられる。

音楽的な詳細・解説については「シゲアキのクラウド」でこれでもかというほど語られているが、この曲では「一番かっこいいロックの真似事」を堂々と表現することがテーマとなっている。なるほど確かに、「ロックの真似事」を一番かっこいいステージに引き上げるためにすべてのフレーズに工夫が凝らされている。小山さんと増田さんのラップ、手越さんとしげさんのメロ、高いところから突き落とす、あるいは天にまで突きあげる「Wonder」のインパクトでそのまま連れてくる激しいサビ、幾度もリフレインされる「Wonder」、しなやかなのに加工によって得体の知れなさを付与された、耳に残る増田さんの「Wo wo...Wonder」、それまでの空気を突如断ち切って聴かせる落ちサビ。そこから来るぞ来るぞ、と背筋をぞくぞく這い上がる期待に応えるクライマックスではもうただひたすらに聴こえてくる音を享受することしかできない。一曲の中でここまで多様な表情を見せる豪華さはまさに「世界一かっこいいロックの真似事」と称されるにふさわしい、タイトルがそれを物語っている。燃え尽きるようなジリジリとしたアウトロがいつまでも耳の奥で鳴り響く。

つい数曲前、「Touch」で「君に触れTouch」とやわらかに歌い上げていたのが嘘のように、「Wonder」の「Touch」は力強く男らしい。ふれるなんて生やさしいものじゃない、手のひらいっぱいに力を込めてつかんで離さない。小鳥の羽づくろいと狼の狩りだ。それぐらい両者の「Touch」には天と地ほどの差がある。しかしそれを同じグループが歌っている、このふり幅。こんな贅沢が楽しめるのもアルバム『QUARTETTO』の魅力のひとつだと自信をもって断じたい。

ちなみにどうでもいいが、「We are Fantastic 4」で毎回ジャニーズWESTの「We

 are PARTY MANIACS」を想起してしまう。低音といいあやしげなメロディーといい、どこか似た部分を感じるのだがどうだろう。

 

Track.9  ライフ

凝りに凝った「Wonder」とは打って変わり、飾らないまっすぐさでメッセージを届ける、NEWSがもっとも得意とするジャンルの一曲。「ライフ」、人生・生命を意味する楽曲タイトルの通り、歌詞も生死を綴ったものである。星を「死」の暗喩として使用していたり、「この火が消えるまで 鼓動が鳴り止むまで」といった「死」を連想させる表現だったり、文字だけ見るとどことなく苦しさが感じられるかもしれない。しかし、生あるからこその死、死あってこその生であるように、両者は切っても切り離せない関係にある。すべてのものに影がある、それと同様にすべてのものに死は与えられる。死のない生は生ではない。改めて考えれば当たり前のことなのだが、その当たり前のことを当たり前として歌うこの曲は、対内的にどこまでもしたたかである。「ライフ」のもつしたたかさはきっと聴いた者すべてのしたたかさになる。だからわたしはこの曲を落ち込んだときではなく、元気なときにこそ聴きたいと思う。

ここ最近は星をモチーフにした楽曲が多い印象だが、同じ「星」でもどこか異質なのが「ライフ」の「星」であり、異質であるにもかかわらずなんの異質性もなくアルバムの中に溶け込んでいる。凝っていないように思えて実のところもっとも二面性、意外性がある曲と言えるのかもしれない。

 

Track.10  チュムチュム

NEWSとインドがまさかのドッキングを果たし、聴く者すべての度肝という度肝を抜き去っていく。インド人だけでなく日本人も心底びっくりの究極INDIAソング。究極INDIAソングってなんだろう、といま自分で打っていても一片の疑問が生まれたが、そうとしか言いようがない。特にインドとのタイアップがあったわけではない。

灼熱の太陽と乾いた熱風をここまでリアルに織り交ぜた楽曲、そしてそれをジャニーズアイドルNEWSが威風堂々と歌い踊っていること、なにが起きているのかわからないけれどなにかが起きている。そのなにかとはなにか? 聴けばすべてが実感のもとにご理解いただけると思う。インドのエキゾチックな香りをたっぷり含んだメロディーにJ-POPのキャッチ―さがここまで違和感なく共存できるものなのか、これが世界平和かと、スケールの大きな錯覚を起こしそうになるのだ。一度聴いたら忘れない「チュムチュムINDIA」のフレーズ、メロディー、そして振付。どこをどの角度から切り取っても「チュムチュム」、もう「チュムチュム」でしかありえないほど「チュムチュム」。なぜだか先ほどからなんらの意味もなさない言葉しか述べていない感が否めないが、わたしの言葉のステージではこの曲を言葉でつまびらかにすることは難しい。聴く、感じる、この曲に関してだけはそれがすべてなのだ。

あまりの個性爆発っぷりに本人たちもアルバムに収録する位置に迷ったそうだが、個人的にはどこに置いても個性爆発してしまうのだからあまりそこは気にしなくてはいいのではないかと思う。あくまで個人的な意見だが、「ライフ」からバトンを渡されるこの順番でもやはりどこか浮いてしまっているように感じる。しかしそれでいいのではないか、むしろそれこそがこの曲のもつ唯一無二の個性の表れなのではないだろうか。世界観が独立しているからこそ、なににも邪魔立てされることのないチュムチュムワールドを展開できるのであって、むしろ誇るべきことであろう。チュムだからいいんだ。

 

Track.11  Departure

冒頭からピコピコとしたサウンドがポップで、駆け抜けるさわやかさが際立つ曲。学園ものアニメのOPに合いそうな王道の歌詞、明るく、そしてどこか懐かしさを感じるメロディーはいまや遠い青春のきらめきが思い起こされ、つい口ずさんでしまいたくなる。2番のあとの転調は全体に響き渡る包容力のある増田さんの歌声と、手越さんの「引っ張っていく」伸びやかな歌声の対比が楽しい。それまでのピコピコ感はいったん潜ませ、どこまでも無限に広がっていく青空が眼前に浮かぶ。「Departure」、出発というタイトルの通りどこへだって行ける勇気が心の奥から湧いてくる。

今年2016年はNEWSにとってジャンプの年だと本人たちは言う。その「ジャンプ」の年にリリースしたアルバムの中に、ここまで「ホップ・ステップ・ジャンプ」という言葉が似合う曲が収録されていることも感慨深いものがある。「戻りたい過去など どこにもないから」のフレーズは、明るい未来を見すえて地を蹴って走り出す希望に満ちている。過去には戻れない、ではなく、過去には戻らない。まっすぐな気持ちはきっとなによりも強い。若々しいその感性とともに疾走していくNEWSについていきたいと思えるし、自分が失速してしまったときには手を引っ張ってもらいたいと思うし、一緒に走るのも走っているのを応援するのもきっときっと幸せだ。雲ひとつない青空の下、目指す未来をともに見ていたいと強く思う。

 

Track.12  ヒカリノシズク

この曲に関しては思うところが思いすぎるほど際限なくある。しかし、それらすべてを嘘偽りなく言葉にする勇気をいまだ持ち合わせておらず、かといって下手に取り繕うのも不誠実の極みであるので、ここで語れることはなにもない。コンサートでもおそらく100%歌うだろうが、はたしてそのとき自分が正気でいられるかどうかだけが目下の懸念である。

 

Track.13  LIS'N

毎年激しいダンスが魅力の増田さんのソロ。今年も増田さんにしかできない、つくれない増田ワールドを堂々と提示してくれた。歌詞もメロディーも一瞬一瞬すべてが増田貴久というパフォーマーのために存在する。昨年の「Skye Beautiful」では世界に君臨した神的存在と思われた増田さんだが、 今回はそれを軽々と超えてきそうなパフォーマンスが期待できそうでいまからふるえが止まらない。「watch me」と言われずともwatch youしているのに「watch me」と言われてしまったならもはやこの目まるごと差し出す勢いである。それなのに「包み込みたい 声だけでもそばに」と来るのはとてもずるい。強大な力をもった人の愛が見せる一瞬のもろさにくらくらする。改めて言葉にせずとも、強靭で繊細な表現で、今回も見る者すべてを魅了することは間違いないだろう。

 

Track.14  愛のエレジー

毎年なぜか別れている小山さんのソロ曲。今回は歌謡曲風ということで、懐かしさとともに新鮮さをも感じられる。小山さんの引き絞る歌い方が別れの歌にマッチすることは周知だが、今回も「エレジー」のイ段音が極上にせつない。小山さんの歌うイ段の音がなによりも好きなのでタイトルが「愛のエレジー」と知った時点で期待していたが、期待していた何倍も素晴らしい。何度も聴きたい。

ただ、歌詞を見るにこの主人公の男はなかなかに面倒くさい香りがする。想う女性のことを「あなた」と呼んでいることから、もしかしたら年上の女性に焦がれているのかもしれない。その年上の女性に「意気地なし」となじられ愛想を尽かされたのに、「不器用な男なんだと 知ってたはずだろ」と開き直ってみたり、「いつか戻ってくるだろうと 甘い夢を見て」いたり、もう少し現実を直視する練習をした方が将来的にも良いのではないかと、要らぬ心配をしてしまう。一度男に愛想を尽かした女がその男の元に戻ってくる可能性は限りなく低いのではないかという要らぬマジレスである。

「あなたを死ぬまで愛したい」の台詞の重たさはさておいて、コンサートでのパフォーマンスではきっとまた魔性の魅力で会場の意識という意識を根こそぎ奪っていく小山さんが見られるのだと思うと、いまから空恐ろしくなる。 

 

Track.15  星の王子さま

毎年なんらかのテーマに沿って作られるしげさんのソロ曲。ヴァンパイア→夢の世界の妖精さん(オブラート)→ホテルマンと来て、今年はサン=テグジュペリの不朽の名作『星の王子さま』がモチーフとなっている。昨年、一昨年と英語詞が多かったためか、今年は日本語歌詞にこだわったと本人が言っていた通り、美しい日本語の並びが目にも耳にも優しく、心地良い。『星の王子さま』という物語を「咀嚼・吸収・再生産」することを目指した通り、たんにストーリーをなぞるだけに終わらない、それでいて観念的な部分にとらわれるわけではない、絶妙なバランス感覚で曲が構成されているように感じる。また、ラップやポエトリーリーディングライミング、女性コーラスといったこだわりもそこかしこに散りばめられていて、やわらかながら骨太な聴きごたえのある一曲だと思う。個人的に一番好きなフレーズはラストサビの「いざ進め!」で、無邪気さと芯の強さがシンプルに伝わってきてぐっとくる。

星の王子さまでも飛行士でもストーリーテラーでもない、ほかでもない「加藤シゲアキ」が考え、つくったこの曲を、世界を、わたしはとても愛している。そのことがなによりも幸せである。

 

Track.16  Encore

毎年なぜか別れている手越さんのソロ曲。今回もピアノの美しい旋律にのせて手越さんのピュアな歌声が思う存分に発揮されている。手越さんの歌声が失恋ソングに合うのはきっと、声質的な部分ともうひとつ、心を偽らないこととその意味を声に含めることができるからなのかなと思う。「笑ってよ キスしてよ もう一度」と縋るような歌詞がせつない。未練に心を刺されて苦しんでいる主人公の男性の痛みを、聴き手のものとさせてしまう、同調させてしまう。しかし、シンプルで飾りのない歌だからこそ、その痛みを綺麗に聴かせることができるのだろう。手越さんが歌うこの歌の輝きはどこまでも透き通っていて美しい。

 

 

以上、大変長くなったがアルバム『QUARTETTO』を聴いての個人的な所感である。「4人で奏でる」という一見すると基本に立ち返ったかのように思えるテーマも、さまざまな工夫を凝らした楽曲たちによって非常に深みのある、難しいものとなっている。しかし、自らが設定したテーマを自らで掘り下げ、そして自ら飛び越えていく。いまのNEWSが自信をもって見せてくれる姿にはただただ圧倒されるしかない。このアルバムを引っさげたツアーも2週間後には開幕し、視覚的な演出も加わってくると考えるといまから参加する日が待ち遠しくて仕方ない。きっと昨年同様、昨年以上に、素晴らしいステージを見せてくれるだろうことは、ここで改めて言うまでもないことである。

*1:「世界で一番かっこいいアイウエオ作文」(加藤シゲアキ談)

まいはまい、しかむはしかむ

『そうぶんぜ』

 

2016年3月6日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

「こんばんはNEWSの加藤シゲアキです今週もスタートしましたFMヨコハマSORASHIGE BOOK。いよいよ、今週になりますねアルバム『QUARTETTO』発売。えーメッセージまず読んでいきたいと思います」

〈アルバム発売決定おめでとうございます。私は13歳なのですがテストの結果が良ければ『QUARTETTO』を親に買ってもらう約束をしました。NEWSのためにテスト頑張ります〉

「ということでちゃんみん(投稿者さん)からもリクエストあるんですけども。いやぜひね!え~(笑)、テスト頑張ってね、買ってもらってほしいと思います。あの何回も言ってますけどほんとにあのもちろんポップで、キャッチ―な曲もたくさんある中で、すごく音楽的にも高度なことやってたりするんで、え~新しいNEWSの挑戦感じてもらえたらいいなと思います。ということで聴いてくださいリード曲です、NEWSで、『QUARTETTO』」

 

・音楽部

 アラバマ・シェイクス「Sound&Color」

加藤シゲアキの今週の音楽部。いやーもうちょっと前の話になりますけどねあの~グラミー賞、いろいろと、出ましたね。え~まグラミー賞の結果を僕は正直そんなにあの、ノミネートのときの方がぁ、けっこういろんな曲で、出そろうんで、わりと、あの気にしてるんすよ実際だれが賞獲るかってまあ別にそんなに、僕の中で重きを置いてないんですノミネートの方がけっこう、あのわくわくするんですけど。あとまパフォーマンスがね、いやだってあのー話題になりましたけど、あのデビッド・ボウイ追悼のさあ、ガガさんのね、いやもう愛を感じたよだって、その前にタトゥー入れてるからね脇に!デビッド・ボウイの顔のね。んんまあパフォーマンスも素晴らしかったですし、プロジェクターにこう顔を投影するっていうことやってたんですけど、あれねえ実はまだあれですけどDVDのソロのあの(笑)、あのー『ESCORT』でもソロ曲、MV撮ったときおんなじことやってて、あのー僕の方が先にやってるけど先にやられたという、悔しい思いをしました。あはは!(笑) まったくね、スケール違いますけど。あのーまそれもあったし、一番すごかったのはねあの、ケンドリック・ラマーの、パフォーマンスが、いやもうすごすぎて、ちょっともうついてけねえなっていう、ぐらいの。ぜひね見てない方は、どこかで見てほしいなと思うんですけど。

さそんな中でちょっと話ずれましたけど、ノミネートのときにぃ、あの僕まったくノーマークだった、あのアラバマ・シェイクスというバンド、今日かけたいと思うんですけど。あの~…ま、アラバマ・シェイクス、じつあのー先になにを獲ったかと言いますと、えー、グラミーではですね、受賞した、ノミネートじゃなくて受賞したのはですね、えー、あさんどからーというアルバムが、えー『SOUND&COLOR』というアルバムが、最優秀オルタナティブミュージックアルバム、ロックソング、最優秀ロックソング、最優秀ロックパフォーマンス、最優秀アルバム技術賞ということで、まあ4部門、受賞したんですけど。えーどんなバンドかとぁら言いますと2009年に、アラバマ州アセンで結成されたロックバンドということで、え~まあ、4人組のバンドなんですけど。あのー…実は2枚目のアルバムなんですね『SOUND&COLOR』は。でー1枚目のあの『BOYS&GIRLS』っていうのも、えーグラミー賞で、え~、最優秀ろくおんさ、賞、を獲ったりとか、あの新人賞、最優秀新人賞、楽曲で『Hold on』ていう、1枚目のアルバムの、まあ、曲、とかが受賞してるんでまあ二度めのノミネートということなんですけど。2013年ね。そのときはあんまり僕、気にしてなかったんでしょうねえ全然知らなかったんですよ。で今回まあ、なったんで、そうね、まロックパフォーマンス賞受賞するぐらいだから、歌ってるとこ見たんだけど、ほんっとにこう、なんかエネルギッシュだし、グルーヴが、ぱねぇ!っていう(笑)

あのーもう、極力リズムを後ろで取ってる感じとかがもう絶妙で、うわもうこれ、ライブとかだったらもう、目離せないな!ってぐらいのエネルギーを感じたんですよ。でまあほんとにあの~声もねかっこいいなあと思って、あの僕大好きなね、ジャニス・ジョプリンみてえだなぁと思ったら、あの、ニューヨークタイムズでも、そういうふうにあの…ジャニス・ジョプリンと比較したっていう話とかあるみたいなんでなんか、あながち僕の思ったの間違ってなかったななんて思ったんですけど。えというわけで聴いてください、アラバマ・シェイクスで、『Sound&Color』」

 

・おたより

「シゲの部活ぅ!ということで、え~…あ『BRUTUS』のメッセージね、来てます」

〈『BRUTUS』の森山大道さん特集買いました。まさかの対談に感動。寄稿されていた「写真は僕らの介護士」はタイトルも印象的で、森山さんの写真とエピソードを前に自分の青さを知るという切り口がよかったです。気に入ってる写真集があればぜひ教えてください〉

「好きな写真集かあ。いや、え、言われると全然出てこないけどまああの、森山さんのねエッセイの中にも書かしてもらいましたけど、あの『実験室からの眺め』って僕はあのJALの機内誌がやっぱりほんと、特別な出会いだったのはあるんですけどね、あのま筑摩書房にも書かせてもらった、ぁの森山、あ違う違うえと寺山修二さんの、あの『命売ります』に対する寄稿もそうなんですけどこうやっぱりなにかについて語るっていう、のを、文字でやるのはほんっとに難しいなあと思ってて。書評ってすごい、なんか、不思議だなあと思って人の、文章に対して、ま写真でもそうですけどに対してもう一回自分の言葉で語り直すってことだから、ほんとにまあ焼き直しになってもしょうがないし、いいところ言いながらも自分のなんか、加藤シゲアキがやる意味をちゃんと伝えなきゃなあみたいなことをすごくあの改めて考えさせられたね、お仕事でしたよ。なのでちょっとこうさっきのタイトルなんかでも、ちょっと、あの違和感をね、もってもらえるようなねこう介護士とかっていう言葉とか、でも読んでもらえるとわかるかなあとか思ったり。

あの『命売ります』の方は『命売ります』は敵か味方か、っていう確かタイトル味方か敵かにしたのかな、っていうタイトルにしたんですけど。とかそういうのもちょっと、あのーいろいろとねぇ、あの~最近ちょっと新しく自分の仕事を広げてみて、全然あの(笑)、マネージャーからは、マネージャーわかんないから、やる?やらない?みたいな感じなんですけど、僕はなるべくそういうのおもしろがってやるようにしていてですね。あのほんとにまだまだいろんなエッセイも今年は書いてみたいななんて思ったりなんかしましたねぇ、はいはい。

え~写真の話出たんでもうひとつじゃあ…えーいきたいと思います。部員ネーム、古いフィルムは巻きが強い。ふはは(笑) あなるほど」

〈「シゲアキのクラウド」の、クロス現像したキューバの写真を見ました。あのシアンの出方はクロス現像独特なものだなと興味深かったですが、なかなか行けない場所の写真をあえてクロス現像にしたのはなぜですか?写真屋で働く私には気になって仕方ありません〉

「ほう!写真屋で働いてんですね!あの~そうなんですよ、すごくみんなにも言われたんですけど、キューバやっぱり色が独特だから車だったりとかも。そのー色を、変えたり潰したりすることは、まあ良しとしないでしょうと、普通は。って思ったんですよ僕もそう思ったんですけど、でも、その…キューバの色のある写真はネットを調べたらたくさん出てくると思ったんですよねえ。だし、別に僕も、そのさっき言ったようにまあ『BRUTUS』にも書いたけどまあ、一応ね実際見てるからその色っていうものを、ただ記録として撮るっていう~のも、まあね、全然悪くはないと思ったんですけどそれは携帯でやろうと思ったんですよ。だから携帯で撮ったりしてて、で~フィルムは、もう、なんか、ほんとにあのー思ってもみないキューバと、そこで考えられたらいいかなとか写真の出会いがあったらいいかなとか。なんか最近はもうブレてるものがいいそれこそ森山さんじゃないすけどブレ・アレ・ボケみたいな、なんかちょっとそういうのを、おもしろがりたい、時期、というか、なんかそういうのやるのがやっぱりフィルムのおもしろさかなーなんて思ったのもあって、贅沢にね、ぁの…そうそう贅沢だなと思ってさ色を出さないのがさ、でもそれもおもしろがってやったりなんかしたんすよ。

ほんとね、フィルムってやっぱりお金がかかるし、ほんとに贅沢なね趣味なんですよ。まときどきだからなあと思ってやったんすけど。あのそういうもので、見た人が意外な、ねことを感じとってもらえればいいかなあってなんとなくキューバのイメージのその通りの写真を撮ってもおもしろくないかなぁと思ったのが、事の始まりでございます。えーさ続いて」

〈この前KAT-TUNの中丸くんと田口くんが、昔何人かでハワイに行ったときに「そうぶんぜ」の話でシゲ部長をだましネタばらしをしたときに部長が泣いてしまい、他の人はジャニーさんに怒られたという話をしていました〉

「(笑)」

〈そのときの話を詳しく教えてください〉

「いやもうねめっちゃ覚えてるこれ、そうぶんぜね!あの~僕入って、ジャニーズに入ったのが小6の4月なんですけど、夏にもうハワイ連れてってもらったんですよ。でそこにいたのがまあ、Jr.、東京のJr.5人と、ま関西のJr.5人ぐらいだったのかな?でそん中に田口くんと中丸くんもいて、あと内がいたんですよ、おお、関西の方に。関西組の方で。で~…その内が言ったんだよねなんかこの、流行ってたのかなあそんときに。なんか、この、いまからした話を、なんかね、当てなかったら、死ぬみたいな。あっはは!(笑) いま思えば、そぉんなのぉ、絶対うそなんだけど、そのなんかいま、そんときはもう信じちゃって、けっこうなんか複雑な話なのね。扉を開けて、その頭ん中で、まず思い浮かべろと。でばーっと言っていって、3つたとえば扉があって右の扉をまずあ、どれか開けろとか。でそんな複雑なやつで、でそ、なんか最後にその『そうぶんぜ』ってた、なんか繰り返せと頭ん中で、みたいな話で。で最後に、答え合わせをするんだけどそれが、間違ってたらもう死ぬわけ、でもそんな確立さあ、ほぼほぼ死ぬじゃんみんな!なんだけどおれ、それに、なんか、はまっちゃってで最後の最後、なんかその救いがないのよまったくその、クイズみたいなやつに。半分洗脳だよね。それで、間違ってたじゃあシゲ死んじゃうねみたいなテンションなわけ。でみんななんか、たぶん、みんなでだましてたのかなあ、全然覚えてないんだけど、おれほんとに、その前日かなんかに言われたんだけど、寝ながらもう寝れなくなっちゃってそれ。考えてて。で、どうすればいいのみたいな感じになって内に、もうずーっとそれ言ってて。最後の最後でネタばらしされてその『そうぶんぜ』って逆から読むと『ぜんぶうそ』になると、っていう話を、言われて、もうなんかほっとして、号泣よ。それ笑ってたねーみんな。あのときかな、もうおれが人を信じないと決めたのは(笑) おかげでこんんなひねくれたね、ジャニーさん怒ってたのかなあでも。いや~それちょう覚えてるわぁ内、内この野郎と思ったんだよ(笑) いやかわいかったなあのときの加藤少年。ダメだよ子どもをだましちゃねほんとにも~…いっこしか変わんないんだけどさ。

さあ続いて。ああそうすねジャニーズトーク続いてますけど」

〈私は嵐ファンですが、SORASHIGE BOOKは毎週必ず聴いています〉

「あっそうなんですか」

〈2月25日放送の大野智くんのラジオで、シゲアキ先生の本を「想像をふくらませてくれる」と絶賛されていました。「シゲには言わないんでほしいんだけど」と前置きがあり、「最初に半分読んで、仕事が入って後半はまだ読んでない」「必ず読む」と言っていました〉

「なんだー!なんかすっごい一気に全部読んだみたいなテンションで僕に感想言ってましたけどね!年末に会ったときは。最近も一緒にまた、ま共通のその、スタッフがいてよく飲んでたりもするんですけど、大野くんとも。久々に、2月に会って、ま普通に飲んでて、ぁの仕事の話とかして、いろんなまあ、近況報告だったりこの先の話とかしてて。あぁほらドラマ入るから、その前に飲もうよみたいな、感じだったんですよ。すごいまああのストイックな人だから、実は、ぁの…たぶん、こう、わりとこう、プライベートを断絶して周りとこう役に向き合ったりするんだと思うのね。ま、あとツアーもあったりするしほんとに忙しいと思うんだけど。

で去年、10月くらいにその会をやって、年末にもっかい忘年会やりたいっていう話になったんだけど、まやっぱり年末僕も忙しかったし、もちろん大野くんのが忙しかったと思うし、ていうことがあって、新年会やろうって言ってて。そのドラマ入っちゃうから急がなきゃ急がなきゃってことで2月にそれやったんですよ来週からドラマ入っちゃうって言うから。で、この先のどんなプランですかみたいなことお互い仕事言っていったら、あれ終わったな今年みたいな(笑) 感じになったわけ、大野くんが。これ新年会だけど忘年会だなっていう、2月に忘年会やるみたいな(笑) 僕もでも上半期きっと忙しいだろうな~みたいなことも言ってて、残念ながらね、ちょっと、また、しばらく会えなくなっちゃうなあと思うんすけど。まあちょっとね時間があるときにでもね、また、先輩!そのもう最悪僕は忘年会になったとしても、本は読んでほしいよね、うん。そこを正直に言うあたりがすごく大野くんらしい、思いますけど。

え~~そうっすねあじゃあこれがく、ざっくりいくかけっこう来てたんすけど」

〈小山さんがジャニーズwebで「シゲが本を読むときにクラシックいいよと教えてくれた」と言っていました。部長の読書のときのおすすめクラシックはなんですか?〉

〈小山さんのジャニーズwebで「本を読むとき部長がすすめたクラシックを聴いている」という話がありました。部長もBGMにクラシックを流しているのですか?〉

〈大学の編入試験のため久しぶりに勉強しているのですが、勉強するときにジャズを流すと集中できることに気づきました。部長の好きなジャズ系の曲を教えてください〉

「ということで。え~そうですね、あの、ざっくりいきますね? そうそう小山さんに本読むときなんか良い音楽ある?って言うからあ、クラシックいいよぉって言ったら言葉があると、言葉が邪魔になるし、だからクラシック、小山がねはまってるらしいんだけどなにを聴いてるかはよくわかんないんだよね。たぶん小山もわかってないで聴いてると思うの。これがいちいちショパンだバッハとかモーツァルトだベートーベンだって。わかんないと思うんだけど。

僕はだからねあわりとしっとりしてる方がいいなあと思うんすけどね~でも、なんかなんでも、なんでもいいと思うんだよなぁ。僕わりとあのグレン・グールドっていうピアニストがいて、まちょっと異才というか奇才と言われた、わりと、最近のピアニストがいるんですけど最近でもないか、うん。もう亡くなられてますけどね、ちょっとこう、まあかなりアバンギャルドでクセのあった、えグレン・グールドっていうピアニストの、えーアルバムだったりよく聴いてますね最近は。あと~…あれですね、日本人で言うと小曽根真さんっていうね、え~…ピアニストだよねああそうそうジャズピアニスト、あっジャズだよね、ジャズの話になっちゃいましたけど小曽根ぴあ、あ真さんとかはけっこう、日本人でき、なので聴いてて、え~すごいな~なんて思ったりしますけどね。ジャズで言うともうベタですよジャズはもう、マイルス・デイヴィスジョン・コルトレーン、ん~…ウェス、ウェス・アンダーソンじゃないや、あぇ~ど忘れしたな、ウェス・モンゴメリーだ、ギタリストね。とか、え~歌がた、ときが良い方はエラ・フィッツジェラルドとか、そんな感じかな、ざっくり言うと。

正直僕もジャズもクラシックも全然詳しくないんで、えーざっくり聴いてるっていうね。グレン・グールドがピアノを弾いてるだけでもとの曲はほらショパンだったりバッハだったり、っていう。あとは~だからあのグレン・グールドブラームス弾いてたりとか、するんですよ。だからクラシックって結局曲、は、別に本人もちろんだけど残ってないから、いろんな人が弾いてて、だから正直言えばだれの、なんていう、ものでもいいっていうか。だから知ってる曲が良いのか知らない曲で勉強するかはそれぞれだと思うんだけど。そう僕もだからね聴いてて忘れんだよねこれだれの曲だっけとか、クラシックはほんとに集中して聴かないと覚えられないんだけど、ただまあ、BGMとして聴くにはね、なんでもいいかなあと思いますほら『Qさま』とか出るからさあ、何回か呼ばれたりするからさ人の名前をちゃんと覚えようって思ったね最近け、けっこうあんのよ。クラシック問題とか。あ~出てこねえなあれなんだっけ、いまみたいなさ、ことが起きてくんだよね。ちゃんと人のことを覚えよう2016年、思ってます(笑)」

 

・エンディング

「写真部のテーマは、『ゼンタングル2016』ああ!なるほどね、良い作品はこの番組のブログにアップしていきます部長賞もあるので頑張ってください。いまなんで『ああ、それね!』と言ったのかといいますとね、目の前にすわっているながしまさんが、ステッカーのことふれてくださいと。えー今回の抽選で、え~『QUARTETTO』のステッカーをプレゼントしたいと思います。枚数はいいんですか言わなくて? あっ10枚ね、10名の方に、え~抽選したいと思います一応決めとく?キーワード。じゃあ、最後に、出たから、あっわかった(笑) 『そうぶんぜ』ね!あはは!(笑) ひらがなで『そうぶんぜ』と送ってください。正直『そうぶんぜ』って文字を僕は見たくないんだけどトラウマがあるから。まあでも、ぜひぜひ送ってください」

 

 ○主観

写真の話もそうぶんぜの話も大野さんとの話もクラシックの話もあって今日のシゲ部はもりだくさんだね。幸せだね。

なんか今日の部長の話し方すごいつんのめってたというか、前のめりぎみというか、転んではないんだけど3歩歩くたびに小石につまずいてるみたいな話し方で聴いててちょっと微笑ましかった。たぶんそれだけ話したい話したいっていう気持ちが先行して頭の中で言葉がものすごい速さで飛んでってるから、その速さに口がついていけてないのかな。部長のそういうところすごく好きだし、だから部長の話聴くのは楽しいし満たされる。なにかとてもしゃべりたがっている人の話を聴くのは楽しい。その気持ちを感じてこちらまで引っ張られるように楽しくなってくる。幸せだねぇ。

止まらない歯車

手越祐也28歳になってます』

 

2016年3月1日放送●KちゃんNEWS

 

・オープニング

小「3月に入りました!あったかい日も増えてきましたゲストはこの方手越くんです!」

手「全力ぅ~でぇ~!水素水を飲んでぇ~!あったか↑いんだからぁ~!

小「おまえいまさ始まる前のテンションとさ(手「なに(笑)」)いまおれが手越を紹介したときのスイッチすごいな!」

手「あそうすか(笑)」

小「おまえのやる気スイッチほんとにあるな!」

手「あそうっすか(笑)」

小「すごいなぁ!」

手「そうすかぁ?」

小「びっく(手「あそう」)、なに水素水なんか飲んで!」

手「そう水素水あったか↑いんだか…どうすか(笑)」

小「あったかくないじゃんそれ、なんなら冷たいじゃんそれ」

手「もいいの、そういう概念でおれ生きてないの」

小「そういう概念で生きてない」

手「あったかいと思ったらこれもあったかくなったの」

小「なったのね(手「そうなの」)、まいいけど別に(笑) びっくりしたでしょいま、ガイさん」

手「はっは(笑)」

小「今日手越ちょっとあの疲れてるのかなと思った瞬間にさ、すごいねやる気スイッチが」

手「疲れることないからちょも若干胸筋が筋肉痛~!(笑)」

小「なんなのほんとに…いちいち胸筋指差しながら!」

手「そうですよ」

小「伝えてくれるけど」

手「わかりやすいでしょ」

小「さあ先週ね、出演したまっすーからメッセージが来ております」

手「なにそのそんな、そんな、そんな形式あんの」

小「そうなのよ、いまねめ、あのーリレーで、回ってますから。『最近ファッションが変わりましたが、正直僕増田のファッション意識しましたよね』ということです」

手「なるほど~!答えは、ん、ノーです」

小「ノーですノーいただきましたぁ」

手「え~~すいませんねぇこれは」

小「おおでもファッションは変わったよね手越の」

手「変わったね」

小「絶対ドクロ着ないでしょ」

手「最近着てないねぇ」

小「なぜ着なくなったんだっけそれ」

手「女子受けが悪いからだよ

小「そこなんだよな~!」

手「うん、それだよ」

小「それなんだよな~!理由」

手「それしかないよおれだからタンクトップもやめたし(小「そうだな~」)、じゃらじゃらするのもやめたし」

小「シンプルなったもんね」

手「ちょうシンプルかも」

小「でも、ドクロで集めてきちゃったわけだから、すごいあるじゃん家に」

手「うん」

小「どうすんの」

手「いま寝てる」

小「寝てんの(笑) そいつぃぇい、呼び起こすことあんの」

手「ないと思うよ」

小「じゃほんとにドクロとなったわけね?もう、もう絶対に使わない」

手「本物のドクロになった、屍になったよ」

小「もうね(笑)」

手「彼らは屍になった」

小「そういうことでしょ?」

手「そういうことです」

小「ということはだよ?まそれをさ、後輩たちに…」

手「まあそれもアリだよね」

小「譲っていくべきじゃないかな」

手「もう全然あ、♪テーレレレテーレレレテーレレレテーレル~ルルル~」

小「ねえなんの音なのなんの音なのなんの音なの」

手「ドラクエの死んだとき(笑)」

小「(笑) ドクロからきたのね」

手「そうです、そうです(笑)」

小「きたきたきた!」

手「(笑)」

小「そうだって手越がさぁ、を尊敬してる京本くんがさ、舞台あるでしょ」

手「ああ、みたいね今日もおれ雑誌見た」

小「雑誌見た(笑)」

手「うん」

小「行ってあげたら喜ぶんじゃないの、ナイショで行けよ!」

手「あ言わずにね?おい」

小「言わずに」

手「楽屋で待っとこうか」

小「あおれのパターン!おれのときもそうだった千秋楽終わって楽屋帰ったら手越がおれの椅子に座ってたんだからびっくりした」

手「そうそのパターンでいくか」

小「それいいじゃん!」

手「そうね、うんうんうん」

小「それちょっと、もしまあ、時間があったらね」

手「時間があったら行こっかなーまあ」

小「じゃここで1曲いきましょう、NEWSで『Touch』!」

手「あ~さわらないンで♡」

 

・手越の運命の歯車

小「手越の運命の歯車~!」

手「ワ~歯車ー!はぁみがきぃ~おはじきぃありがとうございます(笑)」

小「どういうことどういうこと」

手「わかんない(笑)」

小「ねえ『は』から始まるだけの言葉言うのやめて」

手「ぁいそうです、ええありがとうございます」

小「全然関係ないから」

手「ええ」

小「さあどこかで運命の歯車が噛み合って、いまラジオ聴いている、ま~人たちとね?め、巡り会うかもしれないと」

手「あー当たり前じゃないすか」

小「可能性ゼロじゃないからね?」

手「この前僕宇佐美貴史ガンバ大阪の選手子どもを抱きに大阪行ってきたのよ」

小「うん」

手「1か月半の、子どもカワイ~ほしい~!だれかつくって~!」

小「それやめなさい(笑)」

手「なにがなにが(笑)」

小「やめなさい」

手「なにが(笑)」

小「奥さんきれいなんだよねー」

手「きれい!いやほんとちょー子どもかわいくて、おれ、改めて子どもっていいなって思っちゃった」

小「いや~~そう、同級生なんだよね奥さんがね」

手「うん」

小「そうそうそう」

手「そぉねえ!」

小「までも宇佐美選手いまもう大活躍ですけどね」

手「そうだよ!子どもをパワーにしてさ」

小「すばらしい~」

手「おれも子どもほしいナ~!」

小「わかったやめなさいっつって」

手「あー!ンンあ~!」

小「まいりますよー!新潟県のぷにぷにさん」

手「ぷにぷにしてあげる♡」

小「(笑) 聞けよ!!

手「すいません、すいません(笑)」

小「話を聞けよ!!

手「スマンスマンスマン(笑) すまんすま~ん、あぁ!えぶり♪ ありがとうございます(笑)」

小「おぉい」

手「ありがとうございます」

小「聞けよぉ!!!!

手「あはぁ、えぶりぃ♪ ありがとうございます(笑)」

小「その繰り返しをやりたいわけじゃないんだよ」

手「そうですか」

小「いいんだよ、いい?」

手「はい」

 〈ギャップがある女の子とそうでない女の子どっちが好き?〉

手「あギャップがある女の子とギャップない女の子?どっちでもいいね!」

小「どっちでもいい(笑)」

手「ええ(笑) あのほんとに」

小「いやだから手越さんだったらSそうに見えてMだった」

手「うんうんうん」

小「Mそうに見えるけど実はSだった」

手「うん」

小「じゃこれだったらどっちが好きですか、Sそうに見えた子が、実は、」

手「あ逆逆、逆逆」

小「あっMそうだった人が、逆にSだった方が、ぐっとくるのね」

手「ぐっとくる、すげー興奮する」

小「でもMそうな子に、だからなんかこうガッと強く言った場合、いやいや待てと、あっちガッとくるわけだよね」

手「うん」

小「ってなったときには手越は勝てないやつだよね」

手「勝てない」

小「もう、自分が、Mになるしかないもんね」

手「も絶対服従なっちゃうやつ」

小「そうだよね、でもそっちのがいいんだ」

手「うんそっちのがいい」

小「わかんないね…」

手「ハッハー!!」

小「手越さんはSに見えて、あちがMに見えて、Sっぽい子の方がいいという」

手「ギャップで言うならね!」

小「ギャップで言うならね」

手「あ~」

小「さ続きまして」

〈変顔してと言われたとき、全力でする女の子と恥ずかしがる女の子、どっちが好き?〉

手「ウィ~~~~~!!! 迷う~~!!!

小「(笑)」

手「迷う~~~!!!

小「それどうなのその~、どっちよ?」

手「たとえばぁ!飲み会だとしたら(小「はいはいなんで飲み会なの、うんうん」)、全力でやってくれる子の方が飲んでて楽しいなと思うかもしれない」

小「まそうだよねぇ」

手「ただ、彼女にしたいなあとねらってる子だとしたら、ちょっと、ギリギリで止めてほしいなって思うところはある正直」

小「そのさ、彼女にしたいなと思う女の子がさ、なかなかのクオリティの変顔をするとするじゃん」

手「うん」

小「それちょっと引くの?」

手「んぁ~引いちゃうかもしれない、もしかしたら!(小「これってさけっこう」)たとえばこんぐらいでしょ?」

小「ぃやめろぉ!やめろよ!!

手「(笑)」

小「おれにしか見えない顔でやめろよぉ!!

手「たとえばこんぐらいでしょ(笑)」

小「みんな!!とてつもなくコワイ顔してるよ!!

手「こん~ぐらいのことされたら、若干引いちゃう可能性はある」

小「すごい、いやだからさこれ女の子にとっては、すごくいい、アドバイスになると思うんだよね」

手「そうね」

小「たとえば変顔してっていう振りは、男の子からすると、ほんとに変顔してくれと言っているよりは、ちょっとくだけたかわいい顔が見たいってことなんだよね」

手「そうそうそう、それは言えてる」

小「だからマジで受け止めて変顔しちゃうと、いまみたいに、手越みたいに引かれちゃうパターンもあるから」

手「あとわりと女の子ってさあ、女の子同士のプリクラ変顔とか撮ったりしてんじゃん、あれもおれわりと引く」

小「すっごいもんね」

手「わりと引く」

小「こう、わかるわかるわかる(手「わかる?」)、すごい言うこと」

手「その女の子だけの、笑いをつくっちゃってる感じが引く」

小「ああ~そうね」

手「違う違うもっと笑いってもっと広いもんじゃんって思っちゃうわけよ」

小「(笑) 女の子同士の」

手「その、身内、みおれ、おれわりと女の子同士の身内受け引いちゃう」

小「あ~~でも、わかる!」

手「わかる!」

小「うん」

手「なんかおれ前ね、友達~の会話でなんかう、こう女子同士が、あのなんなんかで、カフェかなんかで隣の女の子同士が会話してたのよ」

小「はいはい」

手「で、ふたりでワァ~!!ってめっちゃ受けてんの」

小「うん」

手「で気になっちゃってちょっちょっとま失礼だけど覗いたというか耳を傾けたのよ」

小「聞いたのね」

手「したらなんかいま短い動画を撮れるようななんかあれアプリがあるんでしょ?」

小「はいはいはい」

手「それの、そのアプリの名前を連呼しながらナントカダンジダンドゥダンドゥみたいなリズムにのせて」

小「おお(笑)」

手「ふたりがなんかこう、動画を撮ってんだけど、おれ申し訳ないけどマジおもしろくねんだ、それ」

小「(笑)」

手「マジおもしろくなかったんだよ!」

小「まあ、でも、そっちで成立してることだからね?」

手「ぜんっぜんおもしろくないわけ!」

小「うん」

手「もうほんと、小笑い、より下なのよ」

小「(笑)」

手「レッドカーペットで言うとだ」

小「言うとだ(笑) レッドカーペットで言う必要ないけど、うん」

手「なのにその子たちは身内受けで受けてんだけど、まいいのよふたりが幸せなら、ただその~レベルで笑ってしまうかなみたいな身内受けおれわりと引いちゃう」

小「それをなにカフェで君は、見てたのかそれは」

手「そう、わ~おもしろくねえじゃ~んって思いながら」

小「まだからその身内同士だから成立しちゃってるやつだもんね~」

手「やっぱりせっかくならどの飲み会、どの、グループの話に持ってっても受けるような話を用意してほしい」

小「(笑)」

手「身内受けじゃなくて」

小「きびしいね!」

手「(笑)」

小「これ手越さんの前では下手にボケれないよこれ」

手「いるじゃぁん女子って!」

小「うんわかるわかる」

手「身内で流行ったコールが、」

小「わかったっつんだよ!!!

手「全部で流行ってると思うなみたいな」

小「わかったっつんもわかった伝わったんだよも」

手「(笑)」

小「わかったつぅんだようるさいこの人はもほんとに、オッケーだねこれもう」

手「ええ」

小「え~~このお送りしてきた、あの~このコーナーなんですけど、今度から4月からちょっと番組の方針として、もふつおた、もうほんとにフリートークをたくさんしていこうということでどんどんコーナーをね、最終回にしていってますので」

手「あっ運命の歯車終わっちゃうんだ!」

小「これで最終回になりますので」

手「あ早めの(小「でも」)、早めの、打ち切り!」

小「打ち切りではないのよ(笑)」

手「8話打ち切りぐらいでしょこれもう!」

小「いやいや(笑)」

手「これもう主演女優男優がひやひやするぐらいの打ち切りだよこれ」

小「うるさい」

手「これは」

小「急に」

手「これはトラウマになるぞ!打ち切りは!もうこれは次に主演の話が来たときにもうトラウマになってるよ」

小「うるせー!!!!

手「(笑)」

小「以上手越の運命の歯車でした」

小・手「(笑)」

 

・慶一郎の部屋

小「慶一郎の部屋ぁ!」

手「お邪魔しま~~~(小「どうもぉ!」)~~す!どうぞ」

小「すぐ入ってくるからな」

手「ええ(笑)」

小「さあまずはNEWSのアルバム『QUARTETTO』が来週か!3月9日にリリースされま~す」

手「おおすんごぉい」

小「ね~、ということで、まあ手越さんとこの話してませんから、ま今回『QUARTETTO』いろんな曲入ってますけれども」

手「はい」

小「聴きどころ見どころという感じで…どうです手越さんとしては曲、なんか一曲挙げる、となるとなんか、なんて言ってるの、最近の取材では」

手「いやもうそれはもう僕はその臨機応変で変えてますよ」

小「あ変えてて偉いね」

手「あの隔たりが出るでしょおれが『Wonder』好きすぎるって言うと僕のファンは『Wonder』を大好きになって他の曲を好きにならない可能性があるからいろんな媒体いろんな媒体によって僕は好きな曲を変えてます!」

小「(笑) 対策とってんだね」

手「ええ、さ僕はですねじゃ今日はなににしましょうと申しむぁすと!」

小「なんで立ったんだよ、立ったのと、おまえ、さ、おれと、おれから取った紙、おまえの目の前にあんだよ」

手「あほんとだ(笑) すいません(笑)」

小「あんだよ~」

手「人のね庭は良く見えますね~うん~~えぇっと『Departure』にしようかな」

小「『Departure』にする?」

手「ええ」

小「『Departure』を、」

手「僕はやっぱり海外のロケ多いじゃないすか、したらやっぱとりあえず『Departure』を探しますから」

小「それ言いたいだけ(笑)」

手「そういうことです、以上です」

小「薄いな曲の情報が!」

手「ええ以上ですね」

小「そうかい!までもバラエティーに富んでるでしょ?」

手「いや僕好きなのよなんと16曲!」

小「(笑)」

手「すごいね」

小「ソロ曲も『Encore』入ってますから」

手「はい」

小「ねえ手越さんの」

手「聴きましたよ『愛のエレジー』も」

小「あほんとですか」

手「あzoppさんなんだね!作詞が」

小「そうzoppっぽいでしょ聴いたら」

手「あ確かにzoppっぽい」

小「『Encore』も聴きまして」

手「あほんとすか」

小「でもねいま僕、ほら手越も言ってたけど車の運転しながら聴くでしょ全部」

手「うん聴く聴く聴く」

小「おれも聴い、わりとやっぱね」

手「なんか、おれいまぱっと4つ見て、『愛のエレジー』、おれ、し、『星の王子さま』だけおれメロディーいま出てこない」

小「あ~~そうだね」

手「独特じゃん、で増田さんの『LIS'N』♪~(鼻歌)でしょ?」

小「(笑)」

手「ごめんね?おれ覚えてるから、曲」

小「偉いね(笑)」

手「でしょ?」

小「すごいね」

手「けっこうわりともういま、いっぱい聴く期間に入ってきちゃってるから、ライブ前で」

小「そうだね、まあでも、ねけっこう近くなってきてるから、あr、ある意味ではこの曲を歌い慣れなきゃいけないっていうね(手「そうなのよ」)、作業がね」

手「そうそうそう」

小「出てきてますからぁ」

手「もうこっからはもう、身体に入れてかなきゃ。自然に歌詞とさ、踊りが出てくように」

小「ほんとそうよ」

手「うん」

小「さそいて3月26日からスタートするわけですけど(手「あ~すごい」)、札幌からね、始まって~…手越さんどうですかライブに向けてというのは、今回のライブいままでとこれが違うバッツンいくよっていうのなんかありますか」

手「えいままでこれが違う、手越祐也28歳になってます」

小「おっとぉ!え?あそうだね」

手「ええ」

小「それはそうだよないまなんか」

手「前回27歳のおれ!」

小「うん」

手「いま今回、唯一変わったところ、28になった」

小「ちゃん、ちゃんとなんか言え!ちゃんとなんか」

小・手「(笑)」

手「え?や、いやわかんないけど!ああの。今回はさ、あのよりファンの子の近くに行けるなっていう喜びがある」

小「あ~まそうだねステージにいてもそうだしそうだね」

手「いろんな意味で、はい」

小「うんうんうん」

手「しかも札幌!大阪静岡福岡名古屋、宮城広島東京ドーム、えーラスベガスソウル、ジャカルタ!」

小「いやいやジャカルタはかなり難しくなってる」

手「あほんとですか(笑)」

小「ジャカルタの前も難しそうだけど、そうだな」

手「あほんとですか、ええ」

小「いつか海外もね、行きたいね」

手「行きたいよぉアジア行きたいよもっと言ったらヨーロッパも行きたい!」

小「行きたいねえ~」

手「うん」

小「じゃまずはこのツアー乗りきりましょうね」

手「はい、頑張りますよ」

小「ええ、じゃここで一曲いきましょうNEWSで『QUARTETTO』!」

手「よ゛ん゛

 

・エンディング

小「さもうお別れですけれども~」

手「たっく~~ん」

小「なんでだよなんなの(笑)」

手「別れたって意味ですね」

小「(笑)」

手「わかんないのほんとに想像力が豊かな人じゃないなあなたは」

小「うるっさい(笑) いらつくわ~」

手「ふふ(笑)」

小「イライラする!え~ひとつお知らせなんですが(手「なになに?」)、来週はアルバム『QUARTETTO』のリリース週ということで、オリジナルステッカーを40名様に!」

手「うわ~~!!」

小「プレゼントします!」

手「すご40!」

小「来週のKちゃんNEWSもぜひお聞きください!」

手「ぜひぜひ40!」

小「番組ではみなさんからのはがき、メールをお待ちしております。ガールズトーク・妄想Kissシチュエーション・シゲアキ先生の人生の法則・ますおこ・しげほめ・世間が増田についてきた(手「ああ」)・ふつおたもお願いしまぁす。はがきの方は郵便番号105-8002(手「歯車がないぃ」)、文化放送(笑)(手「いない、歯車がぁ」)、前向きな終わりだからね、前向きな」

手「あそうですか」

小「レコメン火曜日KちゃんNEWSの係まで。じゃ最後にね、あのー運命の歯車終わっちゃうんで」

手「終わっちゃったな」

小「あのー運命の歯車を、こう期待していた子たちに、最後に手越さんのね、こう~安心させるような言葉で」

手「わかりました」

小「出会えるかもしれないから」

手「そうそうそう」

小「そういうことをあの想像しながら、言ってほしいなと思います。お相手はNEWSの小山慶一郎と」

手「手越祐也でした!」

小「じゃお願いします

手「あのさあ、今日でこの運命の歯車終わっちゃうけど、やっぱりちょっと、寂しいでしょ?でも、あのひとつだけ、言わしてほしいのは、まこの先さあ、みんなとおれがこう日常生活過ごしてて、ほんとに交わるときあるかもしれないと思うの。おれ思ってるより、めっちゃ甘えるから、いっぱい甘えさせてね。だからいまは、キスだけで、待ってて♡(チュッ) センキューソーマッチ」

小「(笑) あざした(笑)」

 

○主観

女子の身内ノリに厳しい手越さんもめっちゃおもしろかったけど今回小山さんがいつもよりもアグレッシヴでそっちの方に意識をもっていかれてしまった。小山さんがうるせーとか言うのすごい好き。今回は手越さんもしょっぱなからテンション振り切ってたし小山さんもおもしろかったし、聴きながらめっちゃ声出して笑ってしまう回だった。元気出た。

運命の歯車終わっちゃうの!?って思ってたら他のコーナーも終わっちゃうみたいな流れでけっこうショック…しげほめ…しげほめもなくなってしまうんだろうか…世界から光が失われてしまう…ガイさんのTwitterで歯車的な話題もふつおたへ~みたいなツイートあったけどそれならコーナーなくす必要ないのでは??と思わずマジレスマンしてしまいそうになった。番組の方針ならどうしようもないけど、ふつおたでもふつおたじゃなくてもけっこうみんなフリートークに発展してってるしなくさなくてもいいと思うんだけどな~。まあ、春からもKラジはきっと毎回のようにおもしろいんだろうからそれならそれでとても嬉しいんだけれども。でもしげほめ……しげほめがなくなったらしげほめを求めるしげ担の生霊がそこかしこに跋扈しそう。

What is what you look at?

『自分らしさってなんだろな』

 

2016年2月28日放送●SORASHIGE BOOK

 

・オープニング

「こんばんはぁNEWSの加藤さんです!え~今週もスタートしましたFMヨコハマSORASHIGE BOOK。2月最後の放送です。えぇ先週ね、ソロ話するってゅってね、しなかったこの、するする詐欺をですね今回は反省し、オープニングで(笑)、少し、えー話したいと思いますメッセージたくさん来てますね」

〈部長のソロ曲はタイトル通りサン=テグジュペリの『星の王子さま』がモチーフとなっているそうですね。部長がどのように「再生産」したのか、曲はもちろんコンサートでの演出も楽しみです〉

〈ソロ曲が「星の王子さま」に決まったと聞き、日本語版・英語版・フランス語版を買ってきました。フランス語は読めないのでまずはフランス語から勉強します〉

「すごいな!」

〈「星の王子さま」を1か月間読み続けたと聞き、ソロ曲にこんなにこだわるのもシゲアキ王子(「やめてくださいね(笑)」)しかいないと思いました。わたしも今日から1か月間読んで楽しみにしています〉

「いやそんな、そこまで熱心に勉強しなくても(笑) 16歳でねえ!まああの、でも、まあ、クラウドにも書いた、ジャニーズwebのクラウドにも書いた通りですけど、まあソロ、アルバム制作っていう話があって。いつもちょっとギリギリになっちゃうんで少し早めに準備しようとは思っていて、あの~年末ぐらいから、年末じゃないか、秋ぐらいから、ソロのことはぼんやり考えてたんすよ。で~ま曲は作ってて、特にモチーフも決めずギターでぽろぽろ作った曲がまあったりとかもしたんだけど、まあなんかディレクターと話しててこれをソロでやるのもねーみたいな話とかになったりとかしてる間に、まあそっかそうだよなやっぱり…でライブの方向性もや、なんかにゅーら、NEWSらしいものをやっぱより届けたい、方がいいよねとだから、なんつの、マニアックにいきすぎないみたいなこともさ、話していたりとかした中で、なにが一番なんか自分らしく~逆に僕のことを知らない人でも僕のことわかってもらえたりするようなソロになるかなあなんて、思ったりして。

それで~あの…まいろいろ考えてるときにビビットの絵本特集のロケに行ったときに、ま『星の王子さま』を見かけて、あっ星の王子さまね~!と思って。『星の王子さま』~…おもしろいかもなあとちょっと思ったんすよこれだなっていう。で映画も、映画になったりするし、そのときまあいまもうしましたけどリトルプリンス。ん~なんかあの、逆にまあそんな簡単に手を出していいものかわかりませんけどね、と思いつつも、ちょっと、改めて読み直してみよーみたいな気持ちになって、でまあちょっと読んでたらまあす、こんな話だったっけって思うぐらいすごいね、あの不思議で幻想的で…なんか、あの~やっぱりさ、『大切なものは目に見えない』みたいな名言ばかりがね、それすごい、すごい素晴らしい名言ですけど、ことばかりが前に先立っちゃってこの、物語の流れとかっていうのが、あんまり実はちょっとまあ語りづらいと思うんですけど。ん~そういう作品だったっていうこともあって僕もいっか、すごいよ、楽しく読んだんですけど、一回目、じゃあ、なんかこう消化しきれないというか、これはすごいなと、改めて読んでみるとすごく不思議で独特だけど、なんかこう、深い話を、あの…すごく、わかりやすい言葉で語ってくれてるんじゃないかサン=テグジュペリは、っていう話を、してずっと読んでいましたね。

んで~それで『星の王子さま』にしようと、最終的にもいろいろ思ったりしながら、まず~っと読んでて。っていう流れが、まあそれで、ディレクターに、『星の王子さま』、でやろうかな~って言ったらいいじゃんってノッてくれてです。まあの、実際にある書物から同じタイトルでっていうことになるといろんな権利の問題もあったりするんでね、まあ、著作権はもうすでに切れているんですけど、本人の。ま役だったりとかいろんなちょっと部分の、せ、ちょっとこう調整もあったりして、いいのかな~なんて思いつつも、まあいけそうだっていうところでちょっと歌詞作り始めて。なんで年末からもう作り始めていたり曲も作んなきゃいけないからね曲はまあ別で、まずメロだけ作って、で~それでアレンジ作ってもらってからまあ、あとから、ちょっとこう歌詞を考えていったり、メロディーを変えたりしたんですけど。

あの~そんなこんなでまあキューバでも書いてましたし、あのここでもソロできてないねっていう話はしてましたけど、ほんとギリギリまでね、レコーディングギリギリまで、自分でいいわけだからさ歌詞作るの、ギリ、その当日に考えたりも、するし。今回、レコーディング中にやっぱ歌詞変えようかなって言って変えた部分もあったりとかして。ほんとにあのー…最後の最後まで、ちょっとこだわり、作りっていう感じで、やらしてもらいました。あのー…まあそのクラウドの中でも言いましたけど、焼き直ししてもしょうがないじゃないすかあらすじを追った歌詞にしてもしょうがなくて、最初そうなってたんですよ危ない危ない!と思っておれなにやろうとしてんだみたいな、ことで、なんかやっぱり自分なりの?まあ、『咀嚼・吸収・再生産』っていう言葉で、表現さしてもらいましたけど、あのそれをすごく、意識して。自分が言いたいこと、をちょっとこう~『星の王子さま』とリンクさせて、て~ちょっと作ってみようみたいな気持ちで、やりました。

今回そういうこともあって逆にまあ、もともとはねフランス語ですけど、いつもより日本語多めで、それでも英語はありますけど日本語多めで作ったりとか。すぅごくあの、言葉に、こだわって、いままで以上にやった曲になりましたので、楽しんでもらえると嬉しいなと思います長くなりましたねオープニング。えーというわけで今週も30分よろしくお願いします!そんな『星の王子さま』も収録された『QUARTETTO』から、えー聴いてください、『QUARTETTO』」

 

・音楽部

黒猫チェルシー「グッバイ」

加藤シゲアキの今週の音楽部!え~今週の1曲ですね。え~~…黒猫チェルシー、かけたいと思いますまあ黒猫チェルシー知ってる人多いかなあと思いますけどね。

えくr黒猫チェルシーですね、2016年2月3日に『グッバイ』という2ndシングルを、えー発売したんですけども今回ぁの、レーベルを移籍して、ソニーに、1曲目の。まソニーミュージックアソシエイテッドレコーズからソニーミュージックに変更、するってことまソニー系列の中で移動したってことなんだよねつまり。ま移動してえ~レーベルは、移籍後初のシングル『グッバイ』、をえ~発売しました。

黒猫チェルシー、知らない方のためにまず言いますとぉ、え2000…7年か、に、えー地元神戸にて結成したバンドですね。え~僕わりと、いろんな番組で見てたんですけど、え~。日本テレビのえー『乙前』という番組、に地元のライブハウスの推薦で出演したっていうことなんですね。えーで、わりとそのへんのときにこう注目されて高校生とかだったんですよ、たぶん18か、で、ぼ、まあ3つし、年下ってことになりますけど大学生ぐらいのときにうわかっこいいな~!という、高校生でこんな勢いのあってもうなんか、こういう言い方もさんざんされてきたと思うんですけど和製ブルーハーツだったり、ちょっとRCサクセションの匂いもするような、パフォーマンスを、高校生で、しかもそれがかっこよく見えるのはすげえな!と思って。なんかほんとに、こうパンクに愛された感じっていうか、ちょっと印象を受けてたんですよ。

で~そんな、まボーカルね?渡辺大知さん、えーいきなりですねえ、オーディションん中から抜擢されてですね、『色即ぜねれいしょん』っていう映画に出たんですよこれあの田口トモロヲさんの。僕これ観たんですけどもうすごいお芝居も上手で、なんだろ、やっぱねパフォーマンスがやっぱすごい上手い人なんだと思うんですけど。そんなこんなでいまね渡辺大知さんはむしろあのー役者としてね、だそ役者としてしか知らない人も多いと思うんですよねこないだ『まれ』も出てたわけだから、実際、シングル出したのも、その2ndって言ってるけど2011年の『アナグラ』からだから、5年ぶり?ほぼ。4年、は、4年ぶりぐらいかなだいたい、の、なんですよ。だから、まアルバムとかは出したりしてましたけど音楽的な、活動はこのバンドという意味ではディスコグラフィーとしてはそんなに、してなかったことになるのかなベストとかは出てるけど。

まライブとかはたぶんやってらっしゃると思うんですけど、活動してると思うんですけど。そういうわけでですねぇ、すごく久々に僕は今回その~シングルを聴いたわけですよ。したらね、なんかね、おとなんなってたのすごい。なんか、味わい深い、そのやっぱりギターとかもさギャンギャンギャンギャンさ、なんか、音鳴らしてるっていうか叫んでるわけですよあの~ギターとかも。まドラムもそう、なんか鳴らしてるって感じだったのよ、叫んでる、感じ?だったんだけどいまはなんか歌ってるんですよね~その歌、歌以外のギターとかぁ、いろんなほかのベースも、ドラムも、ぁの、歌ってるなっていう、それがすごい、まもちろん25歳なんでまだまだ若いとは思うんですけど、あ、なんか、おとなになってる!みたいな。味わいが出てる深みが出てるみたいな、でもそれでいてやっぱメッセージはシンプルだったりするところもやっぱり、あのすごく、ま好感がもてるって言ったらおこがましいですけど、あのーやっぱ好きだなあ~黒猫チェルシー、いいなあって改めてちょっと思ったりしました、うん。

でもなんかこう歌う歌とかさ失恋の歌、だったりとかさ、するところもさ、非常に良かったりしますよ、うん。そうすね言葉選びもやっぱりこう~…きわめてさ、難しい言葉選ばずにあえてわかるように、わかりやすい言葉を選びながらもだからこ、さ、難しいわけじゃんそういうのをさ、シンプルなことをやるってことが一番。まそれが伝わってくるしねえなんか、やっぱす、こ、お芝居とかやった、経験とかも、こういうこと言うとあれですけど、生きてるんだろうなあってこうちょっと思ったり勝手にね、偉そうですけど思ったりしますよほんとに。えー黒猫チェルシー大好きなバンドなんで、これからも、応援してます!はい、というわけで聴いてください、黒猫チェルシーで、『グッバイ』」

 

・おたより

 「シゲの部活ぅ。え~…そうですねあの、ジャニーズwebのクラウドに、最近ずっとキューバの写真を上げていたんですけど。そのリアクションが来ていたりするんで読んでいきたいと思います!」

キューバの写真見ました。生活音が聞こえそうだったり歩いている人にも味があったり、古い映画の世界に入り込んだみたいです。古いフィルムを使ったから現像が大変だったそうですが、古いフィルムを使うと現像にどんな違いが出るのですか?〉

キューバでの写真を見て、「クロスプロセス現像」が気になったので調べてみました。発色が良くなるものの仕上がりの予測が難しいので現像してくれる所が少ないそうで、具体的な現像方法がよくわかりませんでした。私も少しカメラをやっていますが部長の足元にも及びません〉

「そんなことないですよ」

〈部長の撮る写真が大好きです、これからも応援しています〉

「嬉しいね~こう言ってもらえると。え~というわけでね、今回その~話したかな前もキューバで、写真すごい撮ったんですよ100、60枚ぐらいかな。だ撮ったんですけど、まもちろんね、全然、ぜんっぜんブレブレもあって、フィルムだけでそれはあの、LEICA、なんで、普通の36ミリのフィルム、36枚hか、うん、のと、え~……あのーブローニーっていう12枚の、ちょっと、だからおっきいフィルムをね、持ってって、ハッセルブラッドっていう、僕『閃光スクランブル』のときに、持ってたりしたやつですね、ので、写真撮ったりしてたんですけど。

あの~~まず、くろせすぷろす、クロスプロセス現像っていうのは、まあわかるかな~フィルムにはざっくり言うと2種類ありましてですねカラーフィルムには。ま普通のネガっていうものと、ポジっていうこと~なんですけど。あの、まあま、ここの話はまいいかな調べてもらった方がいい、ポジの方がまあちょっとこう、綺麗に出るってことかなざっくり言うと、鮮明って感じで。まネガはまいわゆる普通の、フィルムって感じですネガの方がま安くてノーマルでって感じですけど。この、ふたつの現像の仕方は違うんですけど、それを、プロセス、だからポジの、にはポジのプロセスがあって、ネガにはネゴのプロセスがあって、現像するんですけどフィルムを、それを、クロスさせるわけですよだから、つまりポジティブ、ポジ、フィルムを、ネガ、の焼き方にする、でネガをポジにするどっちでもクロスプロセスって言うんですけど、それをやると、さっき言ったようにねその、色、が、変になるわけですよ。いまでもねみなさん実はこれ知らないって言ってますけど、某スマホを使うとですねフィルターにですねクロスプロセスって入ってたりするんですよクロスなんちゃらとかクロスフィルターとか、あると思うんですよ。そういうイメージ、ですね。たぶんあるはず。

でまあ確かにその予想できないんですよどの色になるか、し、あるでしょ?そうなのよ実はみんなし、使ってたりするんですよね~。意味をねちゃんと調べた方がいいんじゃないかなと。あ、そんなこんなででもねこれたぶん、その、確かに、やってくれる現像所は少ないし、あの、めんどくさいからね。あとけ、たぶん、たぶんだけど現像液がたぶんダメんなったりするかな一回で。だからたぶん高いんですよ。まそんなこんなも贅沢してんのは、まあ、僕撮るタイミングそんなないんで、たまにと、たまにはちょっと奮発してやってみたりとかしてるっていうことと、まあ実際写真を撮って普通に綺麗な写真ができてきてもつまんないんですよね絵葉書みたいで。だから、なんかハプニングが起きるのを、旅行みたいな感じで願って撮影してたりするんで、なんか、逆に言えばああもうダメでもいいかなと思ってんですよね現像、して変になっても。っていう気持ちで撮ったりしてたんで、ちょっとこういうこと試してやってたりしたけど。

なんかね僕のはネガをポジでいくと青くなる、んですよね僕のやつは。でポジでやるとなぁんていうか、まあ、ちょっと古い感じのね、フィルムのイメージになるっていうところとかで、もうひとつ来てたのは、えー『古いフィルムだから現像が大変だったそうですが古いフィルムを使うと仕上がりにどんな違いがあるのですか』。なんかね、粗い感じになんのかなってちょっと勝手に思ってたわけよ。だから冷蔵庫にずっとフィルムを入れてんだけど、ま数年前のやつだともう、賞味期限も、あるんですよね。切れてるし、乾燥しちゃうわけだからその、フィルム、が、まあちょっと歪んだりとかしちゃうんだろうけど。それこそ森山大道さん、噂でね?森山大道さんが、あえてフィルムを劣化させて写真を撮ってるみたいな、話をむかーし聞いたことがあったわけですよ。いろいろやって、劣化させて。わざと劣化させてってことだと思うんだけどで僕もそれをイメージしてちょっとあえて古いフィルムを取っといて、やってみようと思ったわけ。

結論から言うと、ただめんどくさいだけだった。画に違いはないし、古いフィルム使うと、フィルムが乾かしてる段階でまが、曲がっちゃうんだって、カーニングっつって。カールしちゃう。だからそれを伸ばすので、すごく時間がかかる。一回曲がったものを伸ばすから。で結果的にそのー映像、画面としては写真としてはなにもこう、特殊なことが起きない、から、ただお金がかかって時間がかかって、なにも変わらなかったから、そのーまお世話になってるその現像所の方、とかカメラマンの人にね、これからは、新しいフィルム普通に買おうね(笑) 使おうねって言われて。で森山大道さんにだから対談をしたときに、聞けばよかったなと思ったんだけど、森山大道さんの写真ってやっぱ古いフィルムのさ白黒の、カタい写真のさ、色調が、イメージだったんだけど、聞いたらさいまデジとかでも全然撮ってるし、蜷川実花さんもさあ写真の色味をいじってるように、まそういうときもあるんだろうけど、思えるけど、どっちかって言うとやっぱりその切り取ってる、場所なんだよね。その注目してる、だから普通ノーマルで、蜷川実花さんが普通に花みたいななんもかけずにね、フィルター、やっぱりそれが蜷川実花さんになるし、白黒で、森山大道さんが写真撮ったら、それはやっぱり森山大道さんの写真になるわけよ。だからなんかね、まおれクロスプロセスで遊んでたり、劣化させて撮影したけど、最終的にはねえやっぱり、自分らしさってなんだろなっていうところを、すごく、まいい意味で癖っていうかさ、切り取るその自分らしさっていうものが、やっぱりその本人の、オリジナリティにつながってくんだなってことをね、改めて実感させられましたね、うん。

ほんとにあの、まデジ、でもなんかやっぱりフィルムが好きなんだけど、別にだからデジに、デジはデジで使うけど、まやっぱりフィルムは、好きだなって改めて思ったけど、ちょっとねこう~写真に対する考え方がこう、年明けてから変わったし、うん。これからもまた写真撮る機会があればガンガン、撮ってきたいな、旅行行きたいなってすごい思いましたね。はい、長々と、え~わ、カメラに興味ない方からしたらね、知らんがなって話だったと思いますが。最後の曲で~すぅ、NEWSで、『FLYING BIRD』」

  

○主観

星の王子さまほんと楽しみ…しげ部長のソロっていつも部長らしさというか、らしさというのともちょっと違うんだけど、作詞や作曲を自分でやってるから以上にしげ部長にしか出せないんだろうなっていうなにかを随所に感じるから好き。あと今回のソロ、『星の王子さま』のような、どこから見ても不朽の名作と言われる作品をモチーフにするのってものすごい賭けだと思うんだよね。その作品の認知度が高いほど、思い入れの強い人が多いほど厳しい意見も出てくるかもしれない。それでもあえてそこに挑戦する気概が本当にかっこいいし、そんな有名作品を「らしさ」でもってどんな世界にして見せてくれるんだろう。想像もつかないけど想像もするだけでドキドキする。早く聴きたい。

クロスプロセス現像の話、聴きたかったから嬉しい!『BRUTUS』のエッセイもそうだけど部長の写真話ほんとに好きなんだー特に写真は視線を共有できるような気がして、見るときはとても緊張する。そういうの抜きにしてもキューバの写真すごく綺麗だったし額に入れて壁に飾りたい。またちょっとずつでいいからクラウドとかで見せてほしいな〜。